新しい年になり、これから年度末へと向かっていきます。
そうなると新生活へと向けて色々と準備をすることが多くなってくるのではないでしょうか。
そのひとつとして「引越し」というものがあると思います。
進学や就職、転勤をきっかけに引越しをする方は多いかと思いますが、引越しに向いている日と向いていない日があるのをご存じでしたか?
実は「縁起のいい日」と「縁起の悪い日」があります。
今回はそんな引越しに関する縁起について、いくつかご紹介をしていきたいと思います。
引越しに縁起のいい日や引っ越しに縁起の悪い日とは
カレンダーには六曜(ろくよう)というものが書いてあります。
みなさんも一度は見たことがあるでしょう。
現在は月曜日から日曜日の七曜ですが、明治よりも前には先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口といった六曜が使われていました。
といった順番で1週間、これが5回繰り返されると1か月とされています。
そんな六曜がなぜ引越しに関係してくるのかというと、六曜には吉と凶が定められているからなのです。
そのため今でも冠婚葬祭の際には縁起のことを考えて日程を決めている方も多くいらっしゃいます。
一般的に引越しに縁起がいいとされている日は、
・大安(たいあん)
・天赦日(てんしゃにち)
などがあります。
逆に縁起の悪い日には、
・友引
というのが有名ですね。
これらのいわゆる「六曜」で縁起がいいとされている日と悪い日がなぜいいのか、なぜ悪いのかを説明していきたいと思います!
引越しに縁起のいい日
六曜の中で一番縁起がいいとされている日は大安です!
そして、引越しだけではなく結婚式といったお祝い事をする日に選ばれやすくなっています。
大安の次に縁起がいいと言われているのが友引です。
ただし友引はお葬式には向いていないと言われています。
しかし、友引であっても昼の時間帯以外は吉とも言われています。
朝から引越し作業を始めて、昼に休憩、午後にまた作業を再開するなら友引の日で縁起がいいと言えますね。
先勝の午後の引越しは凶と言われています。
なので、午前中のうちに引越しを終わらせると何も問題はありません。
昼前ではなく、朝から引越し作業を始めると午後までには作業が終わるかもしれませんね。
余談になりますが、大安の日の引越しは縁起がいいとされているので人気があるため、引越し料金が少し高くなる可能性があります。
そして大安に引越しの見積もりをお願いしても混雑していて断られてしまう、という場合もあるようです。
そんなときのために、大安以外の日に引越すときの対策法があるので、それらも後ほど紹介していきます!
引越しに縁起の悪い日
縁起が悪いというのは日にちだけではありません。
実は、1月5月9月の引越しも縁起が悪いと言われています。
これは元々仏教の生五九祭が関係しています。
今までのをまとめると、一番縁起が悪いとされるのは1月5月9月の仏滅と赤口となります。
実際は仏滅は縁起が悪いとは言い切れません。
そして赤口も午前11時から午後13時まで吉とされています。その時間帯以外は全て凶となっています。
仏滅は「一旦物事が滅びて新しく物事が始まる」という「仏滅」でもあります。
そのことを考えると1月5月9月の赤口の、午前11時から午後13時以外の時間帯が縁起の悪い日と自然と考えられます。
先ほども紹介はしましたが、友引はお葬式に向いていない日として縁起があまりよくないと有名です。
友引は「友人に不幸なことが及ぶ日」とされています。
しかし元々は「勝負事は何事も引き分けになる日」「何事もなく平穏に終わる日」という意味があります。
「平穏に終わる」ということから、引越しは友引にするのも縁起がいいと言えます。
しかしそれでも時間帯によって吉と凶が分かれます。
それを考えて引越し作業をすると何事もなく平穏に終わらせられるかしれませんね。
引っ越しにおすすめの時間帯はいつ?
本当ならば縁起のいい大安での引越しが理想的ですが、スケジュールや料金の影響で大安に引越しできない可能性もありますよね。
そんなときにはどの日がいいのか、そしておすすめの時間帯はいつなのかも気になりますよね。
ここで曜日ごとに縁起のいい時間帯を紹介していきます!
先勝 | 午前中と18時から夜の時間帯は縁起がいいとされている。 (午後14時から18時は縁起が悪いとされている) |
友引 | 午前中と夕方以降の時間は縁起がいいとされている (昼の時間帯は凶とされている) |
先負 | 午後からは縁起がいいとされている (午前中は縁起が悪いとされている) |
このように縁起のいい時間と悪い時間があります。
なので引越しのスケジュールはこれらを踏まえて、考えてみてもいいかもしれませんね。
引っ越しが縁起日じゃない日の対処法
どうしても引越しが縁起日でない日になってしまうということもあるかもしれません。
縁起日を選びたくても、仕事や引越しをお願いする業者さんとの都合が合わない場合もあります。
もしかしたらあまり縁起のよくない日の引越しが決まったときにはどうしたらいいのか、対処法はあるのか、気になりますよね。
ここからはそんな縁起日でないときの引越しの対処法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
玄関に盛り塩を置く
玄関に盛り塩を置くことで何か問題が起こってしまうことを防いでくれるでしょう。
引越し前の縁起のいい日に少し荷物を運んでおくのも対策になりますが、盛り塩はこれと同じくらいの効果があるとされています。
縁起のいい日に少しだけ荷物を運び入れておく
先ほども言ったとおり、縁起のいい日に荷物を運び入れておくことも対策となります。
引越し先の鍵をあらかじめ貰うことができた場合には、荷物を運んでおくことができます。
そして引越し当日に時間帯を考えて残りの荷物を運ぶことでしっかりと対策ができます。
神社で参拝やご祈祷をする
縁起といえば神社での参拝も十分に効果があると考えられます。
実際に家に近くにあるお寺や神社にはその地域一帯を守っているという考え方もされているので、そこで参拝を済ませて縁起をよくするということが可能です。
もし引越し前に時間があるようでしたら、一度引越し先の近くにあるお寺や神社で参拝してみてもいいかもしれませんね。
荷物を運ぶ順番
実は荷物を運ぶ順番にも縁起が関わってきます。
そのひとつとして、仏壇や神棚の例が有名かと思います。
前の家から仏壇や神棚を運ぶときには一番最後に運び、引越し先には一番最初に運ぶのが縁起がいいとされています。
これは参拝の対処法と同じように、神様に守ってもらうという考え方です。
神様や仏様に見守ってもらいながら引越しをすると失敗がなく、縁起がいいものになっていくようですよね。
もし仏壇や神棚がある場合はこの方法も実践してみてください!
まとめ
ここまで、引越しで縁起のいい日と悪い日、その対処法などを紹介してきました。
これから仕事での転勤や進学のための引越しの準備が必要になってくるでしょう。
そんなときに参考にしていただけたらと思います!
縁起のいい日には安全に、縁起日でないときでも怪我等がないように無事に引越し作業ができるといいですね!
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