いよいよ本格的な冬、到来ですね。
大人の私達ももちろんですが、子供の皮膚の乾燥も気になる季節ですよね。
過酷な乾燥期の冬は、肌の水分量不足からうるおい不足に陥り、外的刺激から守る肌のバリア機能も低下しがちです。
とくに子供の場合、大人の肌と比べて水分を体内にとどめる働きが未熟なので、ちょっとした刺激に敏感に反応し、炎症や痒みといった肌トラブルにつながることがあります。
しかし子供は自分で肌の潤いを保つよう意識することができません。
乾燥肌によるかきむしりによって肌荒れをしてしまうこともあります。
そんな時に市販の保湿クリームを塗ってもいいのか、ひどい場合は病院に行ったほうがいいのかどうか悩みますよね?
そこで、
✅子供の乾燥肌によるかきむしりに市販薬を使ってもいいのか?
✅子供の乾燥肌のかゆみを和らげる市販薬の選び方
✅かゆみを和らげる市販薬クリーム
を徹底調査しました。
子供の乾燥肌に悩んでいる方は必見ですよ!
子供の乾燥肌によるかきむしりに市販薬を使ってもいいの?
子供の肌は皮脂の分泌量が少なく、皮膚も大人に比べて薄いため、肌が乾燥しやすいです。
乾燥肌になると、ホコリや衣類の擦れ、気温の変化にも反応して、かゆみや湿疹を引き起こしてしまいます。
かゆみが酷く、掻きむしってしまうことで感染症などになってしまうこともあります。
乾燥肌にならない為に、日ごろから保湿クリームなどでスキンケアすることが大切です。
でも、子供を乾燥から守るため、どんな保湿クリームを使えば良いのでしょうか?
ドラッグストアなどに置いてある市販薬はどんなものを選べば良いのでしょうか?
一般的に、大人の湿疹に使える市販薬の多くは、子供の湿疹にも使用できます。
ただし、商品によっては対象年齢が設定されている市販薬もあるため、購入する際は商品の説明欄を必ず確認することが必要です。
しかし赤ちゃんの湿疹に使用できる市販薬は、子供に使用できる市販薬とは別になるので気を付けましょう。
また、子供の湿疹は、細菌・ウイルスなどによる感染症のおそれもあります。
・湿疹ができてから3日以上経っても改善しない
・湿疹に発熱・倦怠感などをともなう
・患部に水疱(水ぶくれ)、ひどい腫れ、灼熱感、疼痛がある
・家族や周りの人にも同じ症状が出ている
・かき壊して化膿している
また、繰り返す湿疹はアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状のおそれも考えられるため、一度医師の診察を受けるのが適切です。
子供の乾燥肌のかゆみを和らげる市販薬の選び方
ドラッグストアなどで乾燥肌のかゆみに効く薬を選ぶ場合、種類が多くて困りますが、そんな時は薬の成分に注目して見てみましょう。
まず、シンプルにかゆみを抑える効果がある「抗ヒスタミン成分」の「ジフェンヒドラミン」や、患部の治りを助ける「トコフェロール酢酸エステル」などが配合されたものがおすすめです。
効き目が強過ぎるのでは?と心配な場合には、赤ちゃんでも使用できる薬を選びましょう。
次に、さらにかゆみに伴って湿疹などが出てしまった場合の薬です。
湿疹が出てしまった場合は、炎症を抑える成分である「ウフェマナート」「グリチルレチン酸」や荒れてしまった肌を治す「ビタミンB2」などの成分が含まれているものがおすすめです。
子供の乾燥肌によるかゆみを和らげる市販薬クリーム5選!
かゆみに効く市販薬
ポリベビー
赤ちゃんから大人まで広く使用することができる塗り薬です。
かゆみを抑える抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミンや、細菌の感染を防ぐトリクロロカルバニリドを配合されています。
天然成分由来のサラシミツロウ配合で、肌を保湿しながら乾燥肌を改善してくれる効果があります。
湿疹に効果がある市販薬
イハダ プリスクリードAA
目元や口元など皮膚の薄い場所にも使用できます。
炎症を抑えるウフェナマート、患部の治りを助けるトコフェロール酢酸エステルが配合されています。
また、素肌と同じ弱酸性なので子供にも安心して使用することができます。
ユースキンA
肌の新陳代謝を助けてくれるビタミンB2や炎症を抑えるグリチルレチン酸などが含まれており、肌荒れ全般に使用することができます。
特に、乾燥肌を治す市販薬としては有名です。
保湿効果がある市販薬
アロベビー / ミルクローション
ホホバ種子油、シアバター、オリーブ果実油など天然保湿成分を多く配合した高保湿処方のオーガニックベビーローション。
伸びが良いので顔や全身に使えます。
メルシーケア / 薬用保湿乳液
水分の保持力に優れた保湿成分セラミド、ヒアルロン酸を配合した、ベタつきのない乳液。
角質層に水分をしっかり蓄えてくれ、乾燥や肌荒れを防いでくれます。
子供の乾燥肌によるかきむしりに市販薬を使う上での注意点
一般的な乾燥肌用の市販薬の多くは、子供の乾燥によるかきむしりにも使用できます。
ただし、商品によっては対象年齢が設定されている市販薬もあるため、購入する際は商品の説明欄を必ず確認することが必要です。
また、かゆみがひどくなって子供に赤みや腫れのある湿疹ができている場合は、ステロイド成分が配合された市販薬を使用するのもひとつの手段です。
ステロイド成分には炎症を鎮める働きがあり、赤み・腫れ・かゆみ・痛みといった症状を総合的に改善します。
ただし、子供の場合は副作用が生じやすいので、使用できるステロイドの強さに注意が必要です。
ステロイドの市販薬は、作用が強い順にストロング>ミディアム>ウィークの3つのランクに分かれています。
目安として、1歳以上2歳未満の子供はウィーク、2歳以上から12歳まではミディアム以下のステロイドを使用するとよいです。
どんな症状でも子供に市販薬を使用する場合は、必ず保護者のもとで行うのがよいですね。
✅市販薬を5〜6日間使用しても症状が改善しない場合は、薬の使用を中止して医師、薬剤師または登録販売者に相談する。
✅ステロイド成分が配合された薬は、5〜6日間使用しても症状が改善しなければ病院を受診する。
✅薬を使用して赤みが増す、ピリピリするなどの症状が出たら使用を中止して病院を受診する。
といった判断も必要ですね。
まとめ
子供はなかなか自分の症状を伝えるのが難しいものなので、そばにいるお父さん、お母さんが注意して子供の乾燥肌を防いであげたいですよね。
一度かゆくなってしまうとなかなか辛いので、是非そうなる前に防いであげたいものです。
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