日本のお菓子は世界中で人気ですが、特に中国人観光客の間では「日本でしか買えない」お菓子が大人気なのをご存知ですか?
私の中国人の友人たちからも「日本のスーパーで売っているお菓子が羨ましい」という声をよく聞きます。
そこで中国ではなかなか手に入らないけれど、中国人が喜ぶ日本のお土産や、私が実際に中国人の友人に贈って喜ばれたお菓子、中国のSNSで話題になっている日本限定のお菓子を7つ厳選してご紹介します!
中国人観光客がお土産に求めるポイントとは?
まず、中国人観光客が日本のお土産に求めるポイントを理解しておきましょう。
中国人の友人や中国から訪れた観光客の方々と話をしていて気づいた、重要な4つのポイントをご紹介します。
品質の高さ&日本製品への信頼感
中国では「日本製」というだけで品質の高さが保証されたも同然と考えられています。
特に食品については、原材料の厳選、製造過程の衛生管理、味の一貫性などが高く評価されているんです。
例えば、私の上海出身の友人のリュウさんは「日本のお菓子は甘さが控えめで原材料の本来分かるところが好き。添加物も少なく安心感がある」と話していました。
パッケージの美しさとギフトとしても高評価

実は中国では「面子(メンツ)」が重視される文化があるんです。
そのため、お土産は見た目も重要!
日本の美しいパッケージデザイン、季節感のある包装、高級感のある仕上げなどは、贈り物としての価値が高まります。
北京から来た留学生の王さんは「日本のお菓子は包装が美しいので、開ける前から特別感があって嬉しい。そのまま友人や家族にプレゼントできるのが良い」と言っていました。
SNSに映える
日本で”映える”と言ったら、インスタグラムですが中国ではWeChatやWeiboなどのSNSがよく使われています。
珍しいお土産は写真を撮ってSNSで共有することに価値があって、特に若い世代は「誰も持っていない」「珍しい」商品を好む傾向があります。
上海でインフルエンサーをしている友人の張さんは「日本のユニークなお菓子の写真を投稿すると、『どこで買えるの?』というコメントが必ず付く。みんな日本でしか買えないものに憧れている」と教えてくれました。

それだけ、日本のレアなお菓子は人気なんですね~。
中国では手に入らない希少性がある物
最も重要なのが「中国では買えない」という希少性です。
同じブランドの商品でも、日本限定フレーバーや限定パッケージは特別感があります。
「中国でも買える普通のポッキーよりも、日本でしか売っていない限定フレーバーの方が断然喜ばれる」とアドバイスしてくれました。
それでは、これらのポイントを踏まえた上で、実際に中国人に人気の高い日本のお菓子を見ていきましょう!
中国で買えない日本のお菓子!中国人に絶大な人気を誇るレアなお菓子7選
定番中の定番!キットカットの限定フレーバー
中国でもキットカットは販売されていますが、基本的にはオリジナル(チョコレート)味のみなので、日本の多様なフレーバーは中国では入手困難なんです。
特に中国人観光客に人気なのは「抹茶」「いちご」「日本酒」などの日本らしいフレーバーですよ。

中国では考えられないような抹茶味やわさび味が面白い。家族や友達と分けて食べるのが楽しい。
SNS映えする見た目が可愛い!東京ばな奈
「見ぃつけたっ」の可愛いキャッチフレーズで知られる東京ばな奈。
バナナカスタードクリームの優しい甘さが中国人の口に合うのと、何より可愛らしいパッケージと形状がSNS映えすると人気のお菓子です。
中国では模倣品が出回ることはあっても、本物の東京ばな奈は入手困難なんだそうですよ。

可愛くて味も優しくて、同僚への配り土産として大人気。パッケージを見せるだけで『あの有名なやつ!』と盛り上がる。
高級感あふれるパッケージ!白い恋人
北海道土産の定番「白い恋人」は、そのシンプルで上品なパッケージと、ラングドシャクッキーとホワイトチョコレートの組み合わせが絶妙な逸品ですよね。
高級感のあるパッケージは贈答用に最適なうえに、賞味期限が比較的長く、日持ちするのも海外へのお土産として重要なポイント!
中国では正規の白い恋人は販売されていないので、人気なのも分かりますね。

パッケージが高級感あるので目上の人へのお土産に最適。会社の上司に持って行ったら、『これが噂の白い恋人か』と喜ばれた。
伝統と革新が融合!和風フレーバーのポッキー
中国でもポッキーは販売されていますが、フレーバーの種類は限られていて、日本の和風フレーバーは中国では珍しく、日本らしさを感じられると大人気なんです。
日本限定の和風フレーバーは特別感があって、特に抹茶、きなこ、黒ごまなど、中国では見かけないフレーバーが人気です。

中国のポッキーは甘すぎる傾向があるけど、日本の抹茶ポッキーは苦味と甘さのバランスが絶妙。職場で配ったら『どこで買ったの?』と聞かれまくった。
インスタ映え間違いなし!萌え断スイーツ 生どら焼き
最近中国のSNSで話題になっているのが「萌え断(断面萌え)」スイーツです。
中でも生クリームがたっぷり入った生どら焼きは、その断面の美しさから大人気!
断面の美しさはSNS映えするだけでなくて、日本の繊細な和菓子文化を感じられます。
また、中国では本格的な生どら焼きはほとんど見かけないのも高ポイント!

WeChat(微信)に投稿したら、『どこの店?』『日本に行ったら絶対買う』とコメントが殺到した。見た目も味も特別感がある。
健康志向の中国人に人気!黒糖系和菓子
健康志向の高まりとともに、中国では「黒糖」は健康的な甘味料として注目されているんです。
沖縄の黒糖ちんすこうや黒糖わらび餅などは、「体に良い」イメージと美味しさで人気ですよ。
さらに、日本の黒糖製品は品質が高くいだけじゃなく、パッケージも美しいので、健康意識の高い友人や年配の方へのお土産にも喜ばれています。

母が健康に気を使っているので、添加物の少ない黒糖のお菓子を喜んでくれた。『日本のものは安心』と言って友達にも分けていた。
日本の技術力の結晶!冷凍しても美味しいモチアイス
最後に紹介するのは、日本独自の食感を楽しめる「モチアイス」です。
特に雪見だいふくのような、もちもちの皮で包まれたアイスは中国人観光客に大人気♪
もちもちとした食感と冷たいアイスのコントラストは日本ならではの味覚体験です。
中国ではこのような食感の商品はまだ少ないので、「日本の先進的なスイーツ」として注目されています。

中国ではこういう食感のアイスはあまりない。特に抹茶味の雪見だいふくは友達の間で『日本に行ったら必ず買うべき』リストに入っている。
お土産選びのコツと注意点
ここまで中国人に人気の日本のお菓子を紹介してきましたが、お土産選びには以下のポイントも押さえておきましょう。
中国への持ち込み制限に注意!
中国には食品の持ち込みに関する制限があります。
特に次の点に注意しましょう。
■乳製品:一部の乳製品は規制の対象になることがあります。
■個数制限:同一商品の大量持ち込みは、転売目的と見なされる場合があります。
基本的には工場で密封された菓子類は問題ありませんが、最新の規制は変更される可能性があるので、中国大使館のウェブサイトで確認することをおすすめします。
賞味期限と保存方法に注意
お土産選びでは、賞味期限にも注意が必要です。
①白い恋人、キットカット、ポッキーなど常温で保存できるものを選びましょう。
②冷蔵が必要なものは特に要注意です!当日か翌日に食べる予定の場合のみ、生どら焼きなどの生菓子を選ぶようにしましょう。
③モチアイスなどの冷凍品は特殊な保冷バッグが必要ですね。

中国への移動時間も考慮して、なるべく日持ちするものを選びましょう!
コスパの良い購入場所は?
同じ商品でも購入場所によって価格が違ってきます。
■空港の免税店:種類は限られるますが、まとめ買いで免税になることもあります。
■観光地の専門店:限定パッケージなどが手に入ることも。
■一般のスーパー:最も安価に購入できることが多いです。
■百貨店:高級感のある包装サービスが受けられることもあります。

時間に余裕がある場合は、観光地ではなく一般のスーパーでの購入がおすすめです。
相手別おすすめの組み合わせは?
お土産を渡す相手によって、次のような組み合わせがおすすめです。
■家族向け:健康志向の黒糖和菓子+地域限定キットカット
■友人向け:SNS映えする東京ばな奈+和風ポッキー
■上司・目上の方向け:高級感のある白い恋人+老舗和菓子店の商品
■同僚への配り土産:個包装のキットカット
2025年最新トレンド注目の新商品!
最後に、2025年現在、中国人観光客の間で特に注目されている最新商品をご紹介します!
地域の素材を活かした新ブランド
日本各地の特産品を使った新しいスイーツブランドが続々と登場しています。
たとえば、
■京都府の「抹茶テリーヌ」
濃厚な宇治抹茶を使ったなめらかなテリーヌです。
■北海道の「白いプリン」
風船に入った北海道産の生クリームと牛乳だけで作られた純白のプリン。
■沖縄の「紅芋タルト」
鮮やかな紫色の沖縄産の紅いもを使ったこの商品は、濃厚ないもペーストとタルトの絶妙なコラボレーションを楽しめますよ。
思い出に残る日本のお土産選びを!
日本のお菓子は、その品質の高さ、美しいパッケージ、独創的な味わいで、中国人観光客に大変喜ばれます。
特に「中国では買えない」という希少性は、お土産の価値を高める大きな要素ですね。
私の中国人の友人たちが特に喜んだベスト3は、
①季節限定の抹茶キットカット
②東京ばな奈
③黒糖わらび餅
皆さんも、日本らしさが感じられる「レア」なお菓子を選んで、大切な人に喜ばれるお土産を持ち帰ってくださいね。
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