ひな祭りに何を食べますか?
みんなはひな祭りに何を食べいるのか気になったので、ひな祭りに食べたい食べ物ランキングを調べてみました。
さらにひな祭りに食べる食べ物の意味や由来、主菜は何にしたらいいのかお悩みの方に向けて、ひな祭りレシピをご紹介します!
ひな祭りの献立に悩まれている人は必見ですよ♪
ひな祭りに何食べる?ひな祭りに食べたい食べ物ランキング!
ひな祭りのメニューとはいっても、ちらし寿司やてまり寿司、お赤飯、春の食材を使った煮物など様々ですよね。
株式会社紀文食品が2019年に集計したアンケートでは、半数近くの人がちらし寿司を食べ、30%の人がはまぐりのお吸い物を飲むと回答されてます。
(調査対象は、娘や女の子の孫がいるご家庭の20~60代の方で、複数回答してもらった調査です。)
ではランキングを見てみましょう!
1位はダントツの「ちらし寿司」です。
2位には「まぐりの潮汁」
3位は0.1%差で「はまぐり以外のお吸い物」
4位は「巻きずし」
5位「赤飯」
となっています。
やはりひな祭りの日は「ちらし寿司」をたべるご家庭が多いのですね。
ひな祭りに食べる食べ物の意味や由来
ちらし寿司
ひな祭りの料理と言えばちらし寿司と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ランキングでもダントツの1でしたね。
ちらし寿司の「寿司」は「寿を司る」という意味があるので、お祝い事や祭りごとによく用いられていました。
見た目も華やかで、縁起もよく、みんなで食べられることからひな祭りを祝う食べ物として定着していったと考えられています。
ちらし寿司には縁起が良いとされている食材を多く使っています。
「れんこん」は、先の見通しが良く、災難に見舞われないように
「まめ」は、「豆で健康に生きられますように」
「しいたけ」は、元気で頑丈な体になりますように得
と願いが込められています。
ハマグリのお吸い物
はまぐりは1対の貝殻である2枚貝です。
対の貝でないとぴったりと合いません。このような特性を生かして、平安時代では「貝合わせ」という遊びが流行っていました。
はまぐりは対の貝殻しか会わないことから貞操を象徴しており、「良縁に恵まれ、一人の男性と仲睦まじく末永く暮らせるように」という願いが込められています。
てまり寿司
ちらし寿司と同様に、ひな祭りに食べたいメニューの一つですね。
てまり寿司は昔ながらの由来はありませんが、ひな祭りに飾る「つるしびな」のてまりは縁起がいいものとされています。
また幼子の遊び道具として親しまれてきました。
ひなあられ
昔、野山や海辺へ出かけて、ひな人形に春の景色を見せてあげる「雛の国見せ」という風習がありました。
その時、春の食材を使ったごちそうと一緒に雛あられを持っていたのが始まりとされています。
この雛あられは、外でも食べやすいようにと菱餅を砕いて作ったとされています。
菱餅
菱餅はひな人形へのお供え物です。
女の子の代わりに災いや厄を引き受けてくれる人形たちへの感謝の思いを表すために、菱餅を飾るようになりました。
もともと菱餅のルーツは古代中国で、母子草のお餅を食べて「母と子が健やかに暮らせますように」と願いを込めていました。
それが日本ではよもぎ餅になり、白やピンクの色も増えたとされています。
餅が菱型なのは、魔除けや子孫繁栄の力があるとされているためです。
・ピンク 魔除けの桃の花を表したもの 魔除けを願う
・白 厄除けの純白の雪 純潔を願う
・緑 草萌える大地 子孫繁栄、長寿を願う
昔は、ピンクの餅には解毒作用のクチナシを用い、緑色には造血作用のあるよもぎ、白は血圧を下げる菱の実を使用して作られていました。
すべて女性の身体を考えて使用されている食材ばかりですね。
昔から娘を思う親心が込められています。
桜餅
桜餅は、江戸時代にお寺の門番がお墓参りの人々をもてなすために提供したものでした。
本来はひな祭りとは関係なく深い意味もないようです。
ではなぜ、ひな祭りに桜餅が食べられるようになったのでしょうか。
諸説ありますが、「ピンク色と緑の色合いが春らしい」とか「5月5日には柏餅を食べるから」ということからのようです。
白酒
もともと、桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花を浸した酒である「桃花酒(とうかしゅ)」を飲む風習がありました。
江戸時代ごろからは白酒が好まれるようになり定着しましたが、アルコール入ったお酒なので子供達には飲ませられませんね。
子どもたちには米麹で作ったノンアルコールの甘酒がおすすめです。
ひな祭りの主菜はなににすればいい?
ひな祭りメニューと言えば、ちらし寿司の主食とはまぐりの汁物、菜の花の和え物などがパット思いつきますよね。
しかし、メイン料理になると悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
主食のちらし寿司は、ボリュームもあってとても華やかだからメイン料理は張り切らなくてもいいように思いますが、せっかくのお祝いごとなので張り切りたいですよね。
いくつかおススメレシピを掲載しますので参考にしてみてくださいね。
ひな祭りのメインメニューとしてよく食べられているのが、
・から揚げ
・天ぷら
・つくね
・肉巻き
・エビ料理
・鯛料理
のようです。
天ぷらは春の食材を使ったり、海老や鯛はお祝い事に欠かせないですよね。
それでは、上記以外のメインメニューのおすすめレシピをご紹介します。
鯛のアクアパッツア 春野菜添え
・鯛(切り身も可) 2尾
・あさり 200g
・たけのこ 100g
・プチトマト 6個
・アスパラガス 2本
・スナップエンドウ 6本
・菜の花 1/2束
・黄パプリカ 1/2個
・にんにく 1かけ
・オリーブオイル 大さじ2
・白ワイン 大さじ2
・水 100ml
・塩コショウ 適量
① 野菜は食べやすい大きさに切る。ニンニクはみじん切りにする
② 鯛に塩を振り、良く刷り込む。あさりはしっかり砂出しをしておく
③ フライパン(鍋)にオリーブオイルとにんにくを入れ香りをたたせます。
④ 鯛を皮面から中火で焼き、裏返してさらに両面焼く
⑤ たけのこ白ワインを入れアルコールを飛ばした後、水を加え蓋をして蒸し焼きにする。
⑥ あさりとその他の野菜を入れさらに蒸し煮にする
⑦ あさりの口が開いたら塩コショウで味を整え出来上がり。
カラフルはるまき
・えび 4本
・アスパラ 2本
・パプリカ赤 1/2個
・パプリカ黄 1/2個
・チーズスティック 4本
・片栗粉 小さじ1
・塩コショウ 適量
・薄口しょうゆ 小さじ1/4
・水溶き片栗粉 適量
・揚げ油 適量
① エビは殻をむきよく洗って酒と片栗粉を混ぜ込んでおく
② 沸騰したお湯に入れ色が変わったら引き上げて、塩、こしょう、しょうゆをなじませておく
③ アスパラとパプリカは食べやすい大きさに切る(パプリカは縦に薄切りが食べやすい)
④ 春巻きの皮にアスパラ、パプリカ、エビ、チーズを置き巻いていきます。
⑤ 巻き終わりには片栗粉でしっかり糊付けしてください
⑥ 油で揚げます。川がきつね色になったら出来上がり。しっかり油をきってください
⑦ チーズの塩気としょうゆ味がついているので、タレは必要ありませんが、物足りない方
はお好みでどうぞ。
春野菜と鶏肉のウスター蒸し
・鶏モモ 300g
・たまねぎ 1個
・スナップえんどう 8本
・ミニトマト 8個
・ウスターソース 大さじ5
① 鶏モモ肉は食べやすい大きさに切る。玉ねぎはくし切り、ミニトマトはヘタをとる。スナップエンドウは筋を取って軽く塩ゆでしておく。
② フライパンに鶏肉を皮を下にして入れる。肉に掛けるようにオイスターソースを注ぎ入れる。玉ねぎとミニトマトを加えたら火にかけ中火で8分ほど蒸し焼きにする。
③ 火が通って味がなじんだら、スナップエンドウを加え皿に盛り付け出来上がり。
まとめ
ひなまつりは女の子の健やかな成長と健康を願う行事です。
今まで何気なく食べていたひな祭りの食べ物にも、それぞれ子どもの成長や幸せ願う思いが込められています。
ご家庭でも、子どもさんと一緒に意味を考えながら楽しんで食べてくださいね。
コメント