季節が変わり慌てて衣替えをして出したばかりの服を着ようとしたら、黄ばみやなんだか服から脂臭いにおいがする…。
なんてことありませんか?
そこで衣替えした服の黄ばみや脂臭いの原因や落とし方、さらに衣替えした服で虫刺されしたようなかゆみの原因や対策もご紹介します!
衣替えしたばかりの服の黄ばみや脂臭いの原因は?
せっかく衣替えして、季節のコーディネートを楽しもうとしていたのに、服のコンディションが悪いと、落ち込んでしまいますよね。
洗濯し直しても、黄ばみや脂臭いが取れなくて「お気に入りの服だったのに…」と泣く泣く処分した人もいるのではないでしょうか。
洗濯してしっかり干して、汚れがないことを確認して収納したのに、この黄ばみや脂臭さの原因は何なのでしょうか。
衣替えした服の黄ばみの原因
昨年、きれいに洗濯して収納したはずなのに、衣服の襟や脇にできた黄ばみ。
収納する前はなかったのに、なぜ?と思いますよね。
この原因は「繊維にしみ込んだ汗と皮脂」です。
しっかり洗ったつもりでも、衣服の繊維にしみ込んだ汗や皮脂が積もり積もって、長期間保管している間に酸化し、黄ばみに変化したのです。
通常の洗濯では、繊維にまでしみ込んだ汚れは簡単に取れないようです。
衣替えした服の脂臭い原因
収納ケースから出した服の脂臭いにおい。
これも「衣類の繊維についた汗と皮脂」が原因です。
しかし、皮脂自体に臭いがあるわけではありません。
この皮脂や汗を雑菌が分解する際に嫌な脂臭いニオイを発生させます。
肌に直接触れる下着やTシャツなどは特に臭いがつきやすくなっています。
衣替えした服の黄ばみや脂臭い時の落とし方を紹介
衣替えした服の黄ばみの落とし方
これまで、黄ばみが原因で服を処分した人も多いのではないですか?
収納から出してもう一度洗濯したけど、全く黄ばみが取れなかった…と落ち込んでいる方、大丈夫です。黄ばみは落とすことができます!
すでに黄ばんでしまった服は『酵素系漂白剤』を使って落とします。
色柄物にも使えるので安心して使えるので、一つ持っておくと重宝しますよ♪
ただ、毛やシルク・色落ちしやすい衣類には使えないので、そこだけは注意してください。この場合、漂白できる衣類は綿・麻・ポリエステル・アクリルなどです。
デリケートな素材の服はクリーニング店に相談してくださいね。
・酵素系漂白剤
・台所洗剤
・水
・スチームアイロン
①酵素系漂白剤・台所洗剤・水を同量ずつ混ぜます。
②ペースト状になったものをはずらしに取り、黄ばみ部分にぬります
③塗ったらすぐにアイロンのスチームをシューっと当てます。
④白くなったら水ですすいで乾かします。(洗濯機でもOK)
この場合、強くこする必要はありません。
塗ったら時間を置かず、すぐにスチームを当ててください。
この酵素系漂白剤は衣服専用のものも販売されていますが、100円均一やホームスーパーなどでも売っている「過酸化ナトリウム」でOKです。
この方法なら、簡単に部分的な黄ばみをとることができるのでおススメですよ。
全体的に黄ばんでいる場合は漬け置き漂白がおすすめです。
衣替えした服の脂臭いときの落とし方
収納から出して、一度洗濯しても臭いが取れない場合は、酵素系漂白剤で漬け置きしてみてください。
すっきりと臭いがとれますよ。
・お湯(40℃~50℃) 2リットル
・粉末酵素系漂白剤10g
・ゴム手袋
・バケツ
・バケツの蓋またはビニール袋(バケツの蓋代わりになります)
・保温するためのバスタオルなど数枚
①バケツにお湯を入れ、分量の粉末酵素系漂白剤を入れ、ゆっくりとかき混ぜます。
この時、素手では触らないでゴム手袋を使ってください。
②白い泡が出てきたら、衣類を入れしっかり漬け込みます。
③バケツに蓋をして、その上からバスタオルなどでくるみ、保温します。
④1~2時間漬け込みます。
⑤時間が来たら、衣類を引き上げ、普通に洗濯してしっかりと乾燥させます。
※必ず40~50度のお湯を使用してください。
お湯の量を増やしたら、漂白剤の分量も調整してください。
臭いが取れない場合は、何度か繰り返してくださいね。
衣服の黄ばみが広範囲の場合やスチームアイロンを持っていない場合は、上記の漬け置き方法を試してください。
酵素系漂白剤は通常の「水酸化ナトリウム」でも十分効果が得られますが、やはり衣類専用物が安心だという方にお勧めの酸素系漂白剤をご紹介します。
衣類に安心な酵素系漂白剤3選!
花王 ワイドハイターEXパワー 粉末タイプ
部屋干し臭も防ぐことができます。
シャボン玉石鹸 酵素系漂白剤
「健康な体ときれいな水を守る」をモットーにしている「シャボン玉石けん」。
他の製品と比べ粒が細かいので、冷水でも溶けやすいと好評です。
ただ水酸化菜とイルムの静謐上やはりお湯が効果を発揮しますよね。
メーカー推奨温度は30℃~50℃です。
通常の洗濯以外にもキッチンやお風呂の掃除など様々な場所に使えます。
グラフィコ オキシクリーン
日本版とアメリカ版があります。
アメリカ版には界面活性剤と香料が付加されていますが、日本版にはそれらは含まれていません。
効果に特に違いはないようですが、アメリカ版のほうが泡立ちがよいそうです。
これは界面活性剤が含まれているからですね。
お好みのほうを選んでください。
衣替えした服で虫刺されする原因や対策を紹介
衣替えした服で虫刺されする原因は?
「衣替えした服を着たら、虫刺されのような腫れができた」
「なんかチクチクする」
「かゆみが出てツライ」
こんな経験はありませんか?
他にも、くしゃみや鼻水が止まらないなどと訴える人もいるようです。
これらの原因は「ダニ」です。
ダニは、どこにでも繁殖する可能性があります。
一般的に多いのは布団やカーペットなどの布製品ですが、衣服類も例外ではなく同じように繁殖しやすい物になります。
衣替えした服で虫刺された時の対処法
日本の家庭で見られる代表的なダニは「イエダニ」と「ツメダニ」です。
イエダニはネズミや鳥の巣や体で生息し、血液をエサとして繁殖するダニです。
もちろん人も刺します。
布団やカーペット・衣服類に発生するダニは「ツメダニ」です。
ツメダニは他のダニや小さな虫をエサにして、人は積極的にさしません。
しかし、人の肌に触れて圧迫されると人も刺すという習性があります。
大きさは1ミリ以下なので、肉眼で見ることはとても難しいです。
ですので、衣替えしたときにダニに気づかず、そのまま着用して腹部や太ももなどあまり外部に出さない部分などに刺されて「これは何?」となることが多いのです。
収納から出した服は、一度洗濯してしっかり乾燥させてから着用するようにしてください。
ダニがついた衣服も、洗濯すれば駆除できますので安心してくださいね。
また、ダニは乾燥に弱いので60℃以上の乾燥機にかけるだけでも死んでしまいます。
「すぐに着たい場合乾燥機にかければいいんじゃない?」と考える方もいると思います。
ダニの死骸を吸い込んだりするとアレルギーの原因になりますので、着用時にはできるだけダニの死骸を払い落して、十分に注意をしてくださいね。
デリケートな素材で、おうちで洗濯できない場合は、プロの力であるクリーニング店を頼ってみてください。
お店によってはダニ除去や防ダニ加工をオプションにしているところもありますので、相談されてくださいね。
まとめ
日本は四季があり、その季節に合ったコーディネートを楽しめる気候の国です。
せっかく衣替えたのに残念な思いをしてしまったとならないように、衣服をしまう前にはしっかりと対策をして、次のシーズンにトラブルなく楽しめるようにしましょう。
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