長い就職活動を終え、晴れて社会人の仲間入りをする新入社員のみなさん。
学生の立場から大きく変わり、期待と不安が入り混じった感情でしょう。
これから長い時間を共にする職場での、第一発目の挨拶は、とても重要です。
そこで今回は、配属先で好印象を与えられる挨拶や、抑えておくべきポイントなどを、解説していきたいと思います。
ぜひ、これからの新生活に役立ててみてくださいね。
新入社員の挨拶で好印象を与える自己紹介の例文
それでは早速、新入社員として最初に挨拶する時の、自己紹介の方法を解説していきましょう。
ここでは、より実践に使えるように、例文を交えて解説していきます。
「本日、○○に配属になりました○○(名前)と申します。
昨日まで、とても緊張していましたが、温かく迎えていただいて、少しずつ緊張が解けてきました。
出身大学は○○で、〇年間○○県で一人暮らしをしておりました。
趣味は旅行で、貯めたマイルで旅行するのが楽しみの一つであります。
おすすめの旅行先などありましたら、お声がけいただけると嬉しいです。
最近はゴルフにもハマっており、現在練習中です。
社会人として、第一歩をこの会社で迎えられることを、大変うれしく思っております。
仕事に関しては、右も左も分からない状態で、教えていただくことばかりになりますが、一日でも早く戦力となれるよう頑張りますので、どうぞご指導のほど、よろしくお願い致します。」
このように、まずはこの会社に入社できた喜びを伝えましょう。
そして、共通の話題が見つかりやすい、趣味の事や現在興味のある事なども交えると、打ち解けやすい印象になります。
最後は、今後の意気込みで締めましょう。
「本日、入社いたしました○○(名前)と申します。
私の実家は○○にあり、田舎ののんびりとした環境で暮らしてまいりましたが、こちらに来て、通勤ラッシュの混雑に驚いている状態であります。
この一年あまり、氷河期と言われている就職難の中、自分を活かせるこちらの会社に入社出来たことを、大変うれしく思っております。
今日は、初めての出社で、緊張しておりますが、一日でも早く仕事を覚え、皆さんに自分の顔と名前を覚えていただけるように、頑張りたいと思います。
慣れない仕事で、ご迷惑をおかけするかと思いますが、やる気だけは人一倍ありますので、どうかご指導のほどよろしくお願いします。」
自己紹介では、自分の持ち味をうまく見つけ出し、感謝と決意を織り交ぜながら、時間内に収めることが大切です。
長くなり過ぎないように注意しながら、自分を表現しましょう。
新入社員の挨拶に添える簡単な一言の例文
挨拶には、簡単に手短にする、一言を添える挨拶もあります。
ここでは、そんな場面で役に立つ、一言をご紹介したいと思います。
意気込みを簡単に添える時の例文
まず、基本の一言として、挨拶とこれからの意気込みを簡単に添える時の例文です。
「このたび、○○課に配属されました○○(名前)と申します。
初めてで何かとご迷惑をおかけするかと思いますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。」
出身地やアルバイト経験に関する一言例文
次に、話のきっかけになるような一言として、出身地やアルバイト経験に関する一言です。
例文2:
「私の出身は、○○で有名な○○県です。」
例文3:
「私は、大学時代○○のアルバイトをしておりました。」
最後を締めくくる時に添える一言の例文
「社会人としてのスタートを、この会社で迎えられたことを光栄に思っております。」
例文5:
「○○の経験をいかして、会社に貢献していきたいと思っております。」
簡潔に話す必要のある一言挨拶ですが、きちんとポイントさえ押さえれば、大きな心配はいりません。
ここでご紹介した一言は、基本中の基本のものばかりですので、練習をしてサッと言えるようにしておくと、様々な場面で応用できる便利な挨拶です。
考えなくても言えるようにしておくと、安心ですよ。
新入社員の挨拶で抑えておくべきポイント
第一印象は、最初の数秒で決まると言われています。
数分しかない挨拶の場面で、いかに自分の事を伝えられるかが大切です。
ここでは、最初の挨拶の際に抑えておくべきポイントを、解説していきたいと思います。
大きな声でハッキリと話す
挨拶の際に、まず必ず気をつけたいポイントは、声の大きさです。
話の内容よりも、視覚や聴覚での印象が強く残ると言われていて、声の大きさや話し方は、とても重要です。
大声を出すというわけではありませんが、小さな声だと自信がなさそうに見え、暗い印象を持たれやすくなります。
また、相手に届くように、はっきり発音することも大切です。
口の中で、もごもごしているような話し方は、オススメ出来ません。
しっかり顔を上げ、はっきりとした発音で、相手に好印象を与えましょう。
そして、話す速度にも気をつけましょう!
緊張していたり、その場を早く終わらせたいと思うと、人間は無意識に早口になってしまう傾向があります。
どっしりと構えるのは難しいかもしれませんが、自分が普通と思っている速度より、もうワンテンポ遅くしてみましょう。
これだけでも、相手に与える印象は変わります。
姿勢を正して好印象を与える
最初の挨拶に限らずですが、挨拶の時の姿勢はとても大切です。
緊張を隠そうと、ポケットに手を入れたまま挨拶したり、体を揺らしたりしながらの挨拶は、好印象どころか悪い印象を与えてしまいます。
しっかり前を向き、視線をなるべく一定に保ちながらの挨拶を、心がけましょう。
話す内容は簡潔に!
入社初日の挨拶は、なるべく多く自分の事を知ってもらいたくて、長々と挨拶してしまいがちです。
しかし、職場にとって大切な仕事時間を割いている事を、忘れてはいけません。
挨拶は、可能な限り簡潔にまとめ、名前と今後の意気込みが、強く伝わるような長さにしましょう。
新入社員挨拶をするときの注意点
それでは、実際に新入社員として挨拶をする時の、注意点を解説していきたいと思います。
挨拶とお辞儀は同時にしない
意外とやってしまいがちなのが、挨拶とお辞儀を同時にしてしまう事です。
「よろしくお願い致します」と言うのと同時に、頭を下げてしまうと、声が下に行ってしまいます。
正面を向いて挨拶をした後に、頭は下げるようにしましょう。
分かりにくい話はしない
マニアックな話や、一部の人しか伝わらないような話題は避けましょう。
誰が聞いても分かる話を簡潔にするといいですね。
あちこち手を動かさない
緊張すると、無意識に髪の毛を触ったり、手を動かしがちですが、手をあちこち動かすと、落ち着きがないような印象を与えてしまいます。
普段から、手を動かしてしまう癖のある人は、気をつけましょう。
身だしなみ
第一印象の半分以上が決まるといっても過言ではない、身だしなみ。
注意するポイントは、「清潔感」と「きちんと感」です。
会社のルールにもよりますが、濃すぎるメイクや、職場にそぐわないヘアスタイルは注意が必要です。
アクセサリーは最小限にし、控えめな印象にしておきましょう。
制服が決まっている場合は、既定の通りに着用します。
丈をいじったり、アレンジを加えたりはやめましょう。
そして、特に制服が決まっていない場合は、「きちんと感」が出る服装がオススメです。
「きちんと感」を出すには、春らしいカラーの入ったビジネススーツなどが良いでしょう。
また、ヘアスタイルは、顔がきちんと相手に見えるようなものにしましょう。
目が隠れたり、顔に覆いかぶさるようなヘアスタイルは、暗い印象になってしまうので、注意しましょうね。
言葉遣い
言葉遣いは、その人の特徴が一番出やすい部分です。
学生気分のまま、なれなれしい口調で挨拶するのは、やめましょう。
学生に多い、「まじ」や「やばい」などのような言葉は、社会人としての常識を疑われてしまいます。
入社式の前までに、基本的な敬語を覚えておくことはもちろん、職場にそぐわない言葉遣いには気をつけましょう。
表情
最初の挨拶は、話す内容だけでなく、好印象を与える必要があるので、表情もとても大切です。
素晴らしい事を話しても、棒読みや無表情では、こちらの気持ちが伝わりづらくなってしまいます。
最初の印象を決める、大切な表情ですので、事前に鏡の前で練習するなど、自分がどんな表情でしゃべっているかを、客観的に見ておきましょう。
まとめ
さて、様々なシチュエーションでの挨拶のポイントを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
長い就職活動を終え、いよいよ社会人としてのスタートをきる、大切な初日の挨拶。
最初の挨拶を成功させて、その後の仕事に繋がけて行きたいですよね。
仕事は、最初はみんな初めてです。
先輩方に教わりながら、一生懸命頑張りたい気持ちを前面に出す挨拶が、大切になってきます。
今回ご紹介した例文を参考に、ぜひ実際の挨拶に役立ててみてくださいね!
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