日本人の食卓に欠かせないお米。
ほかほかでつやつやなお米は何杯でも食べれてしまうほどの美味しさですよね。
特に新米はふっくらモチモチ♪そんな新米を美味しく食べるめには、古米を炊くときと水の割合が違うのを知っていますか?
この水の割合を知っていないと、せっかくの美味しい新米が「べちょべちょ」のおかゆの様なご飯になってしまうんです。
そこで新米を炊くときの水の割合は古米に比べて、どれくらいの量がベストなのかをご紹介します。
新米を炊くときの水の割合を知って、お腹いっぱい美味しい新米を食べちゃいましょう!
美味しい新米を炊くための水の割合はどれくらいがベスト?
そもそも新米とはいつ収穫されたお米のことをいうのでしょうか?
お米は基本的には8月~10月に収穫されますが、収穫された年の12月31日を超えるまでを新米と呼びます。
前年産のお米は古米、さらにその前年のお米は古古米という風に呼ばれます。
ですので新米を購入出来る期間は「12月31日までに精米され包装されたお米が店頭からなくなるまで」ということになります。お米の袋に精米年月日が書かれていますので確認して購入しましょう。
新米は美味しい!という漠然としたイメージがありますが新米の特徴は、古米に比べて水分量が多く粘り気があり柔らかいという点です。ですので、ふっくらもちもちのお米が好きな方は新米を選ぶと良いでしょう。
さて本題の「美味しい新米を炊くための水の割合」ですが、新米は水分が多く、さらに水を吸収しやすい性質があるので、水加減を古米に比べて3~5%ほど少なくするとより美味しく炊けます。
例えばお米を一合炊くとしたら普段は200ccのところを190ccほどにします。
普段通りに炊くとべちゃっとした仕上がりになってしまうため、ほんの少しの差ですが水加減はとても大事です。
新米とブレンド米を一緒に炊くときの水加減は?
ブレンド米とは、複数のお米を最適なバランスでブレンドしたお米のことです。
複数の品種・銘柄を組み合わせることによって、品質を安定させることができますし、単一のブランド米よりも販売価格を抑えることができるというメリットがあるため購入しやすく人気です。
ではそんなブレンド米と新米を一緒に炊くときの水加減はどのようにすれば良いのでしょうか?
ブレンド米と新米を混ぜ合わせて炊く場合、ブレンド米7:新米3くらいの割合で混ぜ合わせると美味しく炊けます。
ブレンド米により味は変わってくるので、お好きな割合を色々ためしてみるのも楽しいですよ♪
水加減についても割合によって多少違いがでてきます。
基本的には炊飯器の目盛りを目安にして、お米の粒が小さいものや新米の割合を多めにするのであれば少し水量を少なめにしてみたり・・お好みの水加減と新米ブレンド米の割合の組み合わせを見つけてみてください♪
新米のおいしい炊き方を紹介
「ざっ」と洗って炊くだけでも十分美味しい新米ですが、せっかくですのでより美味しく炊きたいですよね。
お米は少しの差で美味しくも不味くもなってしまいます。
そこで新米を美味しく炊くポイントをいくつかご紹介します。
新米の保存期間と保存方法
新米は購入出来るタイミングが限られていますが、買いだめをしておくのはやめておきましょう。
お米も生鮮食品の部類に入りますので、精米から時間を置くほどに水分量は失われ、風味も落ちてしまいます。
特に精米後のお米はぬかで守られている玄米と違い、温度や湿度の状況によっては酸化速度が速まり、カビや虫が発生する原因になってしまうので注意が必要です。
約1ヶ月程度で食べきれる量を目安にしておいて、なくなったら定期的に精米したてのものを購入し直したほうが、美味しくいただけます。お米の袋に精米日が表示されていますので新しいものを選ぶようにしましょう。
またお米の保存場所は、冷蔵庫の野菜室に入れておくのがおすすめです。
それ以外の場所だと直射日光が当たらない涼しく熱がこもらない冷暗所で、ペットボトルやタッパー、ジッパーの袋など密閉できるものに入れ、なるべく空気に触れさせないようにして保管しましょう。
お米は匂いが移りやすいので、洗剤や匂いが強いものと一緒に保管するのは避けたほうが良いですよ。
計量
計量カップを使ってきちんと正しく計りましょう。
水加減とのバランスが重要ですがここでしっかり計測しておかないと少しの誤差でバランスが崩れてしまいます。
お米1合は180ml、150gです。
市販の計量カップを使ってお米を測る時は、容量が200mlのものなど色々なサイズがありますので確認してから使用するようにしましょう。
計量カップに山盛りのお米を入れ、すりきり棒などで、そっとすりきると正確に測れます。
新米の洗い方
洗米の目的は表面の汚れや余分なぬかを取り除くことです。
時間をかけてしまうと米が水を吸いぬか臭くなってしまうため、短時間で手早くリズミカルに洗うことが重要です。
現在では精米技術が進歩しているので一生懸命時間をかけて研ぐ必要はなくなっていますので、洗いすぎにも注意です。そして優しく研いでください。
新米は特に柔らかく、力を入れて研ぎすぎると傷ついてしまい旨味成分がなくなったり、べちゃべちゃに炊きあがる原因にもなります。
手順としてはまず、軽くすすいで表面に付着した汚れを落としてすぐに水を捨ててから、米を洗います。
洗い方は、指を立てて力を入れずに優しく円を描くように軽く回し、たっぷり水を張って10回程かき混ぜるというのを3セットほど行います。白く濁っていた水が半透明になれば洗米完了の目安です。
新米の水加減
お米の計量同様、きっちり測りましょう。
先述した通り、新米の場合は水加減をいつもより3~5%ほど少なくします。
新米の浸水時間
洗ったお米は、すぐに炊かず水に浸します。
浸水させることにより米の中心部まで熱がムラなく伝わり、芯がなくふっくらと炊き上がります。
またお米の旨みと粘りを引き出すことが出来ますので重要な過程です。
浸水の時間は最低30分以上が望ましく、冬場は水温が低いため約1時間、夏場は約30分を目安にしましょう。
浸水中のお米は生もの同様ですので、雑菌が繁殖しないよう可能であれば冷蔵庫に入れておくのが望ましいです。
新米に合うお水
余力がある場合は、炊飯する際のお水にもこだわってみるとより美味しく炊けます。
浸水させたお米は、お水を変えずにそのまま炊きます。
日本のお米に合うのは、軟水とされていますので軟水を使用するようにしましょう。
硬水は粒子が荒く浸透率が低いため固い炊きあがりになってしまうことが多いです。
基本的に日本の水道水は軟水ですので水道水で十分ですが、カルキ臭が気になる方は浄水器を通したお水や市販されている軟水などを使用してみてください。
新米の蒸らし時間
炊きあがったら蓋は開けずに10~15分ほど蒸らしてから、しゃもじでほぐし水分をとります。
蒸らすことによって、米の水分を均一にいきわたらせることが出来、べたつかなくなります。
炊きあがったお米のほぐし方は、1/4ずつ炊飯器の肌にそって大きく起こしひっくり返すようにします。
その後、しゃもじを立てて切るように動かしていきます。
この時、お米を潰さないように気を付けてくださいね。
釜の底部や側面のお米は水分量が多く、上部のお米の水分量は少なめになっているので、蒸らしとほぐしは美味しく食べるには共に重要な工程です。
炊飯器によっては蒸らし機能が内蔵されているものも多いため、確認しておきましょう。
少しのコツで美味しく炊いた新米をいただきましょう♪
貴重な新米ですので、出来る限りより美味しくいただきたいですよね。
一見、お米を炊くまでのポイントや工程が多く面倒に思えるかもしれませんが、慣れてしまえばとても簡単で少しの手間でお米は驚くほど美味しく炊くことが出来ます。
白いホカホカつやつやの新米はそれだけで御馳走です♪
日本に住んでいる醍醐味とも言える新米を美味しく味わいましょう。
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