コロナ渦によって「おうち時間(ステイホーム)」が必然的に多くなりました。
時間がある時におすすめなのは、やはり「本を読む」こと読書ではないでしょうか?
中でも今回は「恋愛小説」に焦点を絞って年代ごとにおすすめの恋愛小説をご紹介します。
ぜひ最後まで楽しんで行ってくださいね。
ステイホームには読書がおすすめ!最高に面白い恋愛小説6選♪
コロナ渦によって皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
お家筋トレを初めてみたり、マンガを読んだり、中には資格試験の勉強をしているという熱心な方もいるかもしれません。
ステイホームが中心の今、時間がある時にオススメなのはやはり読書がおすすめ!
明治時代の有名な小説家に、国木田独歩という人物がいますが、彼の残した名言に「読書を廃す、これ自殺なり。」なんていう言葉があります。
この言葉の意味は、文字通り「読書をやめることは、自殺するようなものだ。」という意味です。
それだけ読書をするということは大切だということなのでしょう。
本を読むことで語彙が向上したり、感性が豊かになったりするというメリットがありますよね。
そこで、年代ごとにおすすめの恋愛小説を紹介します。
中学生・高校生におすすめ恋愛小説2選!
ここでは、中高生にオススメな恋愛小説について紹介させて頂きます。
今回紹介する作品は『三日間の幸福』・『君の膵臓をたべたい』
この二作品をご紹介させて頂きます。
『三日間の幸福』のあらすじ
主人公は幼い頃から周囲と馴染むことが出来ず、孤独な少年です。
その中でもヒメノという少女にだけ心を開き、二人は十年後に出会う約束をします。
しかし、クスノキの人生は二十歳になっても何の変化もなく、生きることに希望を生み出せない状態でした。ある日、寿命を高く買い取ってくれる店の存在を知り、自身の寿命を三十年分査定してもらいました。
結果、三十万円という金額であり、自身が想定していた査定額よりも低い額ではありながらも寿命を売却。
残された人生三ケ月を、監視員と名乗る10代の少女「ミヤギ」と交流していく姿を描いた作品です。
『三日間の幸福』の感想
こちらの作品は、単純な男女の甘い恋愛作品ではなく、命の価値について考えさせられる作品でした。
タイトルの『三日間の幸福』と書いてあるくらいですから、幸福なことがたくさん起こる作品なのかと思いきや、作品の中盤位までは設定が重めで絶望・失望する内容が多いです。
そのため、ネガティブな心情の描写も存在し、「恋愛×命の重さ=生きるとは?」といったことを考える作品で、ピュアな恋愛では物足りないという人におすすめです。
個人的には、今を生きている私たちには自分の人生の価値などわかりませんが、死ぬ間際に人生を振り返って、自分にとって「本当にいい人生だった」と思えるように、今を生きていきたいと感じる作品でした。
『君の膵臓をたべたい』のあらすじ
『君の膵臓をたべたい』のあらすじ
すでにご存じの人もいると思いますが原作累計260万部を突破した大ヒット小説です。
2017年には実写映画化もされ、2018年には劇場アニメ化もされました。
主人公の「僕」が病院で、「共病文庫」というタイトルの日記帳を拾いその作者がクラスメートの山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳であることが発覚。そこから物語は展開されます。
僕は桜良の命が長くないことを知り、桜良の死ぬ前にやりたいことを手伝うことになります。しかし、入院治療を終えた桜良は、余命を全うすることなく幕を閉じます。
生と死について考えさせられる。甘酸っぱい青春・恋愛を綴った感動の物語です。
最近「純愛を楽しみたい人」・「最近感動して涙を流している体験が少なくなってきた人」そういった方はぜひ読んで見てくださいね!!
『君の膵臓をたべたい』の感想
正反対な存在だからこそお互いを魅力的に感じて魅かれあっているのがよく分かり、単純な「恋愛」という概念を超えて、自分が持っていないものを持つ相手への尊敬や、憧れといったものを感じました。
お互いがお互いを必要として2人とも考え方が変わっていく様子は、読んでいて本当に楽面白かったですし、感動する作品でした。
大学生におすすめ恋愛小説2選!
ここでは、大学生にオススメな恋愛小説について紹介させて頂きます。
今回紹介する作品は『僕は明日 昨日のきみとデートする』・『夜は短し歩けよ乙女』
こちらの二作品をご紹介させて頂きます。
『僕は明日 昨日のきみとデートする』のあらすじ
京都の美大に通う20歳の学生南山が、大学まで向かう途中で出会った女性福寿に一目ぼれし恋に落ちる。
もう一度会う約束を取り付けようとしたが、それを聞いた彼女は、突然涙を流す。
不器用な自分を受け入れてくれる彼女に惹かれてゆく。初デートで告白をして、見事付き合うことになります。
しかし、ある日突然「わたし、あなたに隠していることがある」と告白を受ける。
そして想像もできない大きな秘密を明かされることとなる。その後、二人はどんどん“すれ違い”が始まります―――。
『僕は明日 昨日のきみとデートする』の感想
読んだ時の感想は、「とても甘いラブストーリー」という印象でした。
とりわけ、相思相愛にも関わらず、一緒にいられないという部分が切なさを感じました。
愛し合っていても、その愛は叶わず、だんだんと別れがせまってくる。その反面、相手への想いは募っていく。
涙なしでは読めない作品でした。
結ばれない切ない恋の世界に興味がある人は、ぜひ読んで涙を流してみてください。
『夜は短し歩けよ乙女』のあらすじ
後輩である「黒髪の乙女」に恋心を抱く「先輩」。
臆病で奥手な先輩にとって、黒髪の乙女にフランクに話し掛けことが出来ません。
そのため、先輩はある作戦を思い付き実行します。その作戦とは、「ナカメ作戦」で、これは「なるべく彼女の目にとまる」という作戦です。
偶然を装って常に視界に入り、何かときっかけを得ようとしていたが、天然が過ぎる黒髪の乙女には先輩の想いなど一向に伝わりません。このあとどうなってしまうのかはぜひ本作品を読んでみてください。
この本は、京都が舞台となっており、実在する地名が出てくるため、京都について知っている人は、より楽しく作品を味わえるかもしれません。
好きな人がいるけど奥手で中々恋愛に発展出来ない人は、読んで見ても良いのではないかと思います。
『夜は短し歩けよ乙女』の感想
この作品で印象的だった部分は、「ナカメ作戦」を実行している際のこまやかな動きや、先輩の内面が赤裸々に描かれるシーンは読んでいて面白く感じました。
一人でずんずんと好奇心の赴くままに歩いて行く黒髪の乙女はとても魅力的で、自分のこんな人間でありたいと感じました。
二人が本当の恋人同士になるのか。趣味の合うお友達としての関係を続けるのか。そのあたりも大きな考察ポイントに感じます。
大人におすすめ恋愛小説2選!
ここでは、大人にオススメな恋愛小説について紹介させて頂きます。
今回紹介する作品は『やめるとき、すこやかなるときも』・『砂漠』
この二作品をご紹介させて頂きます。
『やめるときもすこやかなるときも』のあらすじ
家具職人の主人公須藤壱晴は毎年12月のある時期になると、1週間ほど声が出なくなるとい現象が起こる青年と、恋とは無縁の生活をしている桜子が、知人の結婚式で出会い一夜を共にするところからスタートします。
しかし、後日仕事相手として再開。
女性が互いに自分のために恋をすることで「一生添い遂げる」ことへの意味を問う物語。
傷を負いながら生きている壱晴と、彼に寄り添う桜子を優しく描いています。
泣ける恋愛小説が読みたいという人は、ぜひこちらの作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。
ストーリーとしては王道なので、ザ恋愛小説といった作品が読みたい人にもおすすめします。
『やめるときもすこやかなるときも』の感想
本作は、壱晴と桜子の二人の視点が交互に描かれています。
同じ出来事を2人の目から見る事になるところもあり、二人の考え方がよく分かる。
作中、酒乱な父親が登場するため、不快感を読者もいると思うが、彼の心には確実に娘を愛する気持ちは残っていることがわかる。
とても人間味があり人間の心の機微を細かく描いている作品だと感じました。
『砂漠』のあらすじ
入学した大学で出会った個性の強い男女五人組が、経験や事件を通じて互いの絆を深めてお互いに成長させていくという作品です。
本作は全員が非常に絶妙なバランスを保っており、個性が打ち消されることなく一人一人が良い味を出しています。
「大学生」という年齢的には大人であるが、社会という道しるべのない「砂漠」に放り出される彼らは、自らの未熟さに悩みます。
しかし、何かを求めて手探りで先へ進もうとする爽快感溢れる長編小説です。
小さな青春と冒険がつまったお話です。
楽しかった大学時代を振り返りたい人。青春を取り戻したい大人の方にお勧めです。
『砂漠』の感想
本作日には若干、青臭と感じるセリフがたくさん出て来ます。
しかし、それが逆に良い味を出しています。
そして、読み進めていくと、登場人物たちが普通の大学生だけれど、普通じゃなく、ストーリーに関しても普通っぽい内容だと見せかけて普通じゃないという感じが面白く、どんどん世界に引きこまれてしまいました。
論理的な思考力を持つ主人公が徐々に変化していくのも面白いです。
・新しい環境に入ることに躊躇している人
・何かに挑戦することを迷っている人
そんな人の背中を押してくれるようなそんな作品でもあります。
思い当たる人は、ぜひ読んでほしい作品です。
まとめ
いかでいたでしょうか?
今回は恋愛にまつわる小説を執筆させて頂きましたが、みなさんは普段どんなジャンルの作品を読みますか?
私は特にジャンルに絞って読むタイプではないのでオススメされたり、個人的に気になった本は読んでいます。
ちなみに小説に限らず本を選ぶときにはその作品の冒頭部分を読むと良いらしいです。
数々の名作は冒頭部分にインパクトがあるため、そこから興味が出て、「読んで見よう!!」という気持ちになる様です。皆さんも意識してみてくださいね。
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