最近、幼い子供が巻き添えになる痛ましい死亡事故が多いですよね。
私も同じ子供を持つ親として、事故のニュースを見るたびに涙が出てきます。
そこで、そんな交通事故で子供を死亡させないために、親は子供たちに何が出来るかを子供安全教育のプロに教わってきました。
交通事故から子供を守るために、親は今できることを学ぶ必要がありますよ!
小学生の交通事故で一番多い原因は?
小学生の交通事故で一番多い原因は何か分かりますか?
警察庁交通局の調べでは、実は横断歩道の横断中の事故が約4割。
そのうち飛び出しなどの子供側に過失があったのは、わずか16%なんだそうです。
この数値から見ても、子供たちが危険にさらされているのが分かりますね。きちんと交通ルールを守って横断していても、事故で死亡するそんな事故が後をたたないんです。
「ルールを守っている者が守られる社会にしなければならない!」
これは交通事故で子供を亡くしたご遺族の方の言葉。
この言葉を聞いて、同じ子供を持つ親として私も本当その通りだと心の底から思いました。
実は昭和43年以降日本では交通事故死ゼロの日は1日たりともないという現状をご存知ですか?
そんな現状の中で、私たち大人が子供たちに教えられることは、
・何をしなければいけないのか?
・どこが危険なのか?
を改めて考えて子供たち伝えることが重要になってくるのではないかと遺族の方も仰っていました。
子供にとってどの道が危険なのかを、親が一緒に考える必要があるという事です!
交通事故で死亡する危険性を子供に親はどう伝えているか?
実際に私の周りの親御さんにも聞いてみましたが、
「横断歩道は手を上げて渡るんだよと伝えている。」
「道路を渡るときは「右見て左見て手をあげて渡る」そんな簡単なことを伝えている。」
と話していましたが、これでは足りないんだとか。
その理由として、小さな子供は危険認識が弱いため、言葉で説明してもなかなか伝わらないだそうです。
そんな危険認識の弱い子供たちのために、実際に危険性を擬似体験して「直接危険性を伝える活動」があるんです!
交通事故の危険性を子供に理解させる擬似体験とは?
横浜赤レンガ倉庫で最新シュミレーターを使った、交通安全教育のキャンペーンが行われています。
最新!擬似体験シュミレーターとは?
昨年導入された歩行者用シュミレーターで、画面を見ながらその場で足踏みをすると、画面が連動して画面も前進。
交通事故の危険性を身を持って体験できちゃうんです。
体験後はすぐに警察官が安全指導「なぜこうなってしまったか?」を画面を見ながら子供にも分かりやすく説明してくれます。
大抵の子供は前しか見ていないので、横断中に迫ってくる車に気づかないことが多いんです。
横断中に車に気づき止っていれば防げた事故を、あえて事故の危険を擬似体験させることで、右みて左みて右をみるなどの大切さを改めて学んでもらい、交通安全意識を高めて事故を防ぐためには大事なことなんです!
子供安全教育のプロに教わる親ができる事とは?
先ほどの疑似体験も親が子供に教える大切なことではありますが、イベントに行けない人はどうすればいいのか?
そこで、子供安全教育のプロから日常生活で使える便利なツールを教えてもらいました。
道にはどんな危険が潜んでいて、どう行動すればいいのか?を親子でしっかり把握するのに、便利なツール「ホンダセーフティマップ」
ホンダセーフティーマップの使い方
【いますぐ見る】をクリック
【はじめる】をクリック
検索に住所を入れると赤い記しが表れます。
この赤い記しが過去に事故が起こった場所。赤い場所をタップすると「事故多い」などの情報が表れます。
さらにグリーンの丸印をタップすると「みんなの意見」として、何人の人がそう思うかも数値として表示されます。
例えば、歩行者飛び出し(5人)といった感じ。
親子で通学路などを一緒に歩いてチェックしてみるのもいいかも。
その時に安全な信号の待ち方や渡り方を教えてあげるといいわね。
安全な信号待ちの位置や安全な渡り方とは?
交通事故から子供を守るためには、安全を確保することが重要です。
そこで、安全な信号待ちの位置と渡り方について、子供安全教育のプロにお聞きしました。
安全な信号待ちの位置は?
信号待ちでベストな信号待ちの場所は、なるべく横断歩道から離れた位置で待つ。
そして、ガードレールがある場合はガードレールの後ろで待つのがベスト!
ガードレールの強度は、時速40キロの8tトラックが衝突しても壊れないんです。
それどころか、25tの大型車が衝突しても歩行者を守れる強度があります。
万が一に備えてガードレールなどの後ろに立つことが大事!
横断歩道の安全な渡り方は?
きちんと右左を確認していても、子供たちがきちんと認識しているとは限りません!
実は大人の視野は150°に対して、子供の視野は90°と、大人の視野の1/3しかないと言われています。
そこで、
・しっかり確かに車が止まってる?
・何色の車が来ている?
・運転手さんの顔を見える?
など子供に具体的な質問をして、見るだけでなくしっかり確認させることが重要なんだそうです。
まとめ
ここ最近、痛ましい事故が多発しています。
そんな交通事故から子供を死亡させずに守ってあげる為に、いま一度交通事故の危険性を理解させるのに、疑似体験をさせてみたり、セーフティーマップを使って親子でどの道が危険なのかを一緒に考える必要があると思いました。
大切な我が子を危険から守るには、やっておけばよかったなど後悔しないように、いち早い対策が必要です!
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