もやしは太陽の当たらない暗所で、日光殺菌されずに栽培される野菜です。そのため、他の野菜に比べて菌が繁殖しやすく腐りやすい性質を持っています。
また、スーパーなどではいつも安定して安い値段で購入できるため、ついついたくさん買ってきがちですが、使いきれず腐ってしまうことが多いです。
しかし、購入したもやしが腐っているかどうかは、知識が無いとなかなか判断しづらい場合もあるかもしれません。
そこで、
✅もやしからすっぱい匂いがしても食べられるのか?
✅もやしが腐るとどうなるのか?
✅もやしが腐っているか見分け方
✅もやしから酸っぱい匂いがしたときの対処法
✅もやしを長持ちさせる保存方法
などをご紹介します。
もやしからすっぱい匂いがしても食べられる?
もやしからすっぱい匂いが出ても食べられるのか?ということですが、もやしの状態によっては食べることができます。
まずチェックすることは、もやしの袋に表記されている賞味期限です。いつなのか確認してみてください。
賞味期限が過ぎて数日立っている場合は、食べるのを控えた方が良いです。
(賞味期限の記載がなければパッケージに記載されている製造日をチェックし、製造日から3日以内を目安としてください。)
ただ1、2日程度過ぎた程度であれば、すっぱい匂いはちょっとした工夫で取り除くことができ、火を加えることで食べることができます。
しかし、もやしの状態が、茶色く変色していたり、濁った色の水分が出ていたり、ぬめりが出ていたりするのが確認できるようであれば、傷んでしまっている状態なので、食べるのは避けるようにしてください。
まずはもやしからなぜすっぱい匂いが出てきてしまっているのか、根本的な原因でもある正味期限を必ずチェックし、もやしの匂いが酸っぱくても上記に挙げた状態に当てはまらなければ、食べることができるので必ず火を通した上で食べるようにしましょう。
もやしは腐るとどうなるの?見分け方とは?
もやしが腐ると見た目・臭い・触感が変わるので、腐っているかどうかが分からないときは、これらの変化を総合して判断するのがおすすめです。
もやしは腐ると見た目が以下のように変化します。
・茎の色が白から透明に変色する
・ひげ根や全体的に茶色に変色する
・水が多く出ている
・白い汁や茶色い汁が出ている
・溶けている
上記の変化は、消費期限内でも保存状態が悪いと起きる場合があります。
ただし、一部が変色している場合や水分が若干溜まっている程度であれば、しっかりと加熱した上で食べられる場合もあります。
また、もやしは、腐ると下記のような臭いがする場合があります。
・生臭い
・カビ臭い
・酸っぱい臭い
・アンモニアのような臭い
もやしにはもやし独特の匂いが元からあるため、腐った臭いなのかどうか判断するのが難しい場合もあるかもしれません。
腐っていないもやしは水洗いしたら臭いが無くなるので、分からない場合は水洗いしてからもう一度臭いを嗅いでみましょう。
そしてもやしは、腐ると触感にも以下のような変化が起きます。
・柔らかい
・水っぽい
・ぬめりけがある
・触ると糸を引く
・もろくなって崩れる
もやしは、腐ると水分量が多くなり、また触感が柔らかくなります。
腐敗が進んだ場合には、もろくなって触ると崩れてしまう場合もあるでしょう。
また、腐って雑菌が増えると糸を引いたりぬめりけが出たりするので、このような状態のもやしは食べずに廃棄しましょう。
もやしから酸っぱい匂いがしたときの対処法
もやしは大変傷みやすい食材なので、購入したばかりでも傷んでいる時があります。
必ず、見た目と匂いと味で確認する必要があります。
水で洗ってすっぱい匂いが消えた場合は、食べても大丈夫な場合が多いですが、おなかの弱い方は食べない方が無難です。
もやしが食べられるかどうかの基準は、基本的にすっぱい匂いがしていたら腐るサインです。
すっぱい匂いとともに茶色の水や白っぽい水がでていたら、食べられません。加熱しても匂いが消えない、すっぱい味がする場合は食べられません。
すっぱい匂いとともにぬめりが出ている時も食べられません。茶色くぶよぶよした感じの時も食べられません。
またかじった時に舌が痺れるようなすっぱい味のものも、処分することが大事です。
しかし、透明の水の場合の対処法は、水洗い、もしくは沸騰したお湯で加熱し、匂いが消えたら食べられます。
すっぱい匂いと透明な水が出ている場合の対処法は、食べることができるか食べられないか、まずは水洗いしてみます。
水洗いしてもすっぱい匂いが消えない場合は、加熱してみます。よく沸騰したお湯に1分ほど浸けてみてすっぱい匂いが消えた場合は、食べることができるそうです。
水洗いしてすっぱい匂いがとれれば食べられます。でもこの場合も必ず加熱調理して食べましょう。
洗ってみてもすっぱい匂いが消えない場合でも対処法はあります。食べられるものは、1分ほど茹でることですっぱい匂いが消えます。
茹でてみてもすっぱい匂いが消えなかったら、腐るサインですので処分してください。豆類の腐敗からくる腹痛は長引くことがあります。
加熱処理は万能ではないものの、菌を死滅させるには良い方法です。
もやしを長持ちさせる保存方法
もやしは雑菌が繁殖しやすいので、常温保存では腐るのでできません。常温保存では1日程度しかもたないと言われています。
夏場などは数時間で透明な水が出てきたりすっぱい匂いがしたりして腐る場合もあります。とてもデリケートな食材なので、湿度や温度変化に弱いです。
そのため冬場でもすっぱい匂いや味になりがちなので、常温保存をしない方が良いです。
では、繊細な食材のもやしを長持ちさせるにはどうしたらよいのか見ていきましょう。
賞味期限を延ばし長持ちさせるには、洗ったもやしをタッパーに入れ、かぶるくらいの水を一緒に入れて蓋をして保存すると、1週間ほどもちます。
この方法の場合は毎日水を取り替えます。そうしないとすっぱい味がでてきます。
ただこの方法だと浸している水に水溶性のビタミンC等が溶けだすと言われています。しばらく使わない場合は冷凍保存がおすすめです。
買い過ぎなどでしばらく使わないもやしがある場合など、さらに賞味期限を延ばし長持ちさせる方法が必要な場合は冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の対処法なら約1~2ヶ月もちます。
買ってきてすぐに、すっぱくなる前に未開封のまま冷凍します。また茹でてから冷凍保存する方法もあります。
一度熱を通すことで殺菌し、保存することで品質の低下を防ぐことができます。解凍後すぐに調理できるメリットもあります。
もやしは買ってきたままの状態での保存だと、2日程度しか長持ちしません。すぐにすっぱい匂いが出始めます。
すぐ調理する場合は良いですが、長もちさせたい場合は対処法をとって水洗いして水に浸けて冷蔵、冷凍するなどして正しい保存方法を行ってください。
まとめ
もやしからすっぱい匂いが出ても食べられることは食べられますが、もやしの状態にもよります。
もしもやしから酸っぱい匂いがするようであれば、匂いだけでなくもやしの状態もしっかりと確認した上で、調理をするか、もしくは廃棄するか判断をするようにしましょう。
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