日本は地震が多い国と言われており、地震による自然災害の被害に遭いやすい環境です。
そのため、「防災グッズは用意しましょう」という声かけは耳にタコができるぐらい言われ続けられています。
しかし、災害前に防災グッズを用意していなかった、不十分だった人は約9割もおり、意外と備えていないことが調査の結果わかっています。
災害を経験して初めて「備えよう」という意識が高まるとこれもまた調査結果が出ています。
そこで今回は、防災グッズとして実際に「役立ったもの」と「いらなかったもの」をご紹介していきます。ぜひ参考にして見てくださいね。
防災グッズ実際に『役立ったもの』18選!
実際に災害に遭った方々の意見を参考に役に立ったものや、あればよかったなというものをいくつか紹介していきます。
季節によっても揃えておいた方がいいものは変わってくるので、年中を通して役に立つものをご紹介します。
水
「1.5ℓのペットボトル」を2本カバンに常備しておくといいでしょう。どのご家庭にもペットボトルはあるので、すぐにでも用意ができます。
水の必要量などはこちらの記事を参考にしてみてください。
ポリタンク
「ポリタンク」はペットボトルより多くの量を持ち運べるのが利点です。手で持ち運ぶ必要がありますが、入れ物が頑丈なため、中身が漏れる心配はありません。
持ち運び浄水器
「持ち運び浄水器」は飲み水がなくなった時に、雨水や海水をろ過して飲み水に変えてくれる便利道具です。
食べ物
アルファ米
「アルファ米」は水を注ぐだけで食べられるお米になります。いろんな味があるので、味に慣れるためにも日常生活で試食を繰り返して好きな味を把握しておくといいでしょう。
ミリメシセット
「ミリメシセット」は陸上自衛隊の戦闘糧食として利用されているので、飲料水でなくても温かいご飯が食べられるということで評判が高いです。
常備用レトルトカレー
「常備用レトルトカレー」は甘口・中辛とあり温めずに美味しく食べれます。見た目も味も普通のレトルトカレーと変わらないと言われています。喉が乾かない工夫がされており水がない時でも安心して口にすることができます。
パンの缶詰
「パンの缶詰」は硬いイメージがありますが、蓋を開けた瞬間から食べることができ、フワフワの食感になっています。有名なパン屋さんと連携して作られているものが多く、缶詰のため中身が潰れることがなく人気度も高くなってきています。
おやつ
「おやつ」はビスケットや飴などが最適です。気分が落ち込んでいる時は食欲が失ってしまい食べることに抵抗がある場合でも少しは口にしないといけません。そんな時、軽く口にできるおやつが役に立ってきます。また、子供をあやす時にも役に立ってくれるので備えておくといいでしょう。
おやつは日頃から子供が食べているお菓子を用意してあげると、心の安心につながりますよ♪
衛生用品
非常用トイレキット
「非常用トイレキット」はビニール袋と抗菌性凝固消臭剤が入っており、用を足した後に振りかけると固まる仕組みになっています。水がなくても使用後はそのままゴミとして捨てることが可能なので常備品には必須ですね。
消臭ロール
「消臭ロール」は消臭効果のあるトイレットペーパーです。用を足した後に、衛生面を考慮して拭きたいものです。トイレキットの袋に捨て、ゴミとして処分できます。
ウェットティッシュ
「ウェットティッシュ」は除菌効果のあるものがいいです。赤ちゃん用のお尻ふきシートも万能です。災害時はお風呂に入れないことが多く、それでも数日過ごさないといけません。体の汚れを放置しておくと、健康に害を及ぼす危険性があるため、なるべく拭くようにしましょう。
簡易的な救急箱
「簡易的な救急箱」には、絆創膏やガーゼ、包帯、消毒液、綿棒、ピンセット、ハサミは最低限揃えておくといいです。念のため、鎮痛剤や持病がある人は薬を多めに常備しておきましょう。
おむつ・ナプキン
「おむつ」「ナプキン」は女性や子供がいる家庭は常備する必要があります。支援が到着するまで数日かかることを予測して多めに準備しておくといいでしょう。
おもちゃ
まだ物心がついていない子供は災害に遭っても危機感がなく、ただ環境が変わってしまい不安な思いをしています。
そのため泣き止まないことが多くなり、あやすのが大変とおもちゃを用意していなかったことを後悔したご家庭がありました。
寝袋
自宅避難の場合は必要ありませんが、学校などへの避難の場合は寝袋は必要になってきます。
エアーマットだとぺったんこに収納されているのでリュックに入ります。
ガスコンロ
オール電化のご家庭ではガスと疎遠の生活になっていることが多く、ガスの備ができていないことが多いです。
ガスコンロとガスボンベ3本は念のため家にあると便利です。
LED懐中電灯
電池式と充電式と懐中電灯にはありますが、LED電池は寿命が60時間と豆球ライトより約8倍の寿命を持っています。
広範囲を照らすことができるので災害時では大活躍します。
ガソリン
これは車を持っている人が対象になってきますが、災害の次の日にガソリンスタンドに行くと長蛇の列になっています。
移動手段の一つになるので満タン+ガソリン缶を一家に1缶キープしておくといいでしょう。
防災グッズ用意したけど『いらなかったもの』5選!
防災グッツと呼ばれるものを、あれもこれもと用意してしまうと荷物が多くなってしまいます。
せっかく用意したものを災害時に使わなかった場合、無駄になってしまいますよね。
防災グッツにも優先順位があるため、ここでは実際にいらなかったものをご紹介していきます。
ろうそくやマッチ
停電時に暗闇を灯すために必要だと言われていますが、広い範囲を灯せるわけではないので転倒や転倒の衝撃で火事に発展する恐れがあります。
ろうそくではなく懐中電灯がいいとされています。
カップ麺
災害時はガスや電気が使えないことが多くお湯を入れて食べることが困難と予想されます。
家でガスコンべがある場合は大丈夫ですが、避難所や車での避難になるとお湯はないと思っておくといいでしょう。
貴重品
現金やキャッシュカード、印鑑は実際いらないと答える方が多いです。
過去の災害から多くの銀行では、通帳などがなくても引き出せれるようになりました。
最低限のお金だけ防災グッツに入れておくなど工夫しておき、保険証だけは必ず携帯するようにしましょう。
毛布
毛布は防寒対策になりますが、両手が塞がってしまうのでサバイバルシートが推薦されています。
また、災害による飛び火が避難中に毛布に点火すると、身に危険が及ぶので避けることをオススメします。
発電機
ご家庭に一台あると便利と言われていますが、何十万円もするものになるのでなかなか防災グッツとして手をつけようとは思いませんね。
発電するのも大きな音が出るのが周りに迷惑がかかるかもしれません。
ガスより電気のほうが復旧が早いため、コンパクトな電池式の充電器がオススメです。
まとめ
季節や年齢、避難場所によって必要になってくる防災グッツは変わってきます。そのため、最低限持ち運ぶ用と備蓄用と、どちらも用意しておくといいでしょう。
防災グッツは、ネットやホームセンター、スーパー、100均などで集めることができます。食べ物は賞味期限が3年以上のものを貯蓄することを心がけ、期限が近づいてきたら交換してください。
いつ何が起こるのか予測できないのが自然災害の恐ろしいところです。
まだ防災グッツを用意していない人や、今回で改めて用意する必要があるグッツが見つかった人は今日からでも揃えていきましょう。
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