寒くなり、洗濯物を外に出しても思うように乾かないときもありますね。
寒い冬、早朝にベランダに出て洗濯物を干すこともおっくうになるこの季節。
冬ではなくても、梅雨時期や花粉症の時期などは、どうしても部屋干しをしなければならない日もあります。
そんな時は部屋干しをしますが、「部屋干しはよくない」とネットに書き込みが!
そこで本当に部屋干しは良くないのか?部屋干しのメリットデメリットを踏まえた上手な部屋干しについて、紹介します。
洗濯物を部屋干しするのは本当によくないの?
洗濯物の部屋干しはよくないことなのか?部屋干しのメリット・デメリットを見てみましょう!
《洗濯物を部屋干しするメリット》
☆天気に影響されない。取り込みの心配をしなくてもよい。
急な雨で洗濯物が濡れることや帰宅時間が遅くなることを心配する必要がありません。
強風で洗濯物が飛ばされた!ということもないので、強風でも安心して干すことが出来ますね。
☆花粉やホコリがつかない
濡れた衣服に花粉は付きやすく、バサバサと払ってもなかなか落ちません。
やっと花粉を払ったのに今度は自分の着ている服についちゃった!ということもありません。
道路沿いのお宅は排気ガスやホコリ、畑が近ければ細かい砂埃なども心配ですが、部屋干しならそんな心配は一切ないですよね。
☆衣類が変色しない
日光は殺菌作用もありますが、紫外線で色あせが生じてきます。
部屋干しなら、お気に入りの洋服が色あせちゃったという心配もありませんね。
また車の排気ガスでも変色する可能性がありますが、部屋干しなら心配ありません。
☆朝から干す作業をしなくていい
特これからの季節、早朝が一番寒いのに外に出て洗濯干しは大変です。
寒くなくても、朝はお弁当作りや出かける支度で忙しいもの。
洗濯干しがないだけで、忙しい朝でもゆっくり心の余裕が持てますね。
夜寝る前などにゆっくりと時間をかけて干す作業をすると、心穏やかに家事ができます。
丁寧に干せることで、洗濯物の仕上がりもいいですね。
☆人目を気にしなくていい
夜遅くまで外に干しっぱなしだと自宅に不在であることが分かったり、家族構成なども分かってしまいます。
その点からしても、部屋干しは泥棒に狙われるリスクも回避できますね。
《洗濯物を部屋干しするデメリット》
それでは、次に部屋干しをするデメリットを見てみましょう。
★洗濯物が乾きにくい
天気の良い日は、屋外のほうが乾きやすいでしょう。
太陽と風が自然に乾かしてくれるので、乾かさなきゃ!という心配もないですよね。
★部屋干し臭い
洗濯物が乾きにくいと、部屋の湿気も増えてカビや雑菌が繁殖しやすい環境になります。
洗濯物自体にも雑菌が増えることによって「部屋干し臭」に悩まされることに。
★洗濯物に生活臭が付着する
キッチンとリビングに仕切りのない間取りだったりすると、洗濯物を干す場所によっては料理の臭いが付いてしまったり、タバコを吸う家族がいたりするとタバコのニオイが付いてしまいます。
★部屋の見栄えが悪くなる
洗濯物をどこに干すかによっては、生活感あふれる部屋になってしまいます。
普段の生活空間に洗濯物が干されているよりは、すっきりした部屋で過ごしたいですよね。
部屋干しをすると、部屋干し臭がしたり色々なデメリットもありますが、実はメリットもたくさんあります!
特に乾燥する冬場は、洗濯物を部屋干しすることで、乾燥を防いで風邪やインフルエンザ予防にもつながるメリットも♪
ただし、きちんとした干し方をしないとカビが発生する原因になり、健康被害が出る恐れもあります。
そこで、部屋干しをするときのおすすめの干し方を紹介します。
プロもおすすめの部屋干しの正しい干し方
☆洗濯が終わったら、できるだけすぐに干すこと
洗濯機の中に洗濯物を入れっぱなしにすると、雑菌が繁殖しやすくなります。
洗濯するときは、取り出すときの時間も考えて回しましょうね。
☆風通しの良いところに干すこと
洗濯物は濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖して臭いが発生するもとになります。
空気の流れができるように、窓を2か所以上開けておくと良いですよ。
窓が開けられないときは換気扇を回すのは必須!
換気扇でも不十分なときは、扇風機やサーキュレーターを回すのもおすすめです。
☆室内の湿度に注意すること
生乾きのようなイヤな臭いは、部屋の湿度の高さにも原因があります。
風通しを良くすることで、湿度も下げられます。
部屋の環境によって思うように湿度が下げられないときは、除湿機を使うのがおすすめ。
風呂場に洗濯物を干して換気扇を回しながら、除湿機を使うとかなり乾きが早くなります。
☆洗濯物の種類&干し方の工夫!
【Gパンやズボン】
Gパンやズボンなどはポケットの内側が乾きにくいので、裏返して干しましょう。
ピンチハンガーで筒状に干すと、空気が通り乾きやすくなりますよ。
【パーカー】
パーカーで乾きにくいのはフードの部分です。
パーカー専用のハンガーが便利です!
①ハンガーの肩の部分を曲げる
②反対側の肩の部分も同じ方向に曲げる
③曲げた部分をフードの中に入れて干す
フードハンガーを作るのは面倒という人は、こちらのパーカーハンガーがおすすめ。
厚手のパーカーでも素早く乾かせることが出来ますよ♪
【バスタオル】
ピンチハンガーを使う場合は、縦のじゃばら状にして干しましょう。
バスタオル用の大きいハンガーを使用するのもおすすめです。
2枚に折ったりして、繊維同士が接触しないように注意しましょう。
【Tシャツなど、ハンガーで干すもの】
衣類の表と裏側がピッタリとくっつかないように干しましょう。
ハンガーに厚みのあるほうがいいですね。
【ピンチハンガーに干すもの】
長さが長い洗濯物を外側に、短い洗濯物を真ん中にしてアーチの形にすると、風が通りやすくなるので乾きやすくなります。
乾いたものから外していくと、風が通りやすくより早く乾きます!
手間ではありますが、靴下などの小物もピッタリとくっついているものは剥がしてから干すと、空気が通り安くなるので乾きやすくなりますよ。
☆部屋干しする環境を整える
部屋干しの光景がうっとうしくならないように、部屋干しスペースや干す場所を決めましょう。
部屋の中に設置できる物干しなどを上手に利用することで、1年中部屋干しできます。
いつでも干せる環境にしておくことで、急な天気の変化にもあわてないで家事ができますね。
洗濯物の部屋干しでよくない干し方とは?
★カーテンレールには干さない
窓際は湿気が溜まりやすく、衣類によくない環境です。
洗濯物が大きい場合は、衣類が窓にあたり不衛生でもあります。
カーテンレールが洗濯物の重みで壊れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
★密集させて干す
洗濯物は、雑菌が繁殖する前に、できるだけ早く乾かす必要があります。
風の流れが通るように干さなければ、乾くのに時間がかかるだけでなく、乾く部分ムラができて作業効率も悪くなってしまいます。
上手く部屋干しで乾かなかったときの対策とは
雨が続いて湿度が高かったりすると、外干しでも部屋干しでも乾かないときはあります。
うまく乾かないときは、こんな工夫をしてみましょう。
扇風機で風をあてる
早く乾かしたい衣類には、直接扇風機の風をあてましょう。
天気や湿度で、乾かないな・・・と予想できるときは、洗濯機から出してすぐに部屋干しして扇風機の風をあてます。
アイロンがけをする
ワイシャツなどのアイロンがけが必要な衣類は、少し湿っているほうがシワが伸び、キレイに仕上がります。
スチームアイロンなどを利用して上手に乾かしましょう。
それでもダメならコインランドリー!
コインランドリーは高くつくから・・・と思う方も居ると思いますが、一度干して、ある程度乾いた洗濯物をコインランドリーに持っていって100円で乾燥機にかけるのも得策です。
特に梅雨時期など「乾かない・・・」と悩むよりも、手間はかかりますが、潔くコインランドリーでカラッカラに乾かすと気分も爽快です!
多少生乾きで持っていっても、コインランドリーの乾燥機の高温でいい香り。
頑張らない家事も時には大切です。
ポイントは、ある程度部屋干しして乾かしてから持って帰ること。
100%濡れたままから乾燥機にかけるよりは、時間とお金を節約できます。
まとめ
天気のいい日はおひさまにあてて殺菌しながら、洗濯を干す!という常識が、崩れつつあります。
もちろん人間も動物ですから、自然の力を利用することで良いことがたくさんあると思うのですが、外干しに比べて部屋干しは現代の環境やライフスタイルに合っています。
部屋干しのデメリットを解消するような洗剤の開発や、洗濯干しグッズの登場、部屋干しする前提での家の間取りなどが増えてきています。
急な天気の変化なども増えてきましたし、上手に部屋干しを活用することで、家事の効率がグンと上がりますよ。
外履きに履き替えてベランダに出たりする手間や、2階に上ったりするのも面倒になって、私もかなり以前から部屋干しユーザーです。
脱衣所に洗濯干しコーナーを設け、1年中扇風機が稼働しています。
洗濯が終わったらすぐに干す!を心掛ければ、臭いなどは気になりませんよ。
冬に暖かい部屋で干せるのが一番のメリットですね!
家事の常識に縛られず、自分なりに動きやすい家事動線を考えてみるといいと思います。
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