共働きでやむを得ず子供を家においておかなければならない場合、小学校の低学年ひとりでお留守番させるのは大丈夫なのか心配になりますよね。
そこで小学生の学年ごとに何時間くらいなら、ひとりでお留守番できるのか?留守番をさせなくてはいけないときでも安全にお留守番させることができる対策を紹介します。
子供ひとりでお留守番をさせなくてはいけない親御さんは必見ですよ。
小学校低学年ひとりでお留守番は何年生から?
共働きのご家庭や子供を連れていけないような用事など、やむを得ず子供を家においておかなければならない状況は遅かれ早かれ誰しも必ずやってくるでしょう。
特に小学生に上がると預けられる時間も限られてしまいますので、ひとりでお留守番デビューを経験するご家庭も多いのではないでしょうか。
また、学校が長期休みに入ると子供を家に残して出かけなければならない事も増えるでしょう。
実際に自分が小学生の頃に、お留守番デビューを果たした経験があるのではないでしょうか。
では具体的に何年生からお留守番が出来るのか調べてみました。
日本では留守番の最低年齢に対する法律は定められていません。
そのため親が適切なタイミングを判断する必要があります。
ベネッセが、年少〜小学生の子どもを持つ保護者約1400名を対象に調査を行ったところ、初めてのお留守番を始めた時期で一番多いのは小学校1年生で21.9%という結果が出ています。
次に小学校3年生で18.8%、小学校4年生16%と続きます。
小学校に上がると、学童に預けられる時間も限られてくるため必然的にお留守番をする機会が増えてくるようですね。
また、小学生になると学校での学習内容のレベルも上がり、人間関係も形成されるため、身体的にも精神的にもグンと成長が見られる時期です。
親の注意もしっかり聞き入れることが出来るようになるため、お留守番デビューは小学生に上がってからがちょうど良さそうですね。
もちろん、子供によって発育の差があるためマイペースに子供の成長具合に合わせて様子をみましょう。
また、いきなり何時間も留守番させるのではなく、最初は近所のスーパーに買い出しに行くくらいの数十分の時間から始めて、様子を見つつ時間を延ばしていきお留守番に慣れさせてあげるようにしましょう。
小学生がひとりで留守番できるのは何時間くらい?
具体的に平均どれくらいの時間であればひとりでお留守番が可能なのでしょうか。
低学年(1、2年生)
低学年のお留守番の平均時間は、30分~2時間が目安。
小学校低学年の場合は、兄弟の送迎(約20~30分程度)や近場への買い物の間(約1時間程度)の1時間以内が一般的なようです。
人によっては、親が仕事から帰るまでの間やPTAなどの集まり、兄弟を病院に連れていく間など子供を連れ居ていけない用事で約2時間程度までであればお留守番が可能なケースが多くみられます。
中学年(3、4年生)
中学年のお留守番の平均時間は、2時間30分~4時間が目安。
低学年にプラス2時間程度が、平均的なお留守番時間になっているようです。
学童は小学6年生まで利用可能になりましたがまだまだ以前の法律のまま、小学3年生までとしている施設も多いため、小学4年生頃からの留守番時間も必然と増えてしまうようですね。
ただし、小学4年生にもなると身の回りのことはだいたい自分で出来るようになり不安も少なくなるでしょう。
反面、小学4年生の壁(10歳の壁)とも言われるようにこの頃は精神面でもかなり成長を遂げる時期でもあります。反抗期がきたり、精神面でも不安定になりがちです。
子供の様子をみながら、無理のないように調整しましょう。
高学年(5、6年生)
高学年のお留守番の平均時間は、4時間~が目安。
高学年になると宅配便や電話の応対など、ただ家にいるだけではなく簡単な対応も任せられるようになるため長い時には半日ほどお留守番をしている子供たちも多いようです。
これらはあくまでも平均ですので、あまり縛られずに子供や家庭の状況に合わせて調整してみましょう。
小学生がひとりで留守番しなくてはいけないときの対策
大人にはどうってことないようなことでも、まだお家に一人きりという状況に慣れていない子供にとっては不安がたくさんです。
いざとなった時に、パニックにならないように親がお手本を見せながらお留守番時に起こり得る事を事前に教えておいてあげましょう。
戸締りの確認
とても重要なことが、戸締りの確認。
当たり前のことなので案外、子供に教えるのを忘れてしまいがちなのでしっかり伝えましょう。
宅配など対応させずにずっと家で過ごしている場合は、玄関の鍵にさわらないように。
宅配などの対応でドアを開閉する必要がある場合は、対応した後にしっかり鍵をかける事。
学校から誰もいない家に帰ってお留守番する場合は、不審者の目に留まらないように鍵は首からぶら下げたりせずに見えないところにしまっておくように注意しましょう。
また、鍵を開けて家に入る際は周囲に不審者がいないかしっかりチェックすることも大切です。
訪問者への対応
親戚、友達、宅配、セールスなどあらかじめ予想できる訪問者から予期せぬ訪問者まで、お留守番が長時間になるにつれ訪問者の対応を迫られる可能性も高くなります。
防犯面では訪問者が来ても一切対応させないのがベストです。
インターホンのみの対応にするにしても子供がひとりでお留守番をしていることが悟られる場合がありますので、出来ればインターホンに出ることも避けたほうが良いでしょう。
宅配や家の点検など調整出来るものは、子供の留守番時間と合わないようにしましょう。
電話がかかってきた時の対応
電話はなかなか予期出来ないものですよね。
まだ対応が出来ないうちは、あらかじめ留守電設定にしておくとか、電話に出ないように言い聞かせておく必要があります。高学年にもなれば電話応対も任せられるようになるでしょう。
その場合は、応対の仕方をあらかじめ決めて教えてあげましょう。
メモに書いて貼っておいてあげると、子供もパニックにならずに冷静に対処できるのでおすすめです。
また、電話を受けた際には、いつ誰からどんな案件で電話がきたのかをしっかりメモで残しておくように伝えておきましょう。
電話の応対はなかなかハードルが高いかもしれませんが、きっちりルールを決めておくと安心です。
小学生の留守番対策に防犯カメラがおすすめ♪
家の中にいれば安心、とは言えません。
子供を育てていて感じるのは、キッチンや水まわり、落下の可能性など家の中にも色々と危険は潜んでいるということ。
そして地震などの災害は、いつ何が起こるかわからないため外から家の中にいる子供の様子が見ることが出来れば、お留守番中の不安も減少されますね。
防犯カメラといえばお店や家の外についているカメラの印象が強いですが、今では家庭で気軽に設置できる見守りカメラやWEBカメラなどが多数販売されています。
家の中にカメラを設置すれば、スマホなどを経由して出先から気になった時にいつでも家の中の様子を見ることが出来るため、小さな子供やペットがいるご家庭では活用する人が増えてきています。
携帯電話で繋がっていたとしても、まだ小さい子供だとうまく説明が出来ずお互いにやきもきしてしまうこともあるかと思います。
そんな時にも、映像ですぐに共有が出来れば安心ですね。
子供も親が見守ってくれていると思うと、心強く不安も少なくお留守番が出来るでしょう。
お留守番が多い家庭には防犯カメラはオススメです。
ルールを決めればお留守番も安心安全♪
お留守番デビューは遅かれ早かれは子供たちが誰でも通る道です。
しかし、やけどや溺水、ベランダから転落としてしまうという事故も多々起こっています。
事前に家の中の危険は出来る限り排除しておき、危険な行為やお留守番の時の過ごし方を親子でしっかり話し合いお留守番デビューに臨みましょう。
親も子も、お互いの不安要素を事前に取り除いておくと安心できますね。
お留守番は、子供の自立や自信確率にも繋がりますので上手く取り入れていきましょう。
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