最近、健康志向や腸活ブームの影響で「発酵食品」に注目が集まっているんですよね。
特に、手作り甘酒や塩麹、味噌などに使われる「生米麹(なまこめこうじ)」や「生麹(なまこうじ)」は、自宅で気軽に発酵食品を作れることから人気急上昇中です。
でも、
「レシピに生米麹が必要だけど、スーパーのどこを探せばいいの?」
「生麹ってそもそも何?乾燥した米麹との違いは?」
「スーパーでの値段はいくらくらい?」
こんな疑問を持ったことはありませんか?
実は私も最初は同じ悩みを抱えていました。スーパーの中をさまよい、店員さんに聞くのも少し恥ずかしくて…。
でも大丈夫!この記事では、初心者の方でも生米麹・生麹がスーパーのどこで買えるのか、値段の相場、さらには初心者向けの簡単レシピまで、わかりやすく解説します。



「生米麹」や「生麹」ってどんなもの?
まずは、基本のキから!「生米麹」や「生麹」って、一体何者なのでしょうか?
生米麹と生麹の違いとは?
結論から言うと、「生米麹」と「生麹」は、ほぼ同じものを指すことが多いです。
「麹(こうじ)」とは、お米や麦、豆などに麹菌という微生物を繁殖させたものの総称。そして「米麹」は、その名の通りお米に麹菌を繁殖させたものです。
じゃあ「生」って何?というと、これは乾燥させていない状態の麹のことなんです。つまり、麹菌が生きているフレッシュな状態!
スーパーで見かける「米麹」と表示されているものの中には、乾燥させている「乾燥米麹」も多いので、お間違いなく。
「生米麹」は、水分をたっぷり含んで、麹菌が元気いっぱいに活動している「生」の米麹ですよ!
生の状態の麹は水分を含んでいるので、乾燥麹に比べて発酵力が強く、素材の旨味を引き出す力も高いといわれています。

ただし「生米麹」は保存が効かないため、鮮度の良いものを早めに使い切る必要があります。
生麹はどんな料理に使えるの?
生米麹は、まさに「魔法の万能調味料」!
これがあるだけで、いつものお料理が驚くほど美味しく、そして健康的になります。代表的な使い方をいくつかご紹介しますね。
自家製甘酒
「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養満点な甘酒は、生米麹と水だけで簡単に作れます。
お米を麹の力で糖化させるので、砂糖なしでも自然な優しい甘さが魅力。朝食代わりに、おやつに、疲れた体にじんわり染み渡りますよ。
塩麹
肉、魚、野菜…何でも美味しくしてくれる、まさに魔法の調味料!
生米麹と塩と水を混ぜて発酵させるだけで、旨味が凝縮されたとろっとしたペースト状になります。お肉に揉み込んで焼けば、驚くほど柔らかくジューシーに!

私のおすすめは、鶏むね肉に塩麹を揉み込んで30分置いてから焼くと、パサつきがちなむね肉がしっとり柔らかく大変身!お弁当のおかずにもぴったりですよ。
醤油麹
塩麹の醤油バージョン。
生米麹と醤油を混ぜて発酵させると、まろやかでコクのある醤油に変わります。卵かけご飯にかければ至福の味、炒め物に使えば料亭のような深みが生まれます。

冷奴に醤油麹をかけるだけで、いつもの冷奴がごちそうにランクアップ!和え物にも大活躍してくれます。
手作り味噌
少し時間はかかりますが、生米麹があればお家でも本格的なお味噌が作れます。大豆と塩と生米麹を混ぜて寝かせるだけ。自分で作ったお味噌の味は格別ですよ!
これらはほんの一部。生米麹の可能性は無限大です!料理初心者さんでも、まずは甘酒や塩麹から気軽にチャレンジしてみてくださいね。
生米麹・生麹はスーパーで買える?販売状況を調査!
生麹を取り扱っているスーパーは?
結論から言うと、生麹はほとんどのスーパーで買うことができます。ただし、店舗の規模や地域によって取り扱い状況は異なります。
私が実際に調査した範囲では、以下のスーパーで生麹を見つけることができました。
大手スーパーチェーン店
イオン、イトーヨーカドー、ライフ、西友、サミット、マルエツなどの大型店舗や、品揃えが豊富な店舗では、生米麹を取り扱っている可能性が高いです。
これらのスーパーは、全国展開しているので、健康食品コーナーやこだわりの調味料コーナーに力を入れていることが多いんです。
オーガニック系・自然食品系スーパー
成城石井や、各地にある独自の自然食品系スーパー、道の駅などでは、積極的に生米麹を販売しています。
こうしたお店は、もともと発酵食品や手作り志向の強い顧客層をターゲットにしているので、高確率で見つかることが多いです。
地域密着型の中規模スーパー
地域によっては、地元の麹屋さんから仕入れた新鮮な生米麹を置いているスーパーもあります。
これは、まさにその地域ならではの掘り出し物!店内に張り紙がないか、地元産のコーナーをチェックしてみるのもおすすめです。
逆に、小型のコンビニエンスストア併設のスーパーや、品揃えを厳選している店舗では、乾燥米麹はあっても生米麹は置いていないことが多いので、ご注意くださいね。
生麹はスーパーのどこの売り場を探せばいい?
「よし、スーパーに行ってみよう!」と思っても、広~い店内で生米麹を探すのは一苦労ですよね。
でもご安心ください!
私の調査によると、主に以下の5つの場所のいずれかに置かれていることが多いです。
■乾物・製菓材料コーナーの冷蔵棚
■お米コーナーの近く
■「こだわりの食品」「オーガニックコーナー」
✅【最有力候補!】冷蔵コーナー(豆腐・納豆・味噌・漬物・発酵食品の近く)
生米麹は「生きている」発酵食品なので、鮮度を保つために必ず冷蔵保存されています。
豆腐、納豆、味噌、漬物など、同じく冷蔵保存される発酵食品の並びに置かれていることが多いです。私がよく行くスーパーでは、まさに豆腐売り場の隣の棚にひっそりと並んでいました!
「発酵食品コーナー」と銘打たれた場所があれば、そこは要チェックです!
✅乾物・製菓材料コーナーの冷蔵棚
お米や小麦粉、パン作りの材料などが置かれている乾物コーナーの中に、小さめの冷蔵ケースが併設されている場合があります。特に、米粉やもち粉などの近くに置かれていることも。
✅お米コーナーの近く
稀に、お米売り場の近くに専用の冷蔵棚が設けられているスーパーもあります。「米麹」なので、お米と関連付けて陳列されているケースです。
✅「こだわりの食品」「オーガニックコーナー」
大型スーパーや、少し高級志向のスーパーでは、オーガニックや無添加の食品を集めた特設コーナーがあります。そこに、生米麹が並んでいることも。
【それでも見つからない時の最強ワザ!】
「どこに生米麹がありますか?」と、店員さんに直接聞いてしまうのが一番確実です。
在庫の有無や入荷状況まで教えてくれることもありますよ!
気になるスーパーの生米麹の値段は?賢くゲットする目安は?
「スーパーで見つかるのは嬉しいけど、お値段ってどうなの?」というのも、気になりますよね。せっかくなら、賢くお得に生米麹をゲットしたい!
スーパーでの値段は?
一般的なスーパーで販売されている生米麹の価格帯は、1パック(約200g〜300g)あたり300円〜600円前後が目安です。
価格には、いくつか要因があります。
✅メーカーやブランド
大手食品メーカーのものか、地域の小さな麹屋さんが作っているものかによって差が出ます。
✅有機JAS認定などの有無
オーガニック認証を受けているものは、手間がかかる分、少し値段が高くなる傾向があります。
✅内容量
小分けパックと大容量パックで、グラムあたりの単価が変わることもあります。

初めての方は、まずはお試し感覚で300gくらいのパックから始めてみるのがおすすめです。
ネット通販と比較したときの価格帯
スーパーの生米麹は、実はかなり手軽な価格設定であることが多いです。
スーパーのメリット
送料がかからない! これが一番大きいですよね。
オンラインショップだと、商品代金に加えて送料がかかるため、少量の購入だと割高に感じてしまうことがあります。
「今すぐ欲しい!」に対応できる! 思い立ったらすぐに買いに行けるのがスーパーの魅力。
ネット通販のメリット
①豊富な品揃え: 全国各地の珍しい麹や、特定の菌株を使った麹など、スーパーでは手に入らないようなこだわり商品が見つかります。
②大容量でお得: たくさん使う予定がある場合や、友達とシェアする場合は、大容量パックや業務用サイズが安価で手に入ることがあります。
③定期購入や割引: 定期的に購入するなら、割引が適用されることも。

「まずは気軽に試したい!」「近所のスーパーで済ませたい!」という場合は、スーパーが断然おすすめです。特定の麹を探している場合や、大量に仕込みたい場合は、ネット通販も検討すると良いでしょう。
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生麹と乾燥麹どっちがお得?
スーパーでは、生米麹の他に「乾燥米麹」もよく見かけますよね。
「どっちを選べばいいの?」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。
✅乾燥米麹のメリット
①価格が安い: 同じグラム数で比較すると、乾燥米麹の方が安価なことが多いです。
②保存期間が長い: 水分が少ないため、常温で長期間保存できます。
③計量しやすい: サラサラしているので、計量も簡単。
✅生米麹のメリット
①麹菌が生きている!: これが一番のポイント。麹菌が活発なので、発酵力が強く、旨味成分を生成する力も優れています。特に甘酒など、甘みを引き出したい料理には生米麹がおすすめです。
②フレッシュな香り: 独特の甘く香ばしい香りが楽しめます。
③下準備が楽: 事前の水戻しなどが必要なく、すぐに使えます。
どちらがお得かというと、単純な価格では乾燥麹に軍配が上がります。
しかし、「仕上がりの美味しさ」や「酵素の働き」を重視するなら、断然生米麹がおすすめです。
特に、甘酒や塩麹など、麹の風味を存分に味わいたい料理には、生米麹を使うとワンランク上の仕上がりになりますよ。

「コスパ重視なら乾燥麹、美味しさ重視なら生米麹」という風に、使い分けるのも賢い選択です。
コスパの良い買い方のコツ
せっかくなら、少しでもお得に生米麹をゲットしたいですよね!
セール情報をチェック!
スーパーのチラシやアプリをこまめにチェックしてみてください。たまに特売品として生米麹が並ぶことがあります。
特に、旬の発酵食品の時期(例えば、味噌の仕込み時期など)は狙い目かもしれません。
大容量パックを検討!
もし頻繁に使う予定があるなら、少し大きめのパック(例:500g〜1kg)の方が、グラムあたりの単価が安くなることがあります。
使い切れない分は、冷凍保存すれば大丈夫なのでご安心を!
地域の産直市場や道の駅もチェック!
スーパーではないですが、意外な穴場として、地元の農産物直売所や道の駅で、良質な生米麹が安価で手に入ることがあります。
新鮮で、地域の特色が出ている場合も多いので、ドライブがてら立ち寄ってみるのも楽しいですよ。
初心者におすすめ!生米麹を使った簡単レシピ3選
生米麹を無事にゲットしたら、早速作ってみましょう!
「難しそう…」と思っているあなたも大丈夫。とっても簡単で、失敗しにくいレシピを3つご紹介しますね。
飲む点滴!炊飯器で簡単「生米麹甘酒」
これが一番簡単で、初心者さんにも大人気!
・生米麹 200g
・ご飯 200g
・水 300ml
①ご飯に水を加えて混ぜ、軽く潰す。
②炊飯器の保温機能を使って、温度を55~60℃に設定する。
(炊飯器によっては、温度設定ができない場合もありますが、保温機能のままでもOK)
③そこに生米麹をほぐしながら加え、よく混ぜる。
④炊飯器の蓋を開けたまま、濡れ布巾をかけて6~8時間保温する。時々混ぜて、麹が均一に混ざるようにする。
⑤甘くなっていれば完成!粗熱が取れたら冷蔵庫で保存し、約1週間を目安に飲み切る。
熱すぎると麹菌が死んでしまい、甘くならないので注意してくださいね。初めて作ったとき、甘くてとろっとした自家製甘酒の美味しさに、家族みんなで感動しました!
魔法の万能調味料!「生米麹塩麹」
何にでも使えるから、冷蔵庫に常備しておきたい一品!
・生米麹 200g
・塩 60g
・水 300ml
①清潔な保存容器に生米麹を入れ、手で優しくほぐす。
②塩を加えて混ぜる。
③水を加えてよく混ぜる。
④蓋を軽く閉めるか、ラップを乗せて常温(20~25℃くらい)で1日1回、清潔なスプーンで混ぜる。
⑤1週間~10日ほどで、とろみがつき、麹の芯が柔らかくなったら完成。冷蔵庫で保存する。

鶏肉や豚肉に塩麹を揉み込んで焼くと、お肉が本当に柔らかくなってジューシー!野菜スティックのディップにしても美味しいですよ。
ご飯が止まらない!「生米麹醤油麹」
塩麹の醤油バージョン!これも簡単で、食卓のレパートリーが広がります。
・生米麹 100g
・醤油 150ml
①清潔な保存容器に生米麹を入れ、手で優しくほぐす。
②醤油を加えてよく混ぜる。
③蓋を軽く閉めるか、ラップを乗せて常温(20~25℃くらい)で1日1回、清潔なスプーンで混ぜる。
④1週間~10日ほどで、麹が醤油を吸ってとろみがつき、麹の芯が柔らかくなったら完成。
冷蔵庫で保存する。

卵かけご飯に、冷奴に、炒め物の隠し味に。醤油の塩味がまろやかになり、旨味がぐっと増します。子供も「これ、いつものお醤油と違う!美味しい!」と喜んでくれますよ。
生米麹と米麹の保存方法と注意点
せっかく手に入れた生米麹、美味しく使い切るために、適切な保存方法を知っておきましょう。
生米麹の保存方法
■冷蔵保存(短期保存)
購入したら、すぐに冷蔵庫に入れましょう。未開封であればパッケージに記載の賞味期限まで保存できます。
開封後は、空気に触れると傷みやすいので、密閉できる袋や容器に入れ、1週間〜10日を目安に使い切るのが理想です。
■冷凍保存(長期保存)
すぐに使い切れない場合は、冷凍保存がおすすめです。
使いやすい量(例えば100gや200gなど)に小分けして、ラップでしっかりと包み、さらにジップロックなどの密閉できる袋に入れて冷凍庫へ。
冷凍すれば、約3ヶ月〜半年は保存可能です。使う際は、自然解凍または冷蔵庫でゆっくり解凍してから使用してください。
使用する際の注意点
■清潔な環境で!
生米麹は「生きている」食材なので、雑菌が繁殖しやすいです。
使用する容器やスプーンは、必ず熱湯消毒するなどして清潔なものを使ってくださいね。
■適温で保存!
発酵を促したいときは、レシピ通りの温度管理が重要です。
特に甘酒などは、温度が高すぎると麹菌が死んでしまい、低すぎると発酵が進みません。
■風味の変化を楽しむ!
生米麹は、時間が経つにつれて色味が濃くなったり、香りが変化することがあります。これは発酵が進んでいる証拠でもあります。
ただし、異臭がしたり、カビが生えてきた場合は使用を中止してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?生米麹と米麹について、スーパーでの買い方から値段、保存方法、簡単レシピまで一通り解説しました。
実際には、イオンや成城石井などのスーパーでも生麹は手に入りますし、価格も300円〜と意外に手頃。売り場さえわかれば見つけやすく、ネット通販も活用すれば選択肢は豊富です。
初めての方も、まずはスーパーで生米麹を買って甘酒を作ってみてはいかがでしょうか?
きっと、自然の甘さと体にやさしい味に感動しますよ。
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