今、美容と健康で注目されている「麹水」ですが作る際に必要となる「米麹」。
麹水を作った時に使用して残った麹はその後捨てるしかないのでしょうか?
■残った麹の活用法や麹水の麹は何回使えるのか?
■麹水は何日間持つのか?
■残った麹は冷凍できるか?
■麹水は加熱やレンジで温めても大丈夫か?
など麹水や残った麹について詳しく紹介していきます。
麹水や残った麹について知りたい人は必見ですよ。
麹水を作って残った麹の活用法を紹介!
「麹水(こうじ水)」作る際に必要となるのは「米麹」です。
本来甘酒や塩こうじなどをつくる際に使用されるものですが、こうじ水で使用した麹はその後捨てるしかないのでしょうか?
いえいえ、ただ捨てちゃうのは勿体ないです!
今回は、麹水を作って残った麹の活用法をご紹介しますね。
料理に加える
一番簡単な方法が料理に加えてしまうという方法。
麹水としては使用できないものの、食べることは可能です。
なので、ドレッシングにブレンダーでなめらかにして混ぜてみるという方法や、しっかりと水切りをした後、和え物に混ぜたり味噌汁に入れてもほのかに麹の甘味が感じられいつもよりまろやかに感じます。
また、カレーやシチュー、煮物などの煮込み料理にも入れても良いですね!
麹が気になるという方は煮込んでしまうとわかりにくくなるので良いかもしれません。
ご飯を炊く時に入れてしまうというのも良いでしょう。
ただし、煮込み料理や炊飯など65度以上の熱を加えると麹の酵素が壊れてしまいます。
ですが麹も元をただせばお米です。捨てるよりは食べてしまう方が良いでしょう。
ご飯ものに混ぜるのは…という方であれば、パンケーキやスムージーなどのドリンクに合わせるのもいいですよ!
甘味のあるものと合わせるとより食べやすいかもしれませんね。
スキンケアに利用する
こうじ水で残った麹をスキンケアにも活用できます。
中からも外からもキレイになれますね!
1つ目の方法は、入浴剤にして使う方法。
不織布やネットに入れ、湯船に浮かべるだけです。
麹菌(きくきん)の作用で保湿や美肌効果が期待できます。
麹が作り出す「コウジ酸」という成分には肌に塗ると色を明るくしてくれたり、シミを薄くしたりする美肌効果があることがわかっています。
入浴剤として使用すれば全身保湿、全身美肌に近づけるかもしれませんね!
もう1つはパックとして利用するという方法。
こうじ水で残った麹をブレンダーなどでなめらかにしてパックするだけ!とても簡単です。
しかし、他の化粧品同様合わないと肌荒れや炎症を起こす場合がありますので、必ず手の甲や目立ちにくい場所でテストしてから使用しましょう。
パックは30分ほど置いて洗い流すだけ。あとはいつも通りのスキンケアを行いましょう。
こうじ水を飲んで、残った麹を無駄なく活用していけるとより生活に幅が出てきます。
肌に効果が見られる場合には女性であればモチベーションも上がりますよね!
肌の調子が良ければそのあとのメイクのりも変わってきますので、試してみる価値はあると思います。
麹水の麹は何回使える?
ここまでは、飲み終わった後の麹の活用法をご紹介しましたが、「こうじ水に使う麹は何回まで使えるの?」「繰り返し使って大丈夫なの?」と思う方もいるでしょう。
まず、繰り返し使用することは可能です。
しかし、繰り返すうちに味がや栄養素がどんどん溶け出て薄くなり、酸っぱいようなニオイがしてくることや、舌がピリピリするようなこともあります。
雑菌が繁殖することでそういったことが起こることがあるようです。
その場合は飲むのをやめて、新しいものに取り換えましょう。
また、繰り返し利用できる回数は2~3回です。
あくまで500mlに対しての繰り返し使える回数なので注意してくださいね。
理想の回数としては2回くらいでしょう。
3回目になると1回目に比べ色や味が薄くなります。
効果がないわけではありませんので3回使用することも可能ですが、できれば2回使ったら新しいものと交換するようにしましょう。
麹水は何日間持つの?
作ったこうじ水は3日以内に飲み切るようにしましょう。
1番いいのはできたその日に飲み切ることです。
500mlであれば朝・昼・晩で分ければ1回あたり約160~170ml、朝・晩で飲み切るのであれば1回あたり250mlなので、そこまで苦になる量ではないでしょう。
もちろん味や風味が苦手でなかなか飲み進められないという方であれば、自分の飲めるタイミングで飲んで問題ありません。
効果的なタイミングとしては朝起きてから飲むのが効果的だそうです。
麹水は加熱や電子レンジで温めても大丈夫?
麹の酵素は熱に弱く、65度以上で破壊されてしまいます。
なので、常温程度に温めるのであれば問題ありませんが65度以上の加熱はしないようにしましょう。
常温程度に温める場合も飲む直前に飲む量だけ温めてくださいね。
また、保存は必ず冷蔵庫で保管しましょう!
麹水を作って残った麹は冷凍できる?正しい保存方法を紹介!
こうじ水を作って飲んだ後、麹が残ります。
すぐに使いきれれば一番いいですが、普段から麹を使うという人はなかなか少ないと思います。
となると気になるのは保存方法や期間や正しい方法で保存はどんな方法なのでしょう?
ずばり、「冷凍保存」が有効です。
先ほどもあげたように麹は熱に弱く、常温保管をすると「やけこうじ」と言って、麹カビの繁殖時の発熱によって麹カビ自体が死んでしまうようです。
また雑菌なども増えやすくなります。
そのため、保管には10度以下の保存がおすすめです。
また、回数を分けて使用するのであれば、冷蔵よりも「冷凍」がおすすめです。
小分けに分けておけば複数の料理に使用することも可能です。
何度も冷凍を繰り返すと、麹にダメージが加わってしまうので、冷凍保存の場合には小分けにすることをおすすめします。
また保存期間は、通常の生麹の場合は冷凍保管で3か月ほど保存することが可能のようですが、こうじ水で使用した後の麹は個人的にはなるべく早めに使用した方がいいのかな?という印象です。
麹水で気を付けるべき注意点は?
こうじ水の注意点は以下の通りです。
〇常温程度に温めて飲むことはできますが、65度以上の熱を加えると麹の酵素が壊れてしまうので、加熱しないようにしましょう。
〇必ず保管する場所は冷蔵庫で!
〇麹は最大3回まで繰り返し使用することは可能です。3回目になると色や味は薄く感じられますが、効果はあります。気になる場合には2回で使用をやめ交換し、残った麹は料理や入浴剤などに活用しましょう。
これらがこうじ水の注意点になります。
難しいことは何もありません。「3日以内」「冷蔵庫」というポイント押さえておけば問題ないでしょう。
夏場は冷たい飲みものを飲む方も多いと思うので、常温で保管する方は少ないかと思いますが、暑い時季は特に部屋の中の温度が上がっていたり、湿度が高くなっていたりします。
そうなると発酵が進んでしまいニオイがしてきたり、舌がピリピリするような感覚があったりします。その場合には飲むのを止めましょう。
また寒い時季でも常温保管はやめましょう。
暖房をつけていたりすると室温は上がりますし、もし仮に暖房をつけていなかったとしても、室温は10度よりも高いはず。そうなると発酵することもあります。
暑い時季でも、寒い時季でも必ず「保管場所は冷蔵庫」と覚えておきましょう。
まとめ
今回は主にこうじ水や、残った麹について紹介してきました。
こうじ水は健康面や美容面で大きな効果を発揮してくれます。
もちろんアレルギーをお持ちの方は注意が必要です!
こうじ水にも大きな効果を期待できますし、飲み終わった後の麹にも様々な使い道があり麹が万能であることがわかります。
夏には夏バテや熱中症など体調を崩しやすくなりますので、栄養補給の代わりとしても活躍してくれるので、この機会に1度試してみるのはいかがでしょうか?
コメント