寒い冬に欠かせないこたつ。
ついつい長時間つけっぱなしにしてしまうことってありますよね。
こたつつけっぱなしにしたまま外出してしまった!
でもすぐに家に帰れない場合、火事にならないか心配になりますよね?
そこで今回は、
■こたつつけっぱなしにしたら火事になるのか?
■何時間までつけっぱなしにしていても大丈夫なのか?
■こたつをつけっぱなしにすることで起こる火事の原因
■こたつを安全に使用するためのポイント
をご紹介していきます。
こたつのつけっぱなしで本当に火事になるの?
こたつのつけっぱなしで、火事になるリスクはどれくらいあるのか?
気になるところですよね。
石油ヒーターに比べると、こたつは火事になりにくい気がしますが、実際のところこたつが原因で発生する火災の件数が報告されているんです。
最新の総務省消防庁のデータによると、2022年(1月~12月)にこたつが原因で39件の火災が起きたことが明らかになりました。
意外と多いなぁ~と言った印象ですよね。
使用時は十分に注意を払って事故を未然に防ぐことが大切ですね。
こたつをつけっぱなしにすることで起こる火事の原因とは?
こたつは肩まですっぽり入れるので暖かくてとても便利ですが、使用方法を間違えると火事のリスクが高まります。
そこで、こたつで火事になる主な原因をご紹介します。
ヒーター部分の異常発熱
こたつのヒーター部分は常に高温で熱を発するようになっているため、長時間連続で使用すると放熱が追いつかず、温度が必要以上に上昇する場合があります。
- 古い製品:製造から10年以上経過している場合、ヒーター部分の温度制御が不安定になることがあるので要注意です。
- メンテナンス不足:ヒーター内部の汚れや部品の劣化が原因で、過剰に熱を発生させるケースも報告されています。
特に、古い製品やメンテナンスが十分でない場合は、発火の危険性が高まるので、使用前にしっかりとメンテナンスと点検をしてくおきましょう。
布団やホコリが原因での発火
ヒーター部分にこたつ布団や衣類が密着すると、熱がこもりやすくなります。
また、ホコリがヒーターに溜まると、燃えやすい状況を作り出します。
- 熱がこもる:こたつ布団や衣類が熱を遮断することで放熱が妨げられ、局所的に温度が異常に高くなることで発火のリスクが高まります。
- ホコリがたまる:ヒーター部分に溜まったホコリが高温にさらされると、発火しやすい状況を作り出してしまいます。特に使用頻度が高いこたつでは、ヒーター部分の定期的な掃除が欠かせません。
経年劣化によるコードトラブル
こたつのコードが破損したり断線すると、ショートによって発火することがあります。
特に、無理に引っ張ったり、コードが家具に挟まれた状態で使用すると危険です!
- 断線:頻繁に曲げたり引っ張ったりした場合、コード内部の銅線が切れることがあります。
- 破損:コードの表面が削れると、内部の導線が露出して、ショートによる火花が出る危険性があります。特に、家具にコードが挟まることで劣化が加速する場合が多いんです。
実際、こたつ火災の事例として「長時間つけっぱなしにしていたために発火した」「ヒーター部分にホコリが溜まっていた」などが報告されています。
これらを防ぐためには、日頃のメンテナンスと使用する際の注意が必要ですね。
こたつをつけっぱなしにしても何時間までなら火事にならない?
「こたつをつけっぱなしにしても何時間まで大丈夫か?」という疑問、実は使用するこたつの種類や環境によって違ってくるんです。
昔ながらの古いタイプのこたつの場合
古いタイプのこたつには、過熱防止機能が付いていない場合があります。
この場合、長時間使用するとヒーターが異常加熱し、火災のリスクが高まります。
例えば、10年以上使用している製品の場合、ヒーター部分が劣化している可能性が高く、温度調整がうまくいかないことがあります。
このため、1~2時間おきに電源を切ることをおすすめします。
最新型のこたつの場合
最新のこたつには、過熱防止センサーや自動オフ機能が搭載されているものが多く、安全性が高まっています。
これらの機能により、温度が一定以上になると自動で電源が切れたり、使用中の適温を維持することが可能です。
ただし、最新型でもヒーター部分にホコリが溜まったり、布団が密着してしまうと、熱がこもり発火のリスクはゼロではありません。
このため、2~3時間ごとに布団の位置を調整したり、定期的にヒーター部分の掃除を行うことが大切です。
一般的には、2〜3時間おきに電源を切るか、温度を調整することがおすすめされています。
長時間つけっぱなしにする際は、環境や製品の状態を必ず確認してくださいね。
つけっぱなしを避けられないときに安全に使用する方法
こたつを長時間つけっぱなしになければいけない状況でも、安全を確保するための方法があります。
自動オフ機能付きこたつを使う
最新型のこたつには、一定時間経過すると自動的に電源が切れる機能が搭載されています。
これによって、こたつの電源の消し忘れや寝落ちした時の火事になるリスクを軽減できます。
特に高齢者や子供がいる家庭では、自動オフ機能は重要です!
電源を切り忘れてしまった場合のリスクを考えると、自動的に電源がオフになることで家族みんなが安全に過ごせる空間を作り出すことができます。
この機能は本当に便利で、ご家庭の安全を守ってくれますよ。
消し忘れ防止グッズを活用する
タイマー機能付きのコンセントは、こたつの電源を消し忘れて外出してしまった場合でも、タイマー機能を使って電源を落すことができるため火事になるリスクを軽減してくれたり、電気代の節約にもつながりますよ。
これらの便利グッズを取り入れることで、つけっぱなしのリスクを大幅に減らすことができます。
もし火事が起きてしまったら…対処法と事前対策
万が一火事が発生した場合、冷静に対応することが大切です。
初期消火のアドバイス
まだ小さな火災の場合は、次の対処法を試してみてください。
まず、消火器を使って火を直接消すのがおすすめです。
消火器がない場合は、濡れた毛布を火の上にかぶせて酸素を遮断し火を消すことができます。
ただし、大規模な火災が心配される場合は、素早く避難することが何より大切です。
扉を閉めて煙や炎の広がりを防ぐとともに、安全な場所まで速やかに退出しましょう。
避難後は直ちに119番に通報し、状況を詳しく伝えてください。消防隊の迅速な対応が火災の被害を最小限に抑えるカギとなります。
火事になる前にできること
火災保険に加入する
まずは火災保険に加入することから始めましょう。これで金銭的なリスクから身を守ることができます。
冬の時期は空気も乾燥している上に、暖房器具からのトラブルで火事になるケースも増える時期でもあるので、火災保険に入っていない人はこれを機に検討してみるもいいかもしれませんね。
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緊急連絡先の共有
次に、家族や同居人と緊急連絡先を共有しておくことが大切です。
もし万が一のことがあっても、すぐに助けを呼ぶことができますね。
さらに、避難経路や集合場所も事前に話し合っておきましょう。いざという時に慌てずに行動できるよう、しっかりと準備しておくことが重要です。
消火器の設置場所を確認
最後に、消火器の設置場所を確認し、誰でも使えるように取り扱いを練習しておくことをおすすめします。
火災に備えて、日頃からこういった対策を行うことが大切です。
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消火器の設計標準使用期限は10年と長期間ですから、1本あると安心ですね。
まとめ
こたつをつけっぱなしにすると火事の危険性やこたつを安全に使うためのポイントをご紹介しました。
まず、こたつ火災の主な原因は、こたつの「異常発熱」、「ホコリの蓄積」、そして「電源コードの劣化」です。
こたつでの火事を避けるためには、これらに気をつけることが大切ですね。
また、長時間のご使用は避けましょう。2~3時間おきに電源を切るのがベストです。
さらに、自動オフ機能やタイマー付きコンセントなどを活用すれば、より安全性が高まりますよ。
これらの対策を心がけて、寒い冬をあたたかく過ごしてくださいね。
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