秋といえば紅葉シーズンですよね。
紅葉は、色づき始め~満開まで、移り変わりには風情があり見ていてうっとりできるものです。
一方、紅葉の見頃はあまり長くありません。
紅葉を楽しめる時期はいつなのか、おおよその期間を知っておかなければ、楽しめる時期がもう終わっていた、ということになりがちです。
ここでは、紅葉の見頃や、見に行く日程と色づきが合わないときの対処法について解説します。
紅葉を見に行く際の行先選びにも参考になると思いますよ♡
紅葉は色づき始めから見頃までの期間はどれくらい?
紅葉といえば、秋の楽しみの一つ。
秋は、日本の風情を感じられる魅力的な季節ですよね。
お寺や庭園の紅葉も素敵ですが、広域でグラデーションする山の紅葉は圧巻の景色です。
紅葉が一部色づき始めてから見頃までの期間は、20日~1か月ほどと言われています。
これだけ聞くと、紅葉を楽しめる時期は長そうだと思われるかもしれません。
しかし、色づき始めの段階では紅葉狩りにベストな時期とはいえず、ちょっと物足りなく感じてしまうものです。
また、紅葉は気温や天候が大きく影響していますので、地域によっても差があります。
紅葉の見頃は、本州では、11月下旬くらいの地域が多いです。
標高などによってもばらつきがありますが、地域ごとの見頃の目安は以下のようになっています。
・東北・甲信越…9月下旬から11月下旬
・関東・北陸・中国…10月中旬から12月上旬
・東海…10月上旬から12月上旬
・関西・四国・九州…10月下旬から12月上旬
気温が低い山などでは、急速に紅葉する傾向があり、見頃は短めです。
一方、街中などの気温が低くないエリアでは、ゆっくりと紅葉する傾向があります。
これらの傾向を踏まえて、紅葉狩りの予定を立ててみてくださいね。
紅葉は見頃からどのくらいの期間楽しめる?
紅葉スポットの情報には、紅葉が見頃を迎えてからは、およそ10~20日間楽しむことができると書かれています。
平均すると見頃から2週間程度の期間たのしめると言えそうです。
紅葉で有名な庭園などでは、様々な木が植えられていることが多く、長い期間、紅葉を楽しむことができます。
しかし、1~2種類の木しかないような場所では、紅葉を楽しめる期間が短くなる場合も考えられます。これは、木の種類によっても、葉が散るまでの期間が異なるからです。
葉が10日程度で散ってしまうものから、1か月程度きれいに色づく木まで、様々なのです。
葉が散った後でも、紅葉の絨毯となって、楽しめるような場所もあります。
紅葉の絨毯で有名な場所を選ぶというのも一つの方法です。
紅葉した木はもちろんきれいですが、紅葉の絨毯も風情があって素敵ですよね。
紅葉の色が変わる条件とは?
秋になると、もともと緑色だった葉が赤く色づきますが、どうして色が変わるのかについて、考えたことはありますか?
葉っぱは、春~夏の間、光合成をして栄養分を作り出しています。
そんな葉っぱも、秋になって気温が下がると、光合成をすることができなくなります。
すると、葉っぱから水分が外に出ていくようになり、冬に向けて葉っぱを落とす準備をするのです。
そして、葉っぱに栄養分が送られなくなると、紅葉が始まると言われています。
地域によって時期は異なりますが、秋の終わりが紅葉シーズンです。
紅葉の色が変わる条件には以下のようなことがあります。
最低気温が8度以下になること
朝方、気温がぐっと下がった頃に紅葉が始まります。
最低気温が5度以下の日がつづくと一気に紅葉が進みます。
日がよく当たる場所であること
山や樹木全体によく日光が当たることできれいに赤く色づきます。
日照時間が短くなること
日照時間が短くなって紫外線が減ると、光合成ができない条件となります。
湿度が適度にあること
葉っぱが水分を吸うことができなくなると枯れてしまいますので、適度な湿度が大切です。
川沿いやダムなどで紅葉がきれいなのは、水分に恵まれているからなのです。
きれいに紅葉するための条件は、急に温度が下がることだと言われています。
山などの気温が低い場所では、早い時期から紅葉が始まりますよ。
紅葉を見に行く日程と色づきが合わない場合の対処法!
いざ紅葉を見に行こうと決まっても、紅葉が一番きれいな時期と予定が合わないこともしばしば。
これまで、色づきのピークに紅葉を見に行けたことがないという人もおられるのではないでしょうか。
紅葉の見頃はとても短く、待ってはくれません。
では、どうすればきれいな紅葉を見られるのかを紹介します。
先取りで楽しめる紅葉スポットへ行く
11月に入ってから紅葉に行く予定を立てるのでは、行きたい場所と予定が合わないことが起こりがちだと思います。
また、紅葉シーズンでは、紅葉スポットには人がたくさんということが多いです。
そんな悩みを回避するために、10月が見頃の紅葉スポットへ先取りで行っておくのがおすすめです。
例えば、軽井沢や越後湯沢などは、10月中旬から紅葉の見頃です。
北海道や東北地方だけでなく、10月から紅葉を楽しめる場所は他にもあるので、チェックしてみましょう。
敷地の広い紅葉名所・高低差のあるコースを選ぶ
紅葉名所は全国にたくさんありますが、街中にある紅葉スポットの場合、敷地が狭い場合も多いですよね。狭い紅葉スポットの場合、ちょうど見頃を狙うのはとても難しいです。
そのため、まだ早かった・遅すぎた、ということが起こりやすいのです。
例えば、京都の嵐山・嵯峨野周辺のような広く散策できるような場所や、ダム周辺や山などのような高低差のあるコースを選ぶと、散策している途中で、紅葉がとってもきれいな紅葉を見られる確率が上がります。
近場の紅葉スポットに2週続けて行く
紅葉の名所にこだわらず、近所の紅葉スポットを見つけるのもおすすめです。
丸1日かけて遠くまで見に行くのは、時間と労力がかかります。
数時間以内で帰ってこられる場所を選んで、2週続けていくという方法です。
シーズン中に2回行けば、色づきの変化も楽しめます。
コロナ禍で遠出をしにくい今年は、こんな紅葉狩りも良いのではないでしょうか。
紅葉情報のサイトを活用する
全国の紅葉スポットの情報を確認することができるサイトがあります。
様々なサイトがありますが、「紅葉ch.」などが有名で使いやすいと思います。
紅葉スポットの情報や紅葉スポットごとの今年の紅葉の見頃がわかるので便利です。
日程をもとに紅葉スポットを検索することもできるほか、通知機能まであります。
これを利用すれば、紅葉の見頃を逃さずに済みますよ。
まとめ
紅葉といえば、秋の風物詩。
紅葉は、色づき始め~満開まで、移り変わりには風情があり見ていてうっとりできるものですが、紅葉の見頃はあまり長くありませんので、そろそろ計画を立てておくのがおすすめです。
紅葉が見頃を迎えてからは、およそ10~20日間楽しむことができると言われています。
紅葉で有名な庭園などでは、様々な木が植えられていることが多く、長い期間紅葉を楽しむことができます。
しかし、1~2種類の木しかないような場所では、紅葉を楽しめる期間が短くなる場合も考えられます。
紅葉は気温や天候が大きく影響していますので、地域によっても差がありますが、紅葉の見頃は、本州では、11月下旬くらいの地域が多いようです。
いざ紅葉を見に行こうと決まっても、紅葉が一番きれいな時期と予定が合わないということが多い人の場合、先取りで楽しめる紅葉スポットを選んだり、紅葉情報のサイトを使うなどして、見逃さないように対策をしましょう。
今年は紅葉の見頃を楽しんでくださいね。
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