お正月といえば初詣。初詣では神様に新年のご挨拶をする場と言われています。
ですから初詣で神様にお願いしてはいけないという話を聞いたことはありませんか?
実は神社で神様にお願いするのにも仕方やマナーがあります。
そこで今回は初詣で神様にお願い事をしてもいいのか?参拝方法や願い事が叶うための伝わりやすい例文も紹介していきます。
初詣で願い事をお願いしてはいけないの?
初詣で願い事はしてもいいのか気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、初詣で願い事をお願いしても大丈夫です。
ただし、いきなりお願い事をするのではなく、一年間無事に過ごせたこと、新年を迎えられたことに対しての感謝の気持ちを伝えてから、お願い事をするようにしましょう!
その年一年で叶えたいお願い事をして、神様に見守ってもらうという姿勢がいいですね。
ただし、願い事は欲張らないのが鉄則ですよ。
神社で願い事が叶うお願いの仕方やマナーを紹介
初詣で願い事をお願いしてもいいと言いましたが、実は願い事をお願いするだけではいけないんです。
実はお願いの仕方やマナーがいくつかあるので紹介していきます。
はじめは自己紹介
初詣に限りませんが、いきなりお願いだけをして帰るのではお願いが叶いにくくなってしまいます。
まずは自分がどこに住んでいて何という名前なのかを述べましょう。
そうすることで神様も誰からのお願いかということが分かりやすくなります。
報告・お礼
次にお礼と報告を述べましょう。
昨年の初詣からどんなことが出来て、健康に一年を過ごせたことについて報告とお礼を伝えることは大切だと言われています。
願い事をする
自己紹介と報告・お礼を終えたら願い事を伝えましょう。
この時願い事は1つにしましょう。たくさん欲張ってお願いしないことが大切です。
お願いはたくさんしたくなりますが、たくさんあると神様も困ってしまいます。
一つのことを具体的に伝えることが願いが届きやすいと言われています。
たくさんではなくどれか一つこれは絶対に叶えたいというものをお願いしましょう。
またお願いごとは叶えてくださいというだけでなく、自分も頑張りますという思いを伝えるとより願い事が叶いやすくなるようですよ。
またそのお願いが叶う事で他の幸せも引き寄せられるという思いがあれば、具体的に伝えておくのもいいようです。
そして、お願いの仕方ですが、既に完了したかのようにお願いする方法もあるようです。
というお願いです。
内容にもよると思うのでぜひ自分のお願いに合った方法で伝えましょう。
なにより、丁寧に礼儀正しくお願いすることが大切といわれているので、無礼であったり、粗雑にならないようにしましょう。
初詣のお賽銭の金額はいくらがいいの?
気になるお賽銭の金額ですが、多ければ多いほどいいと思う方も多いようですが多ければいいということもないようです。
願い事が叶うことも額によって左右されたりはしないとされています。
自分の気持ちと感謝の気持ちをもって丁寧にお賽銭箱に入れるだけで大丈夫だそうですよ。
■5円(ご縁がありますように)
■15円(十分ご縁がありますように)
■25円(二重ご縁がありますように)
■45円(始終ご縁がありますように)
とされています。
10円は遠縁とも読めるのであまり良いとはされていないようです。
神社ではどんな祈願をすればいい?祈願例文も紹介
お願いごとをしてもよいということはわかりましたが、例えばどんな祈願をすればいいのでしょうか。
こちらでは四字熟語の例文をご紹介していくので、ぜひ祈願の参考にしてみてはいかがでしょうか。
もちろん口語体といって自分の言葉でお願いしても大丈夫です。
ぜひ自分がお願いしやすい言葉で祈願しましょう。
病気を治し、健康に過ごしたいという願い事
病気が治ることをお願いしたい方は、
■病気平癒
■病気回復
■悪疫退散
などという四字熟語を使うとよいとされています。
病気にならないことをお願いしたい方は、
■無病息災
心身ともに健康であることは、
■心身健全
健康で長生きすることをお願いしたい方は、
■健康長寿
■延命福寿
などという四字熟語を使うとよいとされています。
さらに細かい具体的なお願いをしたい方は、
■脳や首から上の病気が治るようお願いする脳病平癒
■目の病気が治ることをお願いする眼病平癒
■ガンが治ること、ならないようにお願いする癌封じ
■痴呆が進まないこと、ならないようにお願いするぼけ封じ
などがあります。
災難を除けて福を呼ぶお願い事
悪い敵をたおしたいお願いは、
■怨敵退散
■怨敵降伏
災難を防いで幸福がくるようにとお願いすることは、
■厄除開運
■除災招福
■七難即滅七福即生
などがあります。
運があけて幸運になれるようお願いすることは
■開運招福
■福寿増長
など。
さらに細かい具体的なお願いをしたい方は、
■交通事故に合わないようにお願いする交通安全
■海や船の事故に合わないようにお願いする海上安全
■作業中に事故がおきないようにお願いする作業安全
■旅行から無事に帰ってこれるようお願いする旅行安全
■火事に合わないようにお願いする火難除
■水難事故に合わないようにお願いする水難除
などがあります。
家庭、家族についてのお願い事
家族が平穏に過ごせるようにお願いすることは、
■家内安全
■家内安穏
■家族円満
など。
さらに細かい具体的なお願いをしたい方は、
■夫婦仲良くすごすお願い夫婦円満
■親子仲良くすごすお願い親子円満
などがあります。
結婚、恋愛についてのお願い事
良縁をお願いすることは、
■良縁祈願
■所縁吉祥
など。
無事に出産できるようお願いすることは
■安産祈願
■安産成就
妊娠をお願いすることは、
■子宝成就
■子授祈願
などがあります。
お金、仕事についてのお願い事
お金儲けをお願いするには、
■金運向上
■福徳円満
などがあります。
仕事がうまくいくようにお願いすることは、
■商売繁盛
■事業発展
■社運繁栄
などがあります。
さらに細かい具体的なお願いをしたい方は、
■漁業の繁栄を願う大漁祈願
■農業の繁栄を願う五穀豊穣、万年豊作
などがあります。
勉強についてのお願い事
勉強の成績が上がるお願いがしたい場合は、
■学業成就
■学業優秀
入学、就職試験に合格するお願いがしたい場合は、
■合格祈願
■○○大学入学試験合格祈願
■就職試験合格
などがあります。
夢、願い事を叶えたいというお願い
■心願成就
■大願成就
■満願成就
は夢や願い事が叶うようにとお願いするときに使える例文となります。
これというお願いがない場合などはいいかもしれませんね。
絶対に叶えたいというお願いがある方は1つに絞る方が叶いやすいと言われているので、自分自身と相談してみてくださいね。
いろいろなお願いの言葉をご紹介してきましたが、自分の願いと当てはまるものがあればぜひチェックしてみてくださいね。
短く具体的にお願いができるので、事前に考えていけば混んでいる初詣でもスムーズにお願いできますし、神様も分かりやすいのではないでしょうか。
こちらの例文は絵馬などにも書きやすいのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初詣では神様に新年の挨拶と一年の感謝をしてお願いを伝えましょう。
礼儀正しく、謙虚に、お願いだけにならないようにすることが大切です。
また、丸投げしてしまうのではなく、自分も頑張るのでお守りくださいというお願いをすると神様も聞きやすくなるそうです。
大切なお願いを1つだけお願いして守ってもらえるのであれば嬉しいですよね。
ぜひ自分の言いやすい言葉でお願いしてみてくださいね。
初詣という年はじめの行事を丁寧に過ごすだけでも、その一年が素敵なものになりそうです。
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