秋といえば食欲の季節。
そう、新米が食べれる季節ですよね♪
旬の魚や野菜、お肉と一緒に食べる新米はたまりません!
しかし、新米なのにツヤがない。
新米なのにおいしくない。あまくない。なんていう、経験をしたことはありませんか?
もしかすると、あなたのお米の炊き方に問題があるかもしれません。
そこで、新米をおいしく食べる対処法についてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
新米なのに「つやがない」原因とは?
せっかく新米を買ったにもかかわらず、いざお米を炊いてみると、「ツヤがなく、美味しくない」という経験はありませんか?
それには、様々な原因があります。
はじめに、新米なのにツヤがない原因についてご紹介します。
水の量が適量でない
新米を炊くときの水の量を普段と一緒にしていませんか?
もしかすると、ツヤがないのは水が適量でない可能性があります。
そもそも、新米は古米に比べてやわらかいんです。
そのため、普段と同じ量の水で炊いてしまうと、水分を多く吸収してしまいベタベタとしてしまいます。
逆に、水の量が少なすぎてもいけません。
水の量が少なすぎると米ぬかが際立ち、本来のうまみを出すことができません。
なので、新米と炊くときの水の量には気をつけて炊く必要があります。
新米を洗いすぎている
次に新米を研ぐとき、洗いすぎているなんてことはありませんか?
新米は古米に比べて米ぬかがはがれやすいという特徴があるんです。
そのため、力強く研いでしまうと米ぬかがはがれ、新米のうまみを出すことは難しくなります。
新米を研ぐときは、普段のお米を研ぐときより優しくていねいに研いでみてください。
浸水時間が適切でない
お米を研いだあと、お米を水に浸す時間は適切ですか?
浸水させる時間は、季節によって異なります。
・春・・・45分
・夏・・・20分
・秋・・・45分
・冬・・・60分 です。
新米の季節だと、だいたい30分〜45分が目安となります。
浸水時間が長すぎても、短すぎてもうまみを引き出すことはできません。
お米にあった、浸水時間で炊いてみてください。
水質がお米に合っていない
水道水を使用してお米を炊いていませんか?
水道水は地域によって、硬度が異なります。
一般的にご飯を炊くのに適している水は、軟水であると言われています。
そのため、硬度が高すぎてしまうと、お米のあまみや風味を失ってしまうんです!
さらに、水道水にはカルキという石灰が含まれているので、水道水独特のカルキ臭さがあり、美味しくお米を炊くことが難しくなります。
もし硬水や高い硬度の水を使用している場合は、軟水に変えてみてください。
また、海外のミネラルウォーターも硬水のものが多いので、ミネラルウォーターなどの硬水を使用している場合は気をつけて下さいね。
もし水道水を使用したい場合は、五分程度沸騰させるなどしてカルキ抜きをすることで、美味しく炊くことが出来ますよ。
新米をおいしく食べるための対処法
新米なのにツヤがない原因についてご説明しました。
原因を考えると、新米を炊くのは難しいと感じてしまいますよね。
でも、安心してください!
ここでは、新米をおいしく食べるための対処法についてご説明します。
炊飯器のお手入れと劣化をチェックしよう!
先ほどまで、お米の炊き方についての原因をご説明しました。
しかし、お米をおいしく食べるには、お米の炊き方だけが原因ではありません。
日頃の炊飯器の手入れをするだけで、お米の美味しさは変わります。
まずは、炊飯器のお手入れと劣化をチェックしてみてください。
① 炊飯器の外側を拭く
まず、炊飯器の外側にアルコール除菌スプレーをかけて、柔らかい布またはキッチンペーパーで拭き取ってください。炊飯器の蓋部分はホコリが溜まりやすいので、念入りに拭きましょう。
② 炊飯器の内蓋を外し拭く
次に、炊飯器の蓋を開けて内蓋を外します。
そして、同じくアルコール除菌スプレーで内蓋や通気口の部分を拭き取りましょう。
拭き終わったら、水分が残らないように乾拭きもしてください。水分を残してしまうと故障の原因にもなってしまうので、必ず乾拭きは行ってくださいね。
炊飯器ににおいがこびりついていると、お米を炊いた際、お米にもそのにおいが付着してしまいます。もし炊飯器のにおいが気になる場合は、次の手入れも行ってみてください。
① 内釜に水を1〜2合目ほど入れる
内釜に水を1〜2合目ほど入れてください。
もし頑固なにおいの場合は水と一緒にクエン酸や重曹を入れてください。
水1〜2合目に対して、クエン酸は20グラム。
重賞は小さじ半分程度です。
② 「早炊き」または「お手入れ」コースでたく
水または重曹等を入れた内釜を炊飯器にセットしたら、「早炊き」または「お手入れ」のコースを選択して、炊いてください。
こちらで炊くことによって、水蒸気が汚れをとり、においを防いでくれます。
③ 各パーツをしっかり洗い拭き取る
炊き終わった後は、各パーツをしっかり洗って拭き取りましょう。
水蒸気が残ったままで放置していまうと、においを作り出す菌が繁殖してしまいます。
さらに重曹やクエン酸を使用する場合は、念入りに洗うように心がけてくださいね。
間違ったとぎ方をしている
新米なのにツヤが出ない原因のところでもご説明しましたが、新米を研ぐ時、研ぎすぎてしまうと、米ぬかがはがれてしまい、うまみを無くしてしまう場合があります。
特に新米は柔らかいので、間違った研ぎ方をしていると、お米のうまみを十分に引き出すことはできません。
まずは、研ぎ方を見直してみてください。
美味しい新米の研ぎ方ってどうすればいいの?
そんな疑問にお応えして、次に美味しい新米の研ぎ方を紹介しますね。
おいしい新米のとぎ方を紹介!
では、実際においしい新米の研ぎ方についてご紹介します。
その前に知っておきたいこととして、加える水についてお米が水を吸う時は、
・お米を研いでいる時
・研いだあとにお米を浸水させている時
のふたつです。
お米を研いでいる時にお米は水を吸っていますが、その中でも特に研ぎ始めが一番吸いやすいです。
そのため、1番始めに入れる水は、水道水ではなく浄水器の水や軟水をオススメします。
研ぎはじめについて
浄水や軟水を入れて後は素早くすることが大切です。
水を加えた後、ゆっくりしてしまうと、お米についたぬかのにおいを吸ってしまうからです。
水を加えたら、軽く2〜3程度かき混ぜて、すぐに水を捨てましょう。
手の動かし方について
お米は、ほぼ水の切れた状態で研ぐのが正しい研ぎ方です。
水を切った状態で、手は野球ボールを握るような手つきにしてください。
そして、20回ほどシャカシャカとボウルの中をかき回すようにして研ぎます。
この時、力は入れすぎないように注意してください。
ポイントは、同じ方向にぐるぐると優しくかき混ぜる感じです。
水を取り替える回数について
優しく研いだあとは、ボウルに水を入れて白く濁ったとぎ汁を捨てましょう。
とぎ汁を捨てる前に、一度そこから軽くかき混ぜて捨てることがポイントです。
上記の研ぐ工程から水を捨てるまでの工程を3回行いましょう。
研ぎすぎてしまうと、お米が割れることや水分を吸い過ぎてしまいます。
なので、3回行ってください。
まとめ
いかがでしたか?
新米が美味しくない原因から対処法についてご説明してきました。
お米を美味しく炊くには、水や研ぎ方、炊飯器とたくさん気にかけるポイントがあります。
ただ、この手間があるからこそおいしい新米を食べることができます。
仕事が忙しく、お米を炊くのに手間はかけられないという方は、まずは正しい研ぎ方から変えてみるようにしてください。
そして、時間が出来た時に、炊飯器の掃除など行ってみてくださいね。
こちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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