心機一転新しく入社した会社で入ってみたら業務や人間関係が自分と合わず、苦しい想いをしている方もいるのではないでしょうか。
1カ月だけしかたっていないから辞めるという決断がなかなか難しいと思います。
その上退職となると上司や会社に後ろめたさを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
ですが一度自分を見つめなおして今のままで本当にいいのか、1カ月で辞めても大丈夫なのか、手順や伝え方などのアドバイスをご紹介します。
新入社員だけどもう辞めたい!入社1ヶ月でも大丈夫?
新しい環境で不慣れなことも多い中、1カ月といわず1週間でもつらい気持ちになることも少なくないと思います。
入社して間もなくだからと頑張りすぎたり、先輩社員などに気を使ったりと精神的にも追い詰められる事も多いですよね。
知らず知らずのうちに精神的疲労が少しずつ溜まってしまい一気にしんどくなることになってしまうのではないでしょうか。
しんどくなって体に異変が出てきたら、どんどん取り返しのつかない方向へ行ってしまいます。
会社のことを考えるのも大切ですが第一は、自分の体を大切にしてほしいと思います。
たとえ入社1カ月でもつらい想いをしていると感じたら潔く辞めてしまうのも、ある意味仕方がない場合もあります。
むしろ短い期間で早く辞める方が今後増える業務の引継ぎも少なくなり、教えてもらう時間も増えるので先輩社員への負担も少なくすむのではないでしょうか。
新入社員であっても思い切った決断を行うことは、絶対にダメではないと私は思います。
ただし注意点としては、一般的に1カ月から2カ月前に退職の旨を伝える必要があるといった点です。
法律上は14日前でも可能という文面があります。新入社員とはいっても、もう立派な社会人の仲間入りをしたワケですから、自分の状況によって迷惑がかからない様に伝える日にちを考えておく必要もありますね。
入社1カ月でも納得のいく退職理由の伝え方
退職するには理由が必要です。
自分の気持ちをそのまま伝えるのも正直でいいと思うのですが、正直に伝えて受け入れてくれるところなら言ってみるのもいいのかなと思います。
ですが中にはまだいてほしいと思う上司や理由次第ではすぐに退職させてもらえないところもあるかと思います。
そうなった場合つらい気持ちのままどんどん体を壊していくことになってしまいますよね。
円満に退職したいと考えるのであれば、しっかりとした退職理由を考えておくことが必要になるのではないでしょうか。
退職を誰に伝えるべきか?
まずは退職を伝える人ですが、直属の上司に伝える必要があります。
先に上司に申し出を行ってから許可を得て他の先輩社員に伝えていくことが一般的となります。教育担当の先輩がいるならばその方にも伝えておきましょう。
他に周りに信頼できる方がいれば、その方にも言っておくのもいいと思います。
また教育担当の先輩や周りの信頼できる方に退職について相談できそうなら一度相談しておくのもいいと思います。一人で抱え込みすぎるのもよくないので吐き出せそうなら吐き出してみましょう。
ただし先輩を通じて上司に退職の話がいってしまうのはタブーなのでそういった恐れがある場合は、相談はせず上司に一番に伝えることをおすすめします。
また伝える時のアポイントメントもタイミングが必要となりますので注意が必要です!
出来れば朝一は避け、上司の仕事がひと段落した時や営業時間外に声をかけましょう。
また周囲にも気を配り、人が出来ればいない状況か聞かれても問題ない人がいるタイミングを見計らう必要があります。
切り出し方は「相談したいことがあるので近々お時間を頂いてもよろしいでしょうか」などの姿勢が好ましいですね。
難しいですが表情や雰囲気はその場や上司の性格によって、深刻すぎず冷静に声をかけるのか、重大な話をするという雰囲気で声をかけるのか、変えてみるのもいいのかもしれません。
誰もが納得する退職理由を考えておく
退職理由としては皆が納得する理由が必要になります。
円満に退職するには会社への不満は言わないように、前向きな理由を言うようにしましょう。
言い方としては角をたたせないように相談する姿勢でいることも大切です。
ただし、相談する姿勢だけれども退職したいという気持ちや理由はしっかりと伝えましょう。
迷いながら話してしまうと引き留めにあう可能性もあるので、ここは腹を決めて「はっきりと話していく」ことを目指していきたいですね。
また、相手を否定するような言葉はタブーとなります。
相手を否定するような「給料が低くこの会社にいると将来が不安」などの言葉は使わないようにしましょう。相手もいい気持ちがしないですし嫌な顔をされてしまう恐れがあります。
自分にも悪い部分があるという事も伝えると、上司の印象も変わってくる場合があります。自分を否定した話を入れることで相手も冷静に話を聞いてくれるのではないでしょうか。
この理由であれば致し方ないと誰もが感じ背中をおしてもらえるような退職理由をいくつかテーマごとに考えてみましょう。
今から紹介する文章の中で自分にあっていて使用できるものがあればぜひ参考にしてみて下さい。
もちろん下記以外でも引っ越しや看病など他の理由もあります。ただしあからさまに嘘だとわかる理由は円満に退職できかねることにつながりますので気を付けたいところですね。
退職理由が【家庭の事情】の場合の伝え方
会社には大変お世話になったのですが、実は退職したいと考えております。
理由としましては、以前から悩んでいたのですが、両親が高齢となり家業を継ぐことを決断したためです。誠に勝手ではございますが〇月末を目処に退職させていただきたく存じます。
家業を継ぐなどやむを得ない退職理由の場合は、上司もなかなか駄目とは言いずらいですよね。
退職理由が【体調不良】の場合の伝え方
私ごとで大変恐縮ですが、先日持病の悪化により行きつけの病院へ行ったところ病状があまりよくないとの診断を受けました。そこで担当医師と話し合い、入院する必要があると伝えられました。
短い間でありましたが大変お世話になり感謝しております。この先貢献することが出来ず大変申し訳ございません。
こちらも、やむ得ない事情ではありますが、入院となるとウソを付くことになるのが、後ろめたいと思う人は止めておいた方がいいかもしれませんね。
どうしても、ウソを付きたくない場合は、下記の例文はいかがでしょうか。
実は体調が思わしくなく、 このままでは業務の継続が困難であることから、誠に恐縮ではございますが、○○年△月□日を持ちまして会社を退職したく、 誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
こちらは先ほどのやむ得ない事情よりは、納得するには少し弱い理由となりますが、ウソを付きたくない人にはこちらの例文の方がいいかもしれませんね。
退職理由が【一身上の都合】の場合の伝え方
突然のこととなり大変恐縮です。今の仕事にもやりがいを感じておりますが自分を見直した結果今の仕事とは違う分野でチャレンジしたいと思い〇月に退職をさせて頂きたく存じます。
今行っている業務は引継ぎを万全にした状態に致します。
一身上の都合で退職することとなりご迷惑をおかけして申し訳ございません。
今まで大変お世話になった御恩は次へ行っても忘れません。
この他にも、旦那さんや奥さんが海外出張になったという退職理由でもいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。退職する時は勇気もいりますし不安も大きいと思います。
入社1ヶ月でも自分の状態をしっかり見て、判断することは悪い事ではないですし、後回しにしてしまうとどんどん先が伸びてしまう事もあるかと思います。
早めにこのような理由をきちんと手順をおって伝えることで、次のステップへと進みやすくなるのではないでしょうか。今後も関係性を続けたいならなおさらです。
相手の立場にたって気持ちを考え、うまく前向きな表現をすることで周囲に納得してもらい円満に退職するためには、今回説明した退職理由を参考にしてみてくださいね。
コメント