いよいよ受験生にとって、追い込みの時期になってきましたね。
睡眠時間は、しっかり確保できていますか?
受験生にとって睡眠時間や勉強時間の確保は重要な要素ですよね。
そこで気になるのが、高校生はどれくらい睡眠時間や勉強時間を取っているのか?ということ。
そこで今回は、そんな受験生の平均睡眠時間や勉強時間、さらには効率よく勉強をする為の一日のスケジュールの立て方もご紹介します。
時間の使い方に悩んでいる受験生は必見ですよ♪
高校受験生の平均睡眠時間と睡眠が与えるメリット
それではまず、高校受験生の平均睡眠時間と睡眠が体に与えるメリットをご紹介していきましょう。
睡眠は、想像以上に私たちの体の調子と密接に関わっています。
うまく睡眠を取り入れる事で、得られるメリットが多くあるのでご紹介していきますね。
高校受験生の平均睡眠時間
まずは、高校受験生の平均睡眠時間から見ていきましょう!
2015年に、国立睡眠財団が年齢別の必要な睡眠時間のデータを公表しました。
それによると、中学生にあたる14歳~17歳の必要睡眠時間は、約8時間~10時間とされています。
このデータに対して、内閣府が日本の高校受験生を対象に睡眠時間の調査を行いました。
その結果、必要睡眠時間が8時間~10時間必要なのに対し、高校受験生の平均睡眠時間は6時間45分という結果が出たのです。
このような結果から分かるように、現在の高校受験生の平均睡眠時間は必要睡眠時間よりも1時間以上足りていないという事になるのです。
睡眠が学習に与えるメリットとは
それでは次に、睡眠が高校受験生の学習に与えるメリットについて解説していきましょう。
睡眠は、学習効率にも大きな影響を及ぼします。
先ほどの調査結果から分かる通り、日頃から睡眠時間が足りていない高校受験生からは、学校がある日の午前中は眠いという声が多く寄せられています。
この割合は、高校生で全体の78.5%という高い数値となっているのです。
このような状態では、なかなか効率よく学習を行う事は出来ませんよね。
質の良い睡眠をとると、記憶力にも良い影響があると言われています。
人間の睡眠リズムには、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がありますが、「レム睡眠」の時に記憶を整理します。
高校受験生が、昼間一生懸命覚えた記憶を、レム睡眠の時に脳にしっかり定着させるのです。
このレム睡眠は、しっかり睡眠時間を確保することで、1晩の間に何度か訪れます。
そのため十分な睡眠時間をとらないと、覚えたことが記憶として定着しないのです!
高校生が必要とされている睡眠時間を確保することは、記憶力を向上させ、しっかりと脳に定着させることが出来るメリットがあるのです。
高校受験生の平均勉強時間と効率のいい勉強法!
それでは次に、高校受験生の平均勉強時間と効率の良い勉強法をご紹介したいと思います。
勉強は、ただやみくもに行っても思いのほかはかどらない事があります。
集中して行う事で、効率の良い勉強法を身につける事が出来るので、高校生の平均勉強時間と効率のいい勉強方法をご紹介します。
高校受験生の平均勉強時間
ではまず、高校受験生の平均勉強時間はどのくらいなのでしょうか。
調べてみると、高校受験生の平日の平均勉強時間は、約4~6時間だという事が分かりました。
また、休日の平均勉強時間は、約10~12時間という結果になっています。
ちなみに、大学受験予備校と同じ質の高い授業をインターネットを通して配信している『スタディサプリ』の調べによる公立高校の2年生における2015年の調査では、
偏差値が55以上の高校では119.1分、50~54の高校では84.5分、45未満の高校では44.6分でした。学生の勉強時間は、学校の環境によって大きく異なるようです。
上記は受験勉強時間ではなく通常の勉強時間ですが、上記のデータから分かることは、努力した分は裏切らない!ということ。
受験生のみなさん!最後まで諦めずに最後の最後まで頑張ってくださいね。
効率のいい受験勉強法のポイント
では次に、効率の良い受験勉強の方法をご紹介したいと思います。
受験勉強は、短期集中ではなく長期的にスケジュールを立てて取り組むことが重要です。
中学3年生の4月~夏休み前
この時期は学校行事も多く、なかなか受験勉強だけに集中できる時期ではありません。
そのため、勉強時間の確保が難しいですが、この時期は学校での勉強によって基礎的な学力をしっかり身につける事を意識しましょう。
定期テストも、受験勉強に大きく影響するので、この時期のテストは受験勉強のつもりで取り組みます。
中学3年生の夏休み
この時期になると、一斉に受験勉強を本格化させる時期になります。
部活を引退する時期でもあるので、夏休みのうちに中学1年と2年で習う事をしっかり復習しておきましょう。
夏休み期間は、基礎固めと苦手分野の克服がポイントです!
夏休みの期間に基礎をしっかりと固めて、苦手分野の克服をしっかりとしておかないと、夏休み以降の応用問題に太刀打ちできない状態となってしまいます。
夏休みの間にしっかり、基礎と苦手分野の克服をしておきましょう!
中学3年生の9月~冬休み前
この時期は、受験を左右する内申点に関わる単位が多い時期でもあります。
授業をしっかり学習して、内申点のアップにも努めましょう。
そして、定期的に行われる模擬テストも、積極的に受けるようにしましょう。
この時期は、自分の実力を確認し、苦手分野のさらなる洗い出しと分析する必要があります。
模擬テストで分かった苦手分野を、受験までに克服するようにしましょう。
中学3年生の冬休み以降
この時期には、いよいよ受験が間近に迫ってきますね。
今までの過去問題集などを何度も解き、最終確認をしましょう。
このように、勉強計画をしっかり立てて、継続する事が大切です。
毎日30分だけでも、机に向かう習慣を早い時期から身につけておくと効率が良いでしょう。
また、基礎をしっかり固めて、インプットとアウトプットを繰り返す事で、記憶が定着します。
過去問題集を繰り返し解いて、試験に慣れるようにしていくと良いですよ。
高校受験生一日のスケジュール例を紹介!
高校受験生一日のスケジュール例【平日】
まずは、平日のスケジュールからです。
どのように進めたら良いか分からない時は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・5:30~7:00起床…短時間学習(英語10問など)
・7:00~8:00…登校準備や授業の準備(すき間時間を有効活用する)
・8:30~16:00…授業
・17:00…帰宅
・17:30~19:00…過去問題集など集中して行う勉強をする
・19:00~21:00…夕食や休憩時間
・21:00~22:30…昼間の復習や過去問題集などの勉強
・22:30…就寝
平日は学校の授業もあるので、授業に支障が出ない程度の勉強時間を確保するようにしましょう。
適度に休憩時間を挟むことで、集中力が途切れるのを防ぎますよ。
バランスよく、休憩を挟みつつ、メリハリをつける事が大切です。
高校受験生一日のスケジュール例【休日】
それでは次に、休日の高校受験生の1日のスケジュール例をご紹介していきましょう。
・5:30~7:00…起床、短時間の勉強
・7:00~8:00…朝食、軽く運動など
・8:30~12:00…英単語の暗記や過去問題集を解く
・12:00~13:00…昼食、休憩時間
・13:00~19:00…暗記のものや過去問題集
・19:00~20:30…夕食、休憩時間
・20:30~22:30…軽く復習など
・22:30…就寝
休日は学校がないので、自分なりのスケジュールで勉強することが出来ます。
昼間は、集中力が必要な問題を積極的に行い、夜にかけて復習に時間を使うようにすると良いでしょう。
平日と同様、適度に休憩を挟むようにすると長く続けることが出来ます。
まとめ
さて今回は、高校受験生の平均睡眠時間や睡眠が学習に与えるメリット、そして効率的に勉強を行うためのスケジュールの立て方などをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
高校受験生にとって、日々の勉強時間や睡眠時間の確保は、思いのほか難しいですよね。
受験までの勉強は長期戦なので、バランスよく睡眠や休憩をとることで勉強の効率も良くなります。
適度に自分なりの息抜きをしながら、約1年ほどの受験までの日々を乗り切ってくださいね!
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