多くのご家庭で取り入れられている、「ソファダイニング」。
ダイニングセットとソファを組み合わせたもので、省スペースになるということで近頃とても人気があります。
家具屋さんでも、たくさんの種類を見かけると思います。
見た目もおしゃれなものが多く、検討中の方も多いのではないでしょうか。
しかし一方では、「ソファダイニングは疲れる」といった声も。
そこで今回は、ソファダイニングのメリット・デメリット、後悔しない選ぶときのポイントについてもご紹介していきたいと思います。
ソファーダイニングは疲れる?ソファダイニングはくつろげない?
まずは、ソファダイニングの特徴について簡単にご紹介します。
普通のソファに比べて座面がしっかりとしていて、背もたれまでの奥行きが浅めです。
テーブルは、一般的なダイニングテーブルよりも低めに設計されています。
また、汚れにくい素材のものが多かったり、掃除がしやすいようにソファーに脚がついていることが多いです。
では、こういったソファダイニングのメリット・デメリットをみていきたいと思います!
ソファダイニングのメリット
ソファダイニングのメリットを5点、ご紹介したいと思います!
フリースペースを多くとれる
まず、一番のメリットはこれではないでしょうか。
ダイニングスペースにソファを置くことで、ダイニングルームとリビングルームを兼用することができます。
また、リビングルームにソファを置く必要もなくなりますので、リビングルームを広く使うことができます。
ご家庭に小さなお子さんがいて、なるべくリビングルームを広く使いたいという方にはぴったりです。
移動をせず寛ぐことができる
ダイニングスペースにソファがあれば、食後はそのままゆっくり寛ぐことができます。
そのため、家族の食事の時間が合わなくても、自然と一緒に居られる時間も増えます。
最近は「孤食」が問題にもなっていますよね。
仕事の都合などで食事の時間を合わせるのはどうしても難しくても、同じ空間に誰かがいれば自然と会話も生まれるのではないでしょうか。
仕事や作業もでき、お子さんの勉強もできる
ソファダイニングは、食事だけでなく仕事や作業、勉強をすることもできます。
くつろぎながら、お子さんの勉強を見ることができるのは嬉しいですね♪
お家時間が増えている今、こういった点は特に嬉しいのではないでしょうか。
大人数でも座れる
ダイニングチェアと違って、ソファは座り方次第で座れる人数を調整できます。
なので、来客があった際も比較的対応しやすいです。
来客の多いご家庭の場合、ダイニングチェアをいくつも用意しておくのは大変ですが、大きめのソファがあればある程度は対応できます。
親族などで集まる機会が多い方にオススメです。
小さなお子さんでも一緒に座ることができる
キッズチェアを用意しなくても、ソファなら小さいお子さんも座ることができます。
よっぽど、自分の子供用のイスは用意してあるご家庭がほとんどだと思います。
しかし、子供連れのお友達と遊んだりするときに、お友達の子供用のイスに困ったことがある方も多いのではないでしょうか。
小さなお子さんに大人用のダイニングチェアを使わせるのはかなり難しいですが、ソファなら小さな子でも使いやすいと思います。
お子さんが小さいうちは、ソファの方が何かと便利かもしれません。
ソファダイニングのデメリット
次に、ソファダイニングのデメリットを4点ご紹介します。
リラクゼーション性が低い
ソファダイニングは食事がしやすいように、背もたれまでの奥行きが浅めになっています。
なので、一般的なソファに比べると、リラクゼーション性が低めです。
ソファの上でゆったり腰をかけて座りたい方や、ソファで寝転びたい方には向いていないかもしれませんね。
食事と他の活動を分けたい人には向いていない
食事や仕事などの作業をする場所をしっかりと分けたい方には、向いていません。
「食事をしている人の隣で仕事をするのは嫌だな」と感じる方や、「食事や仕事のスペースはきっちり分けたい」という方にはオススメしません。
掃除がしにくい
どうしてもソファは重さがあるので、動かして掃除をしようと思うとなかなか大変です。
食事や作業など、なにかと使用する機会が多いダイニングソファはとても汚れやすいです。
小さなお子さんがいるご家庭ではすぐに汚れてしまうので、あらかじめ対策法を考える必要がありそうですね。
レイアウトが変更しにくい
ソファダイニングは大きめのものが多いです。そのため、一度配置を決めると変更は難しいという難点も!
また、ダイニングソファをリビングに移動させようと思っても、リラクゼーション性が低いのでリビングで使うにはちょっと物足りなさを感じてしまう場合もあります。
なので購入する前には、事前にしっかりと検討する必要があります。
後悔しないソファダイニングを選ぶ時のポイント
ソファダイニングはお高い買い物なので、後悔したくないですよね。
そこで、後悔しないために選ぶときのポイントについて詳しくご紹介したいと思います。
ポイントは全部で7つです!
テーブルとソファのサイズバランス
ソファダイニングは寛ぐだけでなく食事や作業をすることも多いので、テーブルとソファのサイズバランスがとても重要です。
特に食事や作業をする際は、正しい姿勢で座らないと疲れやすくなってしまいます。
そして、しっかりと床に足がつき、なおかつソファで寛ぐこともできる理想的なサイズ感はこちらです。
・ ソファの座面の奥行は50cmほど
・ ソファとダイニングテーブルの差尺は26~30㎝
この3点に気をつけていただければ、サイズバランスは間違いないでしょう!
クッションの硬さ
ソファには「ボトムクッション」と「バッククッション」の2種類のクッションが使われています。
そしてそのクッションの中の素材には、「ポケットコイル」「羽毛」「ウレタン」などの様々な種類があります
まず、「ボトムクッション」にオススメの素材は「高密度なウレタン」です。
高密度なウレタンは安定性があるだけではなく、長時間座っていても体圧を分散して体に掛かる負荷を軽減してくれます。
さらに、ソファダイニングは過ごす時間も多いため通常のソファより早くへたれがちですが、高密度なウレタンにすることでより長く使用することができるのです。
そして、「バッククッション」にオススメなのは「ファイバーボール」です。
こちらはあまり聞きなれないかもしれませんが、羽毛のようにふんわりと包み込み適度な弾力性のある素材です。
やはり背もたれには、柔らかさを求める方も多いのではないでしょうか。
柔らかさもありつつ、復元力もしっかりとあるのは嬉しいですよね。
ダイニングテーブルの機能性
ダイニングテーブルの脚には様々な形がありますが、ソファダイニングとしておすすめなのは「T字型の脚」です。
なぜかというと、ソファは後ろにひくことができないため、出入りをする場合は、必ず机の端を通ることになります。
その際に4本脚だと、出入りの際に脚をまたがなければなりませんが、T字型なら、またぐこともなくスッと出入りができます。
そのほかにも、ダイニングテーブルに棚板があるととても便利です。
作業や仕事をしていて、ちょっと休憩したいときなんかに一時置き場としてとても役にたちます。
また、机の上に物がのっていると生活感が溢れ出てしまうので、常にスッキリさせておきたい方にはオススメです。
ライフスタイルに合わせて購入後のイメージをする
ソファダイニングには、たくさんの組み合わせがあります。
しっかりとライフスタイルや部屋の広さを確認し、実際にどこにレイアウトするのかをよく吟味した上で購入するようにしましょう。
机の大きさだったり、ソファの配置、ソファの向かい側にはダイニングチェアなどを併用するのかなど、組み合わせは無限大にあります。
後悔のないよう、事前にしっかりとイメージをすることはとても大切です。
ソファの形が変えられるかどうか
ライフスタイルの変化によって、レイアウトを変更したくなるときがくるかもしれません。
そういった場合、拡張や可変性のあるソファだととても便利です。
さらに、パーツが細かく分かれている物なら、レイアウトの幅もより一層広がります。
今後、ライフスタイルが変化する可能性のある方は、形の変えられるソファを選んでおくと安心ですね。
ソファカバーやクッションは取り外せるか
食事の際に使っていると、どうしてもソファは汚れやすくなってしまいます。
そのため、メンテナンスのしやすい物をオススメします。
全面ファブリックでおおわれているソファは、メンテナンスが難しいです。
しかし、クッションやカバーがソファフレームと別になっていて取り外しのできる物は、交換したり洗濯することもできるのでメンテナンスが簡単です♪
また、気分や季節によってカバーを変更することもできます。
模様替えを楽しみたい方は、取り外しのできる物をおすすめですね。
デザイン性
ソファダイニングは、部屋の印象を決めるといっても過言ではありません。
自分のお気に入りのものを選べば、部屋にいるだけで自然と気分も上がってきます。
家の中で一番長く使う場所なので、ぜひお気に入りのデザインのものを見つけてくださいね。
まとめ
今回はソファダイニングのメリット・デメリットや選び方のポイントについてご紹介しました。
最近とても人気のある北欧家具は、デザイン性が高いことで注目されています。
北欧は冬が長くおうち時間を楽しむために、こだわったデザインが多いのだそうですよ。
おうち時間が増えている今、家具選びにこだわってみるのはいかがでしょうか。
家具にこだわればきっと、より素敵なおうち時間になるのではないでしょうか♪
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