いろは坂は、“日本の道100選”にも選出されていて、紅葉の名所と呼ばれるスポットがたくさんあります。
紅葉シーズンになるといろは坂は大渋滞に!
そこで、そんな渋滞や混雑を避ける抜け道や、トイレの場所をしっかり抑えておくと安心して紅葉存分に楽しむことが出来ますよ♪
日光いろは坂の紅葉2019の渋滞予測!
日光にある有名なスポットである「いろは坂」は、栃木県日光市馬返から同市中禅寺湖畔間の国道120号の坂道にあたる坂道の名称です。
その気になる名前の由来ですが、初期のいろは坂には48箇所のヘアピンカーブがあったことからその名が付けられたそうですよ。
現在のいろは坂にも48のカーブは存在していますが、第一いろは坂(下り専用)と第二いろは坂(上り専用)に道が分けられ、48のカーブをいろは48音に例えてそれぞれの音に対応する文字板がポイントに立てられています。
そんないろは坂は、“日本の道100選”にも選出されています。
急な勾配とカーブが続くため車酔いされる方にはなかなか厳しい道ではありますが、坂の頂上と麓では標高差があり山肌の色合いが異なり日本でもなかなか見れない素晴らしいロケーションで紅葉が望めます。
また近辺には紅葉の名所と呼ばれるスポットがたくさんありまとめて楽しめるのも人気が高い理由のひとつ。
このため秋には紅葉目当てに国内外からたくさんの観光客が押し寄せます。
そこで気になるのが渋滞事情。人気スポットに渋滞はつきものですね。
特にいろは坂に関しては坂道ですので、ここに観光客が押し寄せるとなると渋滞必至で現に毎年紅葉時期は大渋滞がおきています。
現在のように上り下りと道が分けられたのも、紅葉時期の渋滞緩和対策の一環だそうです。
なぜ紅葉時期のいろは坂は渋滞しやすのか?
それは奥日光の紅葉名所の見頃(例年9月末~10月中頃)や中禅寺湖や華厳の滝周辺の見頃(例年10月中旬~下旬)が重なることや、日光市街地方面から奥日光に行くにはいろは坂を通過するしかないという事、また途中の観光名所での駐車場待ちなど、そこには様々な要因があるといわれています。
ちなみに上り専用の第二いろは坂の方が、下り専用の第一いろは坂に比べて断然渋滞が激しい事も知られています。
原因としては、上り坂で道幅が狭めな上に第二いろは坂の方が見どころが多いことが上げられます。
そのため渋滞を避けるには第二いろは坂を攻略することが大事です。
平常時であれば所要時間約20分程度で通過できることが出来ますが、紅葉時は例年約2時間〜3時間かかってしまいます。
渋滞する時間帯は、平日か休日かによっても異なりますし、天気によっても多少左右されるでしょう。
一番渋滞に気を付けなければならないのは休日の晴天ということになります!
日光いろは坂の渋滞や混雑を回避する抜け道はある?
いろは坂は一本道で追い越しも出来ないため基本的には混雑を回避する抜け道はありません。
ただし朗報があります!
日光市は以前より紅葉時の渋滞対策に取り組んでおり臨時駐車場の開放など対策を練って奮闘していましたが、2019年の10月より第二いろは坂で渋滞の一因となっている対面通行区間が通年で上り2車線の一方通行に変更されることが発表されました。
実は2018年の紅葉時期に一方通行化の社会実験を行っており結果として通過時間が約2時間も短縮するという実績が出ており、いよいよ2019年から本格的に実施されることになりました。
具体的な場所としては、第二いろは坂上部の明智平~二荒橋前交差点の約2キロ間になります。同交差点~立木観音方面への市道までは対面通行を続けることになっているようです。
これにより2019年の紅葉シーズンの渋滞状況は例年に比べて渋滞緩和が期待されます。
日光いろは坂にトイレはある?
渋滞の際に、気にしておきたいのがトイレ情報です。
2~3時間トイレに行けない状況はなかなか緊張感がありリラックスして楽しめないですよね。
特に渋滞が激しい上り専用の第二いろは坂のトイレ情報は事前に把握しておくと安心でしょう。
馬返しパーキングの公衆トイレ(いろは坂直前)
いろは坂を上る直前の馬返しパーキングには「馬返公衆トイレ」があります。
まずはいろは坂に入る前に渋滞を見越してここのトイレに立ち寄っておくことをおすすめします。
住 所 | 栃木県日光市細尾町 |
利用可能時間 | 24時間利用可能 |
駐 車 場 | あり |
黒髪平の仮設トイレ(いろは坂途中)
紅葉時含め混雑が予想される時期には、黒髪平の展望台に仮設トイレが設置されます。
カーブ文字板でいうところの「れ」のポイントになります。
ここには無料で10台ほど駐車可能なパーキングがありますが、景観も良い場所で混み合いますので混雑時には駐車することは困難です。
明智平ロープウェイ駐車場(いろは坂終点近辺)
いろは坂終点近辺にある明智平ロープウェイ乗場の駐車場にもトイレがあります。
規模が大きめのトイレですが比例してかなり混み合います。
駐車するのもトイレも渋滞しますので心と身体に余裕を持って訪れると良いでしょう。
以上が第二いろは坂で使用可能なトイレになります。
そして第一いろは坂のトイレ情報ですが、残念ながら坂の途中にトイレはありません。
第二いろは坂ほど渋滞はしないとはいえトイレがないのは不安ですね。
ですので坂に入る手前の華厳の滝駐車場のトイレを利用しておくことをおすすめします。
以上、トイレ情報でしたが渋滞と比例してトイレも混み合うこと必至です。
余裕を持って都度トイレを見つけたタイミングで立ち寄っておくと安心ですね。
小さいお子様連れの方や普段から尿意が近い方は、市販の携帯できる簡易トイレを事前に用意しておくと気持ち的にラクですし最終手段として使用できますので良いかもしれません。
おしっこを固めるのでニオイも消すことが出来ますよ。
車酔いをしたときは、嘔吐の処理袋としても使用できちゃいます。
災害時にも使用できるので、車に一つは常備しておくといいかもしれませんね。
日光いろは坂の紅葉を見るのに渋滞を回避するコツとは?
いろは坂自体は逃げ場のない一本道ですので物理的にも渋滞を回避することは困難なように思えます。
2019年からの一方通行化の実施によって渋滞がどれほど緩和されるのか期待しつつも、出来るだけスムーズに観光するために出来る事はやっておきたいですよね。
そのための一番簡単な方法としては、訪れる時間を調整することです。
おおよそ紅葉シーズンの休日は午前8時頃から17時頃まで、平日では午前9時頃から13時頃までは混雑傾向にあるようです。
このため渋滞する前の遅くても午前8時頃までにはいろは坂を通過すると良いでしょう。
ただし紅葉時期は午前8時の段階でも既に渋滞が始まっている事も多いようですので、より早ければ早いほど渋滞に巻き込まれる可能性は低くなります。
早起きはつらいですが、その分渋滞にはまらず早朝の澄んだ紅葉が見ることができると考えれば有意義な時間を過ごせますし、お得に感じることが出来るのではないでしょうか。
2019年の紅葉ピーク時期はまだ発表されていませんが、何がなんでも渋滞を避けたい場合は、皆さん紅葉ピーク時期を受けて観光にやってきますので期間をあえて少し外した前後で訪れるのも渋滞回避のひとつかと思います。
結論として、紅葉ピーク時期を外した平日の早朝であれば渋滞を回避できる可能性が高いといえます。
まとめ
日本の数ある紅葉スポットの中でも最も有名ともいえる日光のいろは坂。
いろは坂の紅葉を車内からゆっくり鑑賞するために、あえて渋滞タイミングに訪れるという人も少なくないようです。
また日光にはいろは坂以外にも、日光東照宮や明知平ロープウェイ、中禅寺湖や華厳の滝など様々なロケーションで大自然と紅葉が楽しめるスポットがいくつも点在しています。
さらに紅葉以外にも日光周辺には温泉や日光江戸村などの施設もたくさんあるためとても魅力なエリアです。
そのため必然的に渋滞も発生しますが、時間にも心にもゆとりを持ったスケジュールを立てて、日光の旅を満喫されてはいかがでしょうか。
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