季節は夏本番になり、あと1か月ほどで秋が近づいてきています。
秋と言えば…みなさんはなんでしょうか?食欲の秋?読書の秋?芸術の秋?
そこで、今回は芸術の秋!秋に最も見ごろを迎える紅葉を綺麗に写真に撮る方法をまとめていきます。
ライトアップされた紅葉を綺麗に撮る方法をスマホで撮る場合、一眼レフで撮る場合などのケース毎に紹介していきます。
紅葉のライトアップ写真をきれいに撮る撮り方と裏技!
ライトアップされてた幻想的な紅葉をきれいにカメラに収めたいですよね?
そこで、きれいに撮れる裏技を紹介しちゃいます。
これを知っているとだけで、いつもとは違う魅力的な紅葉のライトアップ写真が撮れますよ♪
背景色と紅葉の色味のコントラストを考える
夜間にライトアップされている紅葉の写真を撮るのに大事なポイントは「色のコントラスト」です。
真っ暗な背景に浮かび上がる美しい燃えるような紅葉は、息を呑むような美しさを持っています。
そういった写真を撮る為に最も適した時間は薄暮の時間です。
夕日が完全に落ちて、夜と呼ぶにはまだ少し明るいような…それぐらいの時間がベストでしょう。
完全に夜になってしまうと空の黒さに対してライトが眩しすぎて白とびしているような状態になってしまうからです。
完全な夜でも綺麗に撮ることも可能ですが、細かい設定をいじったり、調整したりと難しくなってしまいます。出来るだけ難しくならないように撮るとしたら薄暮の時間がベストタイムですよ。
逆光をあえて使う
逆光というと写真にとっては大敵なイメージがありませんか?
家族写真を撮ったのに逆光で影しか映ってない!表情が分からない…
そんな体験は誰しもがしているのではないでしょうか?
風景画の場合は逆光は必ずしもダメということではないんです。
光源に向けてシャッターを切ると、赤く色づいた紅葉が光を通して透き通り暖かい写真が撮れます。
この場合はカメラの設定をプラス補正するとより美しく撮れますよ。
紅葉になるべく寄って撮る
紅葉の写真を撮る時に、その美しさのあまり画角や構図を決めかねてしまうことってありませんか?
全体を撮って壮大な写真に見せたい、近くによってポイントごとの美しさを表現したい。
実際、そのどちらの写真も美しく撮れます。
しかし、全体を撮るというのはとても高度な技なのです。
皆さんもご存知だとは思いますが、紅葉の色は一色ではないですよね?
明るい黄色のような色もあれば燃えるような赤もあり、まだ色づく前の緑がかったような色もあります。
全体を撮るというのはその全ての環境を考慮した設定が必要で、プロのような技術が必要です。
技術には自信はないけど綺麗に撮りたい!そういう時は出来るだけ寄って写真を撮ってみましょう。
一つの枝や一つのポイントに狙いを絞ってしまえば、葉の色によって設定を変えるような手間はかかりません。
その一か所に合わせた設定だけが出来ればいいんです!
ホワイトバランスを「曇り」「日陰」に設定
ホワイトバランスとはその名の通り画面上の色温度の調整のことです。
これを「曇り」もしくは「日陰」に設定すると何が起こるのでしょうか?
ホワイトバランスが「晴れ」の状態。つまり周りが明るいときには光をレンズに取り入れ過ぎると白や青といった寒色系の色になってしまいます。
「曇り」もしくは「日陰」の状態にすると、暖色系の色になる為、暖色である紅葉を撮るにはとても適した状態になるんです。
ぜひ騙されたと思って一度チャレンジしてみてください。
紅葉のライトアップ写真を綺麗に撮る撮り方【スマホ版】
最近のスマホは画質もデジカメのように高画質になってきているので、スマホで撮影している人も多いですよね。
そんなスマホで撮影するとき、知っていると一味違う写真が撮れちゃう撮り方を紹介しますね。
「HDR」を使用する
スマホとくにiPhoneなどであれば自動で設定されていることもあるこの機能。
設定からカメラを選択することでHDRを設定できます。
High Dynamic Rangeの略で3段階の異なる露出の写真の良い部分のみを1枚の写真に自動で合成してくれる機能です。
この機能は手ブレに弱いので、使用する場合はしっかりスマホを固定して使用してくださいね。
フラッシュを使用しない
ライトアップされた紅葉はどうしても周辺が暗い為、フラッシュを使用したくなります。
しかし、フラッシュを使用することによって写真全体が白くなってしまったり、夜間の紅葉の撮影に大切なコントラストをみずから無くしてしまいます。
スマホのカメラは一眼レフに比べればどうしても性能は落ちてしまいますが、設定や撮影方法を環境に合わせてあげれば、それだけでもだいぶ違った写真の出来になります。
紅葉のライトアップ写真を綺麗に撮る撮り方【一眼レフ版】
一眼レフカメラは素人でもプロ並の写真が撮れることから、観光地などでは一眼レフで撮影している人をよく見かけます。
そんな一眼レフをよりプロの仕上がりに近づける写真の撮り方を紹介します。
望遠レンズを使用する
望遠レンズを使用することによってより鮮明にポイントに寄って撮影することが出来ます。
紅葉の写真の場合、どうしても紅葉の近くまで行って撮ることが出来ない状況になってしまうことがあります。周囲が立ち入り禁止であったり、渓谷や窪地になっていて暗く足元が見えない状況であったり。
そういったシチュエーションを考えると、望遠レンズを持っておけば近くまで寄っていく必要はありませんので、望遠レンズがあると便利ですよ。
シャッタースピードを遅くする
紅葉の場合だけでなく、暗い場所で撮影する場合はシャッタースピードの調整は必須です。
シャッタースピードを変更しないで夜間に写真を撮影すると、昼間とは違い、カメラの方で十分な光量を確保できず真っ暗な写真が撮れてしまうんです。
シャッターを出来るだけ長く開いておくことによって十分な光量を確保でき、明るいところは明るく、暗いところは暗く、はっきりとしたメリハリのある写真を撮ることが出来るようになりますよ。
三脚を使う
「三脚を使う」これは先ほどの内容と密接に関係しているのですが、シャッタースピードを遅くするということは、シャッターが開いている間は1ミリとしてカメラを動かしてはいけないということになります。
シャッターが開いている間にカメラを動かしてしまうと、入ってきた光がズレてしまう為、いわゆる手ブレといわれる状態になり、写真もブレて出来上がってしまいます。
私自身も夜間の撮影を行う時に三脚を忘れたことがあり、やむなく三脚なしで撮影したことがありますが、どんなに動かさないように努力しても、まともな写真は撮れませんでした。
自分では動いてないつもりでもミリ単位では動いてしまっているんですよね。
でも、そんな困難も三脚があればそれだけで解決です!
三脚においてシャッターを切る。それで手ブレなしの綺麗な写真が撮れますよ。
三脚を持っていない人は、軽量でバッグに入るコンパクトになる。こちらの三脚がおすすめです!
収納するときは、500mlのペットボトルとほぼ同じ高さにまでコンパクトになります。
高さが欲しいときは脚が8段式まで伸縮するので、使用状況に合わせて伸び縮みが出来て便利なんですよ♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ライトアップされた紅葉を上手に写真に収める方法をまとめてみました。
ライトアップされた紅葉の撮影はとても難しいですが、うまく撮れれば素晴らしい写真になるハイリスクハイリターンな撮影です。
「コントラスト」や「逆光」を意識した構図を選び「ホワイトバランス」「シャッタースピード」などを設定して最適値で撮影することでより素晴らしい、息を呑むような写真を撮影できますよ♪
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