結婚して職場を退職する場合、いつまで年賀状を送るべきなのか悩みますよね。
そこで上司に年賀状を送る期間の目安や結婚後に年賀状に添える言葉の文例、さらに年賀状を送るのをやめるタイミングについて紹介します。
年賀状を送るやめどきに悩んでいる人は必見ですよ!
結婚退職したらいつまで上司に年賀状を出せばいいの?
昨年中の感謝と新年のごあいさつに欠かせないのが「年賀状」ですよね。
親戚や友人はもちろん、仕事をしていると職場の方に年賀状を出すことがあると思います。上司ともなると失礼のないように気をつかうはずです。
最近ではSNSなどで簡単に年賀状の役目が果たせてしまうからこそ、上司をはじめ目上の人宛てに送る年賀状の文化は大切にしたいですよね。
でも人生の大きな節目ともなる「結婚」をすると、職場を退職し離れることもありますよね。
そんな結婚を機に退職する場合、いつまで年賀状を送るべきなのか悩みます。
退職してすぐにやめるのもお世話になっていたのになんだか冷たい印象になりますし、逆にいつまでも送り続けるのも迷惑では…?なんていろいろ考えがよぎるかと思います。
そこで上司に年賀状を送る期間の目安についてご説明していきますね。
まず職場を退職した翌年には上司への感謝を込めてきちんと年賀状を送るのがベストです。
職場によっては、「社内ルールとして年賀状は送り合わない」などあるかもしれませんが、感謝やせっかくの縁を大切にしたいと思いますよね。
しかしその職場を退職したわけですから職場関係のやり取りとしてではなく、個人と個人のお付き合いにもつながります。
退職した翌年は上司だけでなく、同僚などお世話になった方や結婚式に参列してくれた方、お祝いしてくれた方にも送ると気持ち良い関係を続けられそうですよね。
さて翌年は必ず年賀状を出すべきとお話しましたが、その年以降のやり取りについて迷いますよね。
何年間などのルールはありませんし、厳密なマナーもありません。
ですから、いつまで上司に年賀状を出すかの目安は、「上司とどのように関わっていきたいか」になります。
職場は関係なく、一個人としてつながりを持っておきたいと思うなら、毎年続けることをおすすめします。
それほどに思える上司に出会えたのも大切なご縁ですから、今後の関係を考えて決めましょう。
ただし自分自身がやり取りを続けたくても、相手の気持ちがどうかも大切になります。
年賀状を一方的に送っている場合や、以前はあった近況報告など手書き文が無くなってきた場合には少し注意が必要ですね。大切な相手だからこそ、迷惑にならない関係を築きましょう。
結婚して最初の年賀状に添えることば文例集
結婚という人生の節目を迎えたら、しっかりとお世話になった方々にきちんと感謝の気持ちを伝え、新年のごあいさつをしたいものですよね。
その絶好のチャンスが年賀状かと思います。
また結婚したからには年賀状のようなマナーをしっかりしたいところ!
でもどんな文面の年賀状を送ればよいのか迷うわ。
確かに結婚すると年賀状に添える文面も変わるので、何を書けばいいのか迷います。
でも結婚を機に退職すると職場関係の方とはなかなか顔を合わせないからこそ、きちんとした年賀状を送りたいものです。
他にも日本の文化でもある年賀状は、なかなか会えない親戚関係にも送りますよね。
結婚式では親戚の方々にお世話になったという方も多いと思います。
だからこそ結婚して最初の年賀状は新年のごあいさつだけでなく、感謝の気持ちもしっかりと込められるとよりよい年賀状になりますよね。
そこで年賀状に添えるのにふさわしいことばを、送る相手別にいくつかご紹介していきます。
また「謹賀新年」や「賀正」といった“賀詞”というお祝いの言葉は、年賀状を送る人々にとってなじみが深いものですよね。
でもこの「賀詞」は選び方を間違えると、送る相手によっては失礼に当たるものがあります。そのためにもこの機会にしっかりとした使い分けを覚えておくと今後も安心です。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
上司に送る年賀状の文例
近頃はアットホームを目指した職場環境も増えてきましたが、年賀状で1番気をつかう相手はやはり“上司”だったりしますよね。
結婚を機に退職した場合であっても、お世話になった上司にはしっかりとしたごあいさつをすることが大切です。
しっかりと感謝を伝えることで、退職したあとでも上司と円滑なコミュニケーションが取りやすくなりますよ。
せっかくの出会いですから退職してもお互いによい関係でいられるのがベスト!
結婚式に出席してもらった上司であればより感謝を込めたいですし、結婚式の写真が入った年賀状を送るのもいいですね。
上司に送る年賀状における1番のポイントは、できるだけ手書きでのひとことをプラスすることです。
感謝や新年のごあいさつは年賀状に元から印刷されているものや、自分でPCやスマホで打ち込んだものでも問題ありません。でもそれだけでは少し寂しいものがあります。
そこで上司の年賀状には、今後の抱負や目標、またはこれからもお付き合いをお願いしたい気持ちをしっかり手書きで添えることで明るい印象になります。
「字はあまり上手くないから…」と避けたい方もいるかもしれませんが、手書きが少なくなってきた現代だからこその温もりがあるのでぜひ取り入れてみてはいかがですか?
それでは上司に送る年賀状にふさわしい文例をご紹介していきます。
お変わりなくご壮健のこととお慶び申し上げます。
在職中は大変お世話になりました。
〇〇さんからのご指導に深く感謝し、今後の人生にもしっかりと活かして参ります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
結婚という新たな生活がスタートしまだまだ未熟者の私に、今後ともご指導ご鞭撻のほど賜れれば幸いでございます。
ご家族の皆様共々、ご健康で幸多き1年でありますようお祈り申し上げます。
少し堅苦しいような印象を受けるかもしれませんが、上司だからこそしっかりとした礼儀かつ丁寧な言葉づかいがおすすめです。
メールやSNSで簡単に連絡が取れてしまう現代だからこそ、日本人が昔から大切にしてきたものを守れるとステキですよね。
また先ほど少し紹介した年賀状の文頭に記載する“賀詞”ですが、上司宛ての年賀状の場合には「賀正」や「迎春」といった2文字で省略されているものを使用するのはNGです。
上司には「謹賀新年」や「謹賀新春」といった4文字の賀詞を選びましょう。
会社の先輩に送る年賀状の文例
仕事をしていると上司との関わりが大切で必要不可欠ですよね。でも上司だけでなく、気軽に質問をすることができ、何かと助けてくれる大切な存在が先輩です。
業務に慣れないうちには様々なことを、教えてもらったりした思い出がある方も多いのではないでしょうか?
結婚式に出席していただいたという方も多く、上司より一層近い存在なだけあって、退職しても感謝をしっかり伝え、よりよい関係を築いていきたいですよね。
そんな先輩には上司同様、きちんとした礼儀を大切にしましょう。
でも上司の年賀状に比べて少し柔らかい印象を受けるような文面にするのがおすすめです。
上司より近い距離間であるからこそ、堅苦しすぎない文面が今後の関係性の向上にもつながります。
それでは会社の先輩に送る年賀状にふさわしい文面をご紹介していきます。
しっかり業務に励むことができたのも、〇〇さんのご指導があったからこそだと実感しています。
新しい生活でも〇〇さんのご指導を胸に努力していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
退職してから〇〇さんに会えないことに寂しさを感じることがあります。
いつか私も〇〇さんのように頼れられる存在となれるよう、努力してまいります。
またお会いできる日を楽しみにしております。
注意したいポイントですが、プライベートでも関わりのある仲の良い先輩であっても、新年のごあいさつや感謝を伝える年賀状だからこそあまりフランクにし過ぎないことです。
お世話になった先輩に送るからこそ、敬意を表しましょう!
親戚に送る年賀状の文例
先ほどまでにご紹介してきた年賀状の文面は、仕事上で大きく関わる方々でしたが、結婚を機に付き合いが大きく変化するのは仕事上だけではありません。それは親戚関係ですよね。
結婚式でお世話になった感謝やお礼の言葉を伝えるのはもちろん、新居のお知らせなども報告したい方が多いかと思います。
だからこそ会社関係同様、しっかりとしたマナーで親戚に年賀状を送りたいですよね。
それでは親戚に送る年賀状にふさわしい文例をご紹介していきます。
これからは2人で明るい家庭を築いていけるよう、精一杯努力してまいります。
まだまだ未熟な2人ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
昨年はご多忙の中、私たちの結婚式にご出席いただき誠にありがとうございました。
おかげさまで一生の思い出にふさわしい良き日となりました。
今後ともご指導、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
日常的に親しいお付き合いをしている方や、何かの行事ごとにしか会わないなど親戚といっても様々な付き合い方がありますよね。
年賀状を送る相手に合わせて少し柔らかい文面に変更したり、相手を思いながら個別にひとことプラスするのもおすすめです。
また上司などには写真入り年賀状を避けたほうがよいというのが一般的ですが、親戚には結婚式の写真を添えた年賀状が喜ばれますよ!
年賀状を送るのを止めるタイミングと見極め方
結婚式にゲストとして出席していただいた会社の上司や先輩には、お礼の気持ちを込めて年賀状を送りますよね。
でもその会社を退職すると、日常的な付き合いや繋がりが減っていきます。また結婚を機に退職してもまた次の新しい職場で働き始めたら、新しい職場での上司や先輩ができますから、ますます疎遠になるのも事実ですよね。
そんなときに頭を悩ませるのが、年賀状を送るのを止めるという選択です。
できるだけ良いタイミングを見極めることで、お互いが嫌な気持ちになることなくすっきり終わりにすることができます。
年賀状を送るのを止めたら関係の終わりということでもありません。
現代ではメールやSNSといった手段で簡単に連絡を取ることは可能ですから、お互いに年賀状を送り合うのが負担になっていると感じているならば、年賀状のやり取りを終了にしてもよいと思います。
そんなタイミングの見極めに最も重要なポイントは、「年賀状を出すにするほどの交流があったか」です。
まず1番分かりやすいのは年賀状が送られてこない場合です。喪中などの理由以外であればそのタイミングで送るのをやめましょう。他にも年賀状が届いていても手書きのメッセージがなくなったなどの大きな変化があれば止めるタイミングといえるでしょう。
他に注目するのは職場を退職してから個人的に会ったり、連絡を取ったりしているかという点です。部署によっては人が多く、立場が上の方だからというだけで送っているなんてこともありますよね。
1年間を通して全く交流がないのであれば止めるタイミングです。あなたが迷っているように相手方も悩んでいることが多いものです。
私も結婚をした際、職場を退職した翌年までは年賀状を出しましたが、会うことも連絡を取り合うこともなかったので年賀状は止めることにしました。職場だけでなく環境が変化するうちに出会いや別れがあるのは仕方のないことです。
でも年賀状を止めたからといって街中で偶然会っても気まずさもなく、年賀状に悩むくらいなら止めてよかったと思っています!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
1年間の感謝の気持ちと新年のごあいさつを込める年賀状は、日本に深く根付いている文化だからこそ悩みの種にもなりますよね。
しっかりマナーを守り、年賀状を通じて退職後もよい関係でいられるのがベストです。
年賀状シーズンの今こそぜひ参考にしてみてくださいね!
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