パーティやお祝いの席で豪華に見えるごちそうといえば、ローストビーフです。
ジューシーな肉の旨味も、バラ色のお肉のビジュアルも心躍るメニューです。
そんなローストビーフは肉の塊から作るため、どうしても量が多く一度に食べきれないこともあります。
残ってしまったローストビーフは冷凍保存できるのか気になりますよね。
そこで今回は、
✅ローストビーフは冷凍できるのか?
✅冷凍保存期間はどれくらいか?
✅冷凍ローストビーフは解凍後の日持ちはどれくらいか?
✅美味しさを長持ちさせる方法や美味しい食べ方
をご紹介します。
ローストビーフは冷凍できるの?
ローストビーフは塊肉で調理するため一度に食べきれないことも多いですが、余った分は冷凍することも可能です。
保存する際の注意点としては、肉表面の汁気を拭き取ってからラップでしっかりと肉を包み、チャック付きの袋などに入れて空気との接触を遮断します。
しかし、デメリットもあります。ローストビーフを冷凍するデメリットには、味や風味・食感が落ちてしまうことが挙げられます。
特にスライスしたローストビーフを冷凍する場合に多く、塊のまま冷凍することでできるだけ味や風味をキープすることができます。
冷凍庫内でも乾燥してしまう「冷凍焼け」が起こると、パサパサになり変な味に変化してしまいます。
一回で食べ切れる分だけ小分けにして冷凍するのがおすすめで、冷凍庫に入れる際は、冷凍庫のできるだけ奥に入れるのがポイントです。
手前に入れると、冷凍庫を開ける際に短時間ではありますが肉が解凍されてしまうのです。
冷凍庫を開閉することにより、解凍と冷凍を繰り返してしまうことになり、肉の風味が落ち、食感が悪くなります。
冷凍ローストビーフは解凍後の日持ちはどれくらい?
冷凍ローストビーフの日持ちは約1ヶ月です。
これは塊の状態で冷凍した場合で、スライス済みのものであれば2週間以内に消費した方が良いでしょう。
冷凍したローストビーフを解凍する際は、熱が通りすぎてしまう可能性がある電子レンジは控え、ゆっくり解凍する方法を選ぶとよいでしょう。
冷凍ローストビーフの旨味を逃がさない解凍方法
スライスしたローストビーフの解凍方法
スライスしたものはラップを外して皿に並べ、再度ラップをかけて1時間ほど冷蔵室に入れて解凍します。
ブロックローストビーフの解凍方法
ブロックのものは半日~1日ほど前に冷蔵室へ移し、ゆっくり解凍させます。
ただし、急ぎのときは袋のままローストビーフを氷水につけ、1時間後に切りましょう。
半解凍の状態は切りやすく、うま味も逃げません。
冷凍ローストビーフは再冷凍できる?
ローストビーフはもちろん、多くの食品は一度冷凍すると味や食感が落ちてしまいます。
それは、冷凍する過程で肉の組織に含まれている水分も冷凍され、組織が壊されてしまうからです。
その結果、肉の旨味成分であるドリップが解凍と同時に水分とともに排出され、味も食感も落ちてしまいます。
再冷凍は解凍を2回繰り返すことになるので、味や食感の劣化はさらに顕著になってしまいます。
また、再冷凍は、味や食感の問題だけではなく、食中毒の危険からいっても基本的にはNGです。
冷凍と解凍を繰り返すことにより、肉の温度も著しい変化を繰り返します。
すると、食中毒の原因となる微生物の活動が活発になり、増殖してしまいます。
多くの微生物は80℃以上の加熱で死滅しますが、100℃以上の加熱でも生き残れる微生物も存在します。
冷凍ローストビーフの美味しい食べ方とアレンジレシピを紹介♪
ここからは冷凍できるローストビーフを使ったアレンジレシピを紹介します。
どれも簡単に出来るのに、豪華に見えるレシピばかりなのでぜひ参考にしてください。
ローストビーフカレー
材料さえ揃えばあっという間にできるのに手抜きしたように見えないみんなに喜ばれるメニューなので、忙しい日や夕食を作る元気がないときに思い出してください。
①市販のトマトソース80gを電子レンジで2分温めます。
②冷凍保存しておいたローストビーフ40gは自然解凍し、スライスしておきます。
③フライパンに市販のトマトソースを入れ、水100ml、カレールウ40gを入れて火にかけます。
④カレールウが溶けて、程よく水分が飛ぶまで加熱してください。
⑤器にご飯を盛り、カレーをかけ、サイコロ状に切ったチーズ40g、パセリをふりかけ、スライスした冷凍保存のローストビーフを乗せたら出来上がりです。
トマトソースのコクがたまらないおいしさです。
ローストビーフサンドイッチ
ローストビーフが余ったら、ぜひ作って欲しいローストビーフサンドイッチです。
たっぷりの具材がインパクト大!
冷凍できるローストビーフの大量消費にも一役買ってくれるレシピです。
①人参2本はスライサーで薄切りにしたあと、千切りにしてボウルに入れ塩を振りしんなりするまでおいておきます。
②にんじんがしんなりしたら、水でサッと流しよく絞ったらボウルに入れます。
③にんじんをボウルに入れ、塩小さじ2、ワインビネガー大さじ1、オレンジジュース大さじ1、はちみつ小さじ1、レモン汁小さじ1、マスタード小さじ1、オリーブオイル大さじ1を混ぜ、キャロットラペを作ります。
④6枚切りの食パンにバターを塗り中央にキャロットラペを乗せ、ローストビーフを乗せます。
⑤巻いたレタスをのせたらパンでサンドし、ラップで巻きレタスの向きと垂直になるように包丁で切ったらできあがりです。
ローストビーフチャーハン
冷凍できるローストビーフを使えば、鉄板焼きのお店の締めに出てくるような絶品チャーハンが再現できます。
とても簡単なのに、みんな大好きな味なので、喜ばれること間違いなしです。
①牛脂を2個炒め、ニンニク1かけのみじん切りを投入しさらに炒めます。
②にんにくの良い香りがしてきたら、ローストビーフを細かく刻んだものを入れさらに炒めます。
③塩コショウで味を整え、ローストビーフにあまり火を入れすぎない程度に火を止めてご飯1膳分を入れ、余熱で炒めて最後に刻んだ万能ネギをちらしたらできあがりです。
こちらのレシピのポイントは、牛脂を使うことです。
牛脂を使うことで、コクのあるお店のような味わいになりますので、ぜひ手に入れて作ってみてください。
ローストビーフ丼
冷凍できるローストビーフさえあれば簡単に作れるローストビーフ丼で、おもてなしはいかがでしょうか?
冷凍庫にローストビーフさえあれば、明日急な来客が来る、というピンチの時にも大助かりです。
①マヨネーズ大さじ1に生クリーム大さじ2を少しずつ加えてよく混ぜて冷蔵庫で冷やし、即席サワークリームを作ります。
②丼にご飯を盛り付け、ローストビーフを山のように盛り付けます。
③食べやすい大きさに切ったかいわれを添えて、卵黄1個をのせ、ローストビーフソースと即席サワークリームをかけ、ブラックペッパーをかけたら出来上がりです。
美味しそうに見せるポイントは、ごはんを山のようにこんもりと盛り付け、ローストビーフの切り口を少しずつずらしながら乗せることです。プチトマトがあれば色どりがさらにきれいに見えるのでトッピングしましょう。
まとめ
ローストビーフもポイントさえ押さえればおいしく冷凍できるのですね。
今回紹介したローストビーフの保存方法をぜひ取り入れて、おいしく長くローストビーフを楽しみましょう。
冷凍庫にローストビーフがあれば、手軽に豪華な食卓が完成します。
ローストビーフのリメイクレシピも参考に、せっかくのローストビーフを余すことなく味わい尽くしてください。
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