「髪の毛切りすぎちゃった!!」
「早くロングにして巻きたい!」
「髪が薄くなったし、なかなか伸びてこない」
などのお悩みはありませんか?
髪の毛は細胞分裂によって生成されているのですが、その細胞分裂を早める方法は科学的にも発見されていません。
でもガッカリしないで、頭皮を清潔にして、血行を良くすることで余計な抜け毛は防ぐことができ、頭部の環境を良くすることで、実際に髪の毛がいつもより早く伸びた!という人もいます。
自宅でできるセルフケアは試してみる価値あり!ですよ。
髪の毛を早く伸ばすマッサージのやり方
① トリートメント・トニックなどを頭皮につける。シャンプー中でも可。
② 両手の指5本の腹を生え際に当て、円を描くようにゆっくりとマッサージ。
③ 少しづつ、頭頂部に向けて指を移動していきます。
④ 後頭部付近まで来たら再度生え際に戻り②から再スタート。この工程を3回繰り返します。
⑤ 今後はこめかみ、もみあげ辺りから先ほどと同様の工程を行います。
⑥ 頭の中心線(正中線)を、すべての指を使って指圧します。ここから、ツボ押しに入ります。
(ツボ押しのやり方は次に詳しく説明しますね。)
髪の毛が健康に伸びるためには、頭皮の状態をよくするのが一番です。
頭皮を両手で囲んで円を描くように回してみましょう。
頭皮の動きが悪い方は頭皮が硬くなっています。
頭皮が硬くなる要因は、
1、血行不良
2、乾燥
3、紫外線
4、疲労やストレスによる緊張
です。
《頭皮が硬いと起こる症状》は肩こり・首こり・頭痛・抜け毛・顔のたるみ です。
結局のところ、血液循環が滞ると皮膚の防御機能や排泄機能が落ちるために頭皮の状態が悪くなるようですね。
また、髪が生えてくる根っこの部分には「新しい髪を生やそう」というシグナルを出す「毛乳頭細胞」があって、この細胞が活性化していると髪の成長サイクルが正しく行われ、健康な髪が育つのだそう。
“振動圧刺激”を与えた毛乳頭細胞は、何もしないときに比べて約1.3倍細胞が活性化したそうですよ。
つまり、頭に刺激を与えると血流が良くなるし、「髪を生やせ!」という命令が発信されるのですね。
髪の毛を一日でも早く伸ばすツボはココ!
東洋医学には、血液の循環と同じように、ある種の「気血」が全身をめぐって体の健康を保っているという考え方があります。
滞った場所に圧力を加えて気血の流れをスムーズにする。これがツボ療法です。
百会(ひゃくえ)・・・両耳と鼻の延長戦上の頭のてっぺんにあるツボ
天柱(てんちゅう)・・・首の後ろの髪の生え際にある二本の太い筋肉の外側にあるツボ
【ツボ押しのやり方】
①ツボをとらえたら痛みを感じる程度に強く押し、そのまま5秒~10秒。
②指を離してひと呼吸おいて、また押します。
③その繰り返しをひとつのツボで5分ぐらい続けましょう。
※ただ揉めばいいというものではなく、ツボを押さえることが肝心です。
日常生活の改善で髪の毛を早く伸ばす方法
髪の毛の成長を早くすることはできないのですが、成長の邪魔になるものを排除することで、結果的に、長く健やかな髪を手に入れることができるのではないでしょうか。
健康な髪を育てるために、今日からできることをまとめました!
髪の毛にいい食事を積極的に摂る
一般的な栄養学によると、髪にとって必要な栄養素はビタミン、ミネラル、タンパク質です。
【特に必要な栄養素】
〇フコダイン…海藻類に多く含まれ、カルシウム・ナトリウムや脂質など余分な栄養の排出を促してくれます。髪を作る細胞である、毛母細胞を増やす役割もあります。
〇亜鉛…カキ・カズノコ・ヒジキ・きな粉などに多く含まれます。髪の主成分であるケラチン・たんぱく質を合成する役割のある栄養素です。つまり、食事で摂ったたんぱく質を「髪の毛」に変えてくれているのです。亜鉛が不足してしまうと、いくらたんぱく質をとっても髪を作ってくれません。そうなると、抜け毛・薄毛、白髪となってしまうんですよ。
〇ビタミンA…うなぎ、ニラ、ニンジン、かぼちゃなどに多く含まれます。頭皮にうるおいを与え、頭皮を乾燥から守りフケやかゆみを防いでくれます。白髪の進行も抑制してくれます。
〇ビタミンB群…納豆、レバー、セロリ、ホウレンソウなどに多く含まれます。皮脂の過剰分泌は毛穴を詰まらせ、抜け毛や薄毛の原因になりますが、ビタミンB群は皮脂が過剰に分泌しないようにコントロールしてくれます。また、細胞分裂を活性化するので、健康な髪の成長を促す効果があります。
〇カルシウム…牛乳、魚、チーズなどに多く含まれます。カルシウムが不足すると、髪を作る働きのある毛母細胞の働きが低下し、抜け毛や薄毛になります。
〇たんぱく質…大豆、肉、魚、卵などに多く含まれます。たんぱく質は髪を作る主成分です。髪の原料なので、積極的に摂取しましょう。特に、必須アミノ酸というたんぱく質は体の中では合成できず、食事から摂取しなくてはならない栄養素です。
これらの栄養素は単品でたくさん摂るよりも、いろいろな栄養素をバランス良く摂ることで栄養素が相互に作用し合って、吸収率が良くなります。
1回の食事のバランスがいいに越したことはないのですが、難しいですし、あまり神経質になることも良くないので、1日単位でバランスよく摂れるように工夫してみるのがいいでしょう。
さらに体に優しい自然食界では、「髪は血液が変化したもの、血液の質が悪くなると髪にも影響がでてくる」とされています。
血をきれいにする玄米や海藻、ごま、かぼちゃの種などを常食すると、より効果的なので、『和食』は髪の健康にぴったり♪
和食を心掛けるだけでも、日本髪のような艶のある髪に近づけますね。
質の高い睡眠をとる
ホルモン分泌や疲労回復の回復は「夜の10時から午前2時の間に眠る」ということが大切です。
午後1時に寝て午前9時に起きれば8時間の睡眠はとれますが、この時間帯ではホルモンの分泌にもっとも有利な投資タイムをほとんど逃すことになります。若さを保つと言われている“ヒト成長ホルモン”の分泌量が最大になる「夜の10時から午前2時の間」を逃さないことがポイント。
髪の毛を早く伸ばしたいなら、細胞が一段と成長するこの時間帯に積極的に眠るのがお得ですね。
しかし、なかなかそうはいかない人もいるでしょう。
睡眠は眠るということだけではありません。横になって目を閉じている(視覚を遮断する)だけで、身体と脳の休息は得られているという研究結果もあります。
眠れない人は、不眠…ということにあまり悩まないで、横になることを心がけましょう。
また、夜勤や子どもが小さかったりして、まとまった睡眠がとれない方も、あまり悩まないようにしましょう。
睡眠で大切なのは最初の3時間とも言われます。
90分サイクル(睡眠の1サイクル)で睡眠時間を確保し、良い体内時計を保つようにしておきましょう。きちんと眠れるときが来たら、きちんとした睡眠時間に戻れるようにしておけば大丈夫です!
ストレスを溜めない
ストレスが過度にかかっているとき交感神経が興奮している状態です。
交感神経とは自律神経のひとつで、緊張しているときに働く神経です(反対に、リラックスしているとき働くのが副交感神経)。
副交感神経が優位のときのほうが、血管が拡張し消化器官が働くため身体は栄養を蓄えます。
交感神経が優位になっているときは、その反対の影響が出てくることを考えると、過度なストレスは髪の成長や頭皮の新陳代謝にも良い影響は及ぼしません。
しかし、自律神経はバランスが大切です。
ストレスというのはありすぎても良くないのですが、なさ過ぎても良くないのです!
その人にちょうど良いストレスというものがあります。
「ちょうど良いストレス」とは?
ちょうど良いストレスとは、「しなくてはならないことなどのストレスがあっても適度に身体は元気であるという状態」です。
やりたいけど身体が動かない、とか、やりたくないけど身体は動けているという心と身体がちぐはぐな状態は良くないのです。
自分にとって、「ちょうど良いストレス」を保てるよう自分の身体ときちんと向き合っていきましょう。
喫煙を控える
タバコには「ニコチン」という成分が含まれていますが、このニコチンは体内に入るとからだ中の末梢血管を収縮させます。
血管が細く収縮することで血流が悪くなります。
髪は頭皮から栄養を得て成長するので、血行不良が起きれば頭皮に栄養が行き届かなくなるのです。
また、髪の毛は「ケラチン」というたんぱく質で生成されているのですが、タバコはタンパク質・ビタミンを大量に消費するのだそうです。
当然ながら、髪に十分な栄養がいかず、新しい髪を作り出しにくい状況が作られますから、髪の毛は早く伸びないと考えられますね。
まとめ
私は今までたくさんの美容室に行きました。
若いころはカラーとパーマを繰り返し、出産後は髪が抜ける抜ける…(母乳で栄養も赤ちゃんに取られ、赤ちゃんのお世話で頭も洗えない日々)。
出産が続いた末には抜け毛と薄毛に悩み、ショートカットにした髪はなかなか伸びませんでした。
悩んだあげく、いま利用している美容室は、ヘッドスパ専門美容室です。担当の美容師さんが言うには、髪の毛をきれいに伸ばせるかは、頭皮にかかっている!と断言しています。
多少高価でも、きちんと頭皮を洗浄できる洗剤でしっかり汚れを落とし、清潔にすることが必要だそうです。
また、「頭皮をやわらかく保つこと」が大切とのこと。紹介したマッサージとツボ押しを毎日やってみましょう!髪の生育が促されます。
豆知識ですが、せっかく生えてきた髪が白髪でも絶対に抜いてはいけないそうですよ。白髪を抜くことで毛根に隙間ができ、そこには毛が生えなくなります。結果、薄毛の原因になるのだそうです。
きれいで健康な髪を伸ばすために、生活習慣を見直してみませんか。いつまでも若々しい自分を目指しましょう!
コメント