愛犬のワクチン接種は、人にも犬にも命を守るために大切なものです。
しかし、ワクチン接種には副作用の心配もあるため、接種後は獣医師から「安静に」との指示がありますよね。
この「安静に」はいつまでなのでしょうか?何日後にお散歩に行けば良いのでしょうか?
気になる点をまとめてみました!
子犬のワクチン接種が終わっての散歩できるのは何日後から?
お母さんの初乳によって守られていた免疫が子犬の体からなくなってしまうと、様々な病気にかかりやすくなります。
伝染病や感染症によって死に至る可能性も高いため、子犬の体から免疫機能がなくなってしまう前に、必ず予防ワクチンを接種しましょう。
ワクチンは生後2ヶ月に一回 生後3ヶ月に二回目を接種します。
ワクチン接種の回数は獣医師によって、2回で終了する場合と3回接種する場合とがありますが、いずれにしても接種して数日間は副作用の恐れがあるため自宅にいることが望ましいとされます。
その後、いつお散歩デビューするかは獣医師や飼い主さんの考え方によりますが、だいたい接種した一週間前後でお散歩をさせる飼い主さんが多いようですね。
愛犬のワクチン接種が終わるまで散歩は控えた方がいい?
子犬の社会化期という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
社会化期とは、子犬の社交性を育てる期間のことを指します。
生後2~4ヶ月くらいまでが社会化期に当たり、この間に様々な人や物、音に慣れさせることで、成犬になっても問題行動を起こさない犬に育つと言われています。
さて、この社会化期の期間がワクチン接種の時期とかぶってしまうことにお気付きでしょうか?
そう、2回(もしくは3回)目のワクチン終了後から初めて外に出たのでは、貴重な社会化期をほとんど家の中で過ごしてしまうことになります。
それは、もったいないですよね?
でも、お散歩はワクチン接種が終了してからという獣医師がほとんどだと思います。病気の危険を考えれば当然です。
じゃあ、どうすればいいの?
地面に下ろさずに外出させれば良いんです!
・抱っこしてお散歩
・ベランダで抱っこして外を見せる
・カートに乗せる
・ドライブに連れて行く
などなど、歩かせなくても外の世界を見せる方法はたくさんあります!
なるべく、他の犬がいそうな場所や草むらなどは避けて、短時間でも毎日連れて行くことが大切ですね。
接種するなら知っておきたい!愛犬のワクチンの種類
混合ワクチンの種類は9種類あり、2種~9種までの組み合わせを飼い主さんが選ぶことになります。
ワクチンの種類が多ければ多いほど防げる病気は多くなりますが、その分体への負担も大きく、アレルギーなどのリスクも高くなることは覚えておきましょう。
ワクチンには、コアワクチンとノンコアワクチンという種類に分かれています。
コアワクチン
重篤な症状になりやすく、どんな犬も接種が勧められるワクチンのこと。
ジステンバーウイルス・パルボウイルス・犬伝染性肝炎・狂犬病がこれに当たります。
ノンコアワクチン
飼育環境によって必要性が変わってくるワクチンのこと。
パラインフルエンザウイルス・コロナウイルス・レプトスピラがこれに当たります。
混合ワクチンは任意のため、何種類のワクチンを接種させるのかは、飼い主さんの考え方しだいです。
上記でもお伝えした通り、副作用の可能性も考え、愛犬の年齢や体力などによって、慎重に選ぶ必要がありますね。
まとめ
ワクチン接種は愛犬を恐ろしい病気から守ってくれる大切なものです。
子犬のうちは社会化期との兼ね合いもありますが、歩かせる以外の手立てを考えて安全に過ごしましょう。
それでは今回の記事のポイントをおさらいします!
① 混合ワクチン接種後、数日間は副作用の可能性を考えて外出は控えるほうが無難。
② 社会化期は、子犬にたくさん外の世界を見せ、音を聞かせる!
ワクチンプログラムがまだ終わっていない場合は、抱っこしてお散歩したり、カートに乗せてお散歩してあげましょう!
③ ワクチンが終了していないうちは、なるべく他の犬との動物を避けること!
予防接種後のお散歩が心配な場合は、かかりつけの獣医師に相談してみると良いかもしれませんね。
ワクチン接種でしっかり病気からかわいい愛犬を守ってあげてから、存分に愛犬とのお散歩を楽しんでください♪
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