妊娠すると食生活にもたくさん気を使いますよね。
生卵やチーズ、生野菜や果物にも気を付けないといけません。食べ物だけでなく飲み物も対象です。
好きなものを食べれない分飲み物で・・・と思う方も好きな飲み物に注意するものがはいっていないか、確認する必要があります。
カフェや自宅で簡単に楽しめてよく飲むものでいうとコーヒー、お茶、紅茶がありますがどちらも注意しなければいけません。
どれにもカフェインという物質が入っているためです。
妊娠前はよく飲んでいたのにもう飲めないの?と思う方のために、今回調べていきたいのは女性に好きな方が多いチャイについてです。
チャイにもカフェインが入っているのか?チャイに含まれるスパイスは胎児に影響するのか?など。
冷え性や冬場の人気ドリンクなので、妊娠前によく飲んでいたという方の参考になればと思います。
チャイにはカフェイン入ってる?カフェイン量はどれくらい?
チャイはスパイスの香りと味が特徴的なので飲み物の種類がわからなくなりそうですが、紅茶のアレンジされたものと思ってよさそうです。
おおまかにチャイとはミルクティーをスパイシーにしたようなもの。
ミルクが入ってはいるのですが基本は紅茶のため、チャイにもカフェインは含まれるという事で間違いありません。
カップ1杯程度(約200ml)に含まれるカフェイン量は、
♠コーヒーの場合、約120mg
♠紅茶の場合だと約60mg
♠緑茶の場合は約30mgと言われています。
またチャイを作る際のレシピにもよると思いますが、約紅茶の2分の1程度のカフェインの量は含まれていると言われています。
チャイのカフェインが心配!妊娠中に飲んでも大丈夫?
チャイにもカフェインが含まれていることが分かりましたが、チャイは妊娠中だとどのくらいの量だったら飲んでも大丈夫なのか、またカフェインだけでなくチャイ特有のスパイスは妊娠していても影響しないのか、気になるところではないでしょうか。
それぞれの妊婦さんへの影響について調べてみました。
妊娠中のカフェインについて
カフェインは血管を収縮する作用があり、胎児の発育不良や貧血を引き起こす可能性があります。
ただしカフェインは一日200mgであれば問題ないと言われています。
また『カナダ保健省(HC)』や『世界保健機関(WHO)』では、妊娠中の1日のカフェイン摂取量は、300mgまでに制限すべきとしています。
※厚生労働省(カフェイン摂取量)より
コーヒーだと約カップ一杯分、紅茶だと約カップ二杯分は問題ない量とされています。
チャイも紅茶が含まれているため通常ストレートで飲むよりも量は少ないかもしれませんが、多量摂取はおすすめできません。
ただし妊娠中であっても1日2杯までならカフェインを含む飲み物を飲んでも大丈夫ってことですね。
妊娠中のスパイスについて
スパイスは適量であれば妊婦さんでもむくみ改善、高血圧予防、利尿作用という効果が得られたり鉄分やカルシウムを摂取できます。
ですが体質にあっていなかったり、過剰に摂取してしまうとアレルギーが起こってしまう可能性があります。
チャイに多く使用される可能性の高いシナモンですが、シナモンは「シンナムアルデビド」という成分には、子宮に対して刺激作用があり子宮の収縮を促すとも言われています。
絶対に飲んではいけないという事ではありませんが、確実な安全性が証明されていないので気になるという方は、やめておいた方がいいかもしれませんね。
もうひとつこちらもチャイに含まれることが多いスパイスとしてジンジャーがありますが、ジンジャーは妊婦さんにとって嬉しい効果も期待できるそうです。
殺菌効果で食中毒をさけること、代謝促進で冷え予防、つわりなどで食欲が落ちてしまっているときにジンジャーの刺激で食欲と消化を増進することが期待できます。
ジンジャーの一日量の目安としては約5~10g、小さじ一杯程度と言われています。
ですがこちらも体質差があるので、一度少量食べて問題なければ使用するということと、シナモン同様摂取しすぎはあまりよくないものと思っておくと良いのではないでしょうか。
また、妊娠中に「血糖値・血圧を下げる治療薬」や「血液の凝固を防ぐ治療薬」などの治療薬を服用している場合は、しょうがの成分によって治療効果を妨げる可能性があるので、治療中はしょうがの摂取には気をつけましょう!
妊娠中でもチャイを安心・お手軽に飲みたい人はコレがおすすめ!
紅茶だとどうしてもカフェインが気になってきますよね。
そんな時にカフェインを使わない、もしくは少ないものを使用して作る市販の美味しいチャイをいくつかご紹介します。
無印良品 ルイボスジンジャーチャイ
こちらは粉末状になっているものです。
お湯に溶かすだけで簡単にチャイが楽しめるのはとても嬉しいですね。
ルイボスティーの独特な味わいは、コクがありつつもさっぱりした味わいと人気です♪
ミルクに入れても美味しそうですね。
TAZO(タゾティー)デカフェチャイ
こちらはティーバッグタイプのものです。
お湯で抽出してもいいですしこちらもミルクで入れるとお手軽に、おいしく飲めるチャイにできるので嬉しいですね。
デカフェなのでカフェインが気になる方にも嬉しいですね。
パッカ(PUKKA)オリジナルチャイ
こちらもティーバッグタイプのものです。
パッカは世界各国で有機栽培された植物をブレンドしたハーブティーメーカー。
英国土壌協会や有機JASのオーガニック格付表示商品なので、妊娠中も安心して飲めるオーガニックハーブティーですね。
ストレートでもミルクでもどちらでも楽しんで飲めそう♪ちょっと違うチャイを楽しみたいときは嬉しいかもしれませんね。
自宅で簡単にチャイを作っちゃおう♪チャイの簡単な作り方
自分の好きなデカフェの紅茶やミルクの量やお砂糖の量を調整して自分好みにチャイを作りたいという方に自宅でも作れるレシピをご紹介したいと思います。
まずは《お鍋で作る方法》です。
- 小さな鍋に水150mlを入れ沸騰したらティーバッグを2ついれます。お好みのスパイスもここで入れます。弱火で約2~3分煮ます。
- 牛乳150mlを加えて、ふきこぼれに気を付けてさらに約3分煮込みます。牛乳は沸騰させてしまうと美味しさが減ってしまうので注意です。
- ティーバックをはずしてカップへ注ぎ、お好みでお砂糖などを加えて完成です。
少し手間になりますが攪拌することで口当たりが柔らかくおいしくなるそうなので時間がある方は試してみてはいかがでしょうか。
こちらは約二人分のレシピになります。一人分にする場合は半量で試してみて下さい。
このレシピでは水と牛乳を1:1にしていますが、お好みでどんどんアレンジしていくのも良いのではないでしょうか。
次に《茶こしとマグカップが一体型になったタイプの器で入れる方法》です。
- ふたをはずし、中の茶こしに茶葉3g、スパイス、水150mlを加えレンジで二分半加熱します。この時ふたははずしたままでレンジにいれてください。(500、600wのレンジを使用する際の目安時間です)
- 牛乳150mlを加えさらにレンジで一分加熱してください。
- 茶こしをとって、お好みで砂糖をいれて完成です。
こちらはルピシアの茶こしマグモンポットというカップで入れる方法なのですが、紅茶が好きな方にはとっても簡単にしかも一人分の量も作れるのでおすすめです。
お湯を沸かさず電子レンジを使えるという点でもお手軽でかなり嬉しいポイントですね。
こちらも分量は調整して、どの量が自分好みの美味しいチャイになるのか試してみても、面白いかもしれませんね。
まとめ
妊娠中は幸せもいっぱいな反面、気にしなければいけないことも多く以前と違う生活を送ることになるので、ストレスを感じてしまうこともあるかと思います。
そんな時こそ、リラックスタイムも大切にしていきたいですよね♥
少しでも好きなものを摂取できればストレスを軽減出来るのではないでしょうか。
またチャイは絶対に飲んではいけないというものではないので、紅茶を変えたり、スパイスを抜いたりしたものがあまり納得がいかない場合、逆にストレスになってしまうのもよくありません。
気になるようであれば一度お医者様と相談して、大丈夫であれば我慢せず飲んでも良いのではないかと思います。
妊娠中でも美味しいチャイを無理なく楽しんで素敵な生活を過ごせますように。
コメント