休憩の時などに、コーヒーで一服して再びマスクをつけると、息が臭い時はありませんか?
良い香りが魅力のコーヒーですが、実は口臭の原因にもなります。
口臭は、なかなか自分では気づきにくく、どの程度まわりに臭っているかも分かりづらいですよね。
マスクをつけて過ごす時間が長くなると、このような臭いのトラブルも増えてきます。
そこで今回は、コーヒーによってマスクを着けた時の臭いの原因や口臭対策について、解説していこうと思います。
コーヒーを飲んだ後にマスクをつけると臭い原因は?
仕事の合間に、コーヒーを飲む人は多いですよね。
しかし、コーヒーを飲んだ後というのは、意外と口臭が気になるものです。
特に最近は、コロナウイルスの影響でマスクを着けた状態で過ごすことが多いと思います。
仕事中など、マスク内の臭いが気になる人も多いでしょう。
ここでは、コーヒーを飲んだ後にマスクをつけると臭い原因について調べていきたいと思います。
コーヒーによる唾液の量の変化
まず、一つ目の原因としてコーヒーによる唾液の量の変化によるものです。
もともと口臭が発生する主な原因の中に、唾液が減る事による口腔内の乾燥があります。
この乾燥を、コーヒーを飲む事によって引き起こしてしまうのです。
コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用があり唾液の量を一時的に減少させてしまう作用があります。
唾液の量が正常なら口腔内が潤っていて、口臭発生菌の増殖を抑制できるのですが、唾液の量が減る事によって、口腔内が酸性に傾くと口臭発生菌の増殖を促してしまうのです。
コーヒーに含まれるポリフェノールによるもの
そして、二つ目の原因としては、コーヒーに含まれるカフェインによるものです。
コーヒーのカフェインの中には、クロロゲン酸というポリフェノールの一種である成分が、約10%ほど含まれています。
このクロロゲン酸は、カテキンやタンニンのように消臭作用があることでも有名です。
クロロゲン酸そのものは、口臭に直接結びつくことはありません。
しかし、空腹時にコーヒーを飲み、胃が空の状態でクロロゲン酸が入ると、口臭に繋がる胃酸の発生を促進させてしまうのです。
その結果、胃酸の分泌が多くなり、酸っぱい呑酸(どんさん)が大量に発生し、口臭へと繋がってしまうのです。
コーヒー以外の飲み物の場合マスク内の臭いはどうなの?
では次に、コーヒー以外の飲み物では、マスク内の臭いはどうなのでしょうか。
糖質を含むドリンク
糖質などの成分は、口臭発生菌にとって「エサ」になります。
そのため、糖質を含むエナジードリンクやソフトドリンクなどは、マスク内の臭いを発生させてしまうリスクがあると言えるのです。
また、糖質は口臭発生の抑制に必要な、唾液の分泌を阻害する作用もあるため、注意が必要です。
乳製品
乳製品も、口臭発生菌のエサになる成分です。
乳製品に含まれている「含流アミノ酸」という成分が、口臭発生菌の増殖を促進させる作用があるのです。
コーヒーにミルクを多めに入れる習慣のある場合は、注意が必要ですね。
口臭に対するアンケート調査結果!
様々な原因で、口臭は発生するという事が分かりましたね。
ところで、自分の口臭がどのくらいまわりに気づかれているのか、気になりませんか?
意外と、自分の口臭は気づきにくいものでもあります。
ここでは、インターネットを使った、口臭に関するアンケート調査をご紹介したいと思います。
この調査は、2019年1月19日~2019年1月22日まで、インターネットによって調査された口臭に対するアンケートです。
(アンケート対象は、全国の20代~50代の男女1125名です。モニター提供元は、ゼネラルリサーチです。)
Q. 他人の口臭に対して、どのように感じたか?
まずは、職場や外出先などで他人の口臭に対して感じた割合のアンケート結果です。
・一緒にいたくなかった…28.8%
・かわいそうに思った…10.3%
・特に何も思わなかった…6.6%
・その他…1.3%
Q.どのような口臭が不快に感じますか?
次に、口臭の種類によって、どの程度不快に感じる割合に変化するのかを調べたアンケート結果です。
・胃の不調からくる口臭…46.3%
・タバコとコーヒーの組み合わせの口臭…30.1%
・虫歯からくる口臭…15.6%
・焼肉とビールからくる口臭…3.6%
・その他…4.4%
Q.口臭を直接指摘したことがありますか?
最後は、他人の口臭に気づいた時、直接指摘できるかを調査したアンケート結果です。
・NO…76.2%
このようなアンケート結果になっていました。
普段、なかなか口臭に対してのまわりの気持ちは、分かりづらいものでもあるので、こうしたアンケート結果を見ると、口臭に対して気にするべきなのだと感じますね。
口臭を自覚していても、原因によってはすぐに改善出来ない事もありますが、コーヒーやたばこといったものなら、この機会に見直すのも良いかもしれません。
外出先でも簡単にできる口臭予防法を紹介!
外出先で食事をする事が多い人は、食後の口臭ケアはとても大切です。
ここでは、外出先で簡単に出来る、口臭予防方法を調べていきたいと思います。
外出先での口臭は、まわりへ不快な思いをさせてしまう可能性もあるので、きちんとケアすることが大切です。
こまめな水分補給
一つ目の口臭予防法としては、こまめな水分補給をすることです。
口の中が乾燥していると、口臭発生の要因になってしまいます。
こまめな水分補給をして、口の中の潤いを維持し、唾液と水分で口の中の口臭発生を予防しましょう。
歯磨きをする
二つ目の口臭予防法は、歯磨きをする事です。
口の中や歯の間などに、食べ物のカスや歯垢が溜まっていると、口臭発生菌のエサになってしまいます。
それを防ぐために、食後に歯磨きをする習慣をつけ、口の中に口臭発生菌のエサになる食べかすを溜めないようにすることが大切です。
また、舌のケアも大切です。
舌の上には「舌苔」という白い汚れが付着しています。
舌苔も口臭発生の原因の約60%にもなりますので、歯磨きをする時に一緒に舌のお掃除も習慣づけるようにすると良いですね。
舌苔のケアをどうすればいいのか?毎回舌のケアまでするのが面倒という人は、ワンプッシュするだけで、口臭と舌苔を同時にケアできる『薬用オーラクリスター・ゼロ』がおすすめです。
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ガムを噛んで口内の乾燥を防ぐ
三つ目の口臭予防法は、ガムを噛んで口の中の乾燥を防ぐという事です。
唾液には自浄作用という働きがあり、その働きによって口の中のトラブルから守ってくれています。
口の中が乾燥すると、唾液の働きが弱まり口臭発生を促す原因になります。
ガムを噛むことで唾液の分泌を促し、口の中の乾燥を防ぐ事で、口臭発生を予防することが出来るのです。
マウスウオッシュを使う
四つ目の口臭予防法は、マウスウォッシュを使うという事です。
外出先などで、すぐに歯磨きが出来ない時も多いかと思います。
そうした場合は、手軽に口の中の口臭ケアが出来るアイテムとして、マウスウォッシュが活躍してくれるのです。
お昼を食べた後やコーヒーブレイクの時に、マウスウォッシュを口に含むだけでケアが出来るので便利ですよ。
空腹時にコーヒーを飲まないようにする
空腹時にコーヒーを飲むと、コーヒーのクロロゲン酸が胃酸の分泌を促進させ、口臭の発生を促してしまいます。
コーヒーを飲む場合は、なるべく空腹時を避ける事をオススメします。
まとめ
さて今回は、コーヒーを飲んだ時にマスクの中が臭う原因や口臭対策について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
口臭は、自分で気づきにくい反面、まわりに不快な思いをさせてしまう事が多いものです。
コーヒーは、仕事の合間に飲んで眠気を飛ばしたり、モチベーションを上げるために飲む事が多いですよね。
しかし、コーヒーを飲んだ後は口臭がきつくなる傾向があるようですので、注意が必要です。
今回ご紹介した、こまめな水分補給やガムを噛むなどの対処法は、すぐにでも実践できる方法です。
ぜひ、日常生活の中に取り入れて、口臭対策に役立ててみてくださいね!
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