年を重ねるにつれ、顔のシワやたるみが気になってくる方も多いと思います。
顔のシワやたるみ対策には表情筋を鍛えるのがいいといった声もあり、実際にトレーニングしている方も多いのではないでしょうか?
しかし一方で、顔の筋肉を鍛えすぎると良くないといった声もあります。
そこで今回は、表情筋鍛えない方がいい理由と表情筋を鍛えるメリットやデメリットについてご紹介します。



表情筋は鍛えない方がいいって本当?その理由とは
![]()
表情筋は鍛えない方がいいといった声を聞いたことがある方も多いと思いますが、それは本当なのでしょうか?
実は、表情筋を鍛えない方がいいと言われている理由は、肌ダメージにつながる可能性があるからです。
表情筋は皮膚と直接つながっています。

そのため、表情筋のトレーニングをすることで、皮膚の伸縮が多くなり負荷が蓄積してしまいます。これが肌ダメージにつながるのです。
また、気になる部位だけ集中してトレーニングする場合もあると思います。
これは特定の部分だけ動かすことで偏りができてしまい、逆にシワやたるみを引き起こす原因にもなってしまうのです。
こういった理由から、表情筋は鍛えないほうがいいと言われるようになったと考えられます。
ただ、表情筋を全く鍛えないと、顔全体のたるみにつながり、表情も暗くなってしまいます。

さらに表情筋は適度に鍛えることでシワやたるみに効果があります。
つまり、表情筋の鍛え過ぎはシワやたるみの原因になってしまうが、適度に鍛えることはシワやたるみ予防につながるということのようです。
顔の筋肉を鍛えすぎるとどうなるの?
![]()
では一体、顔の筋肉を鍛え過ぎてしまうとどうなってしまうのでしょうか?
顔の筋肉を鍛えすぎることで引き起こされることは、大きく分けて2つあります。
①口周りのほうれい線が目立ちやすくなる。
②肌がたるんで見えてしまう場合がある。
口周りのほうれい線が目立ちやすくなる
まず一つ目は、口周りのほうれい線が目立ちやすくなります。
口周りの筋肉は普段から、食べ物を咀嚼したり会話をしたりと使うことが多い筋肉の一つです。
そのため、鍛え過ぎてしまうと、皮膚が収縮してほうれい線が目立ってしまうのです。
肌がたるんで見えてしまう場合がある
そして二つ目のデメリットは、肌がたるんで見えてしまう場合があるということです。
適度に鍛えることは、肌を引き締めてたるみ予防に効果があります。
しかし、顔の筋肉は体よりも小さく薄い部分が多いため、過度に鍛えることは必要以上の負荷をかけてしまい、余計にたるみを目立たせてしまうことがあるのです。
顔の筋肉は細かい筋肉が多いため、しっかりとした知識を持った上で、正しく鍛えることが大切なのです。
表情筋を鍛えるメリットとデメリット
![]()
次に、表情筋を鍛えるメリットとデメリットを比較していきます。
表情筋を鍛えるメリット
まず表情筋を鍛えるメリットは、3つあります。
一つずつ詳しくみていきたいと思います。
表情が豊かになる
表情筋を鍛えていると、表情が豊かになることで、感情表現が豊かになります。
特に嬉しいときや喜んだときの笑顔が、より魅力的にうつります。
魅力的な笑顔は相手にも良い印象を与えるので、人間関係も良好になりやすいです。
シワやたるみが改善する
上記でも述べている通り、表情筋を適度に鍛えることはシワやたるみ予防につながります。
筋肉が鍛えられてほどよく張っていると、肌もピンと張って若々しい印象を与えます。
シワやたるみにお悩みの方は、表情筋を鍛えることで改善されるかもしれません。
ポジティブになれる
「笑顔でいると幸せになれる」と、多くの方は聞いたことがあるのではないでしょうか?
実はこれ、脳科学的に証明されていることなのです。
どんな時でも笑顔でいると、脳が「今、楽しいのだな」と勘違いして幸せホルモンを出してくれるのです。
つまり、表情筋を鍛えて明るい表情を作ることで、よりポジティブで幸せな気分で過ごせるということなのです。
表情筋を鍛えるデメリット
次に、表情筋を鍛えすぎることのデメリットについてみていきたいと思います。
デメリットは2つです。
ほうれい線やシワが定着する
表情筋を過度に鍛えることは、皮膚を過度に伸び縮みさせてしまい、ほうれい線やシワの原因につながります。
さらに、過度なダメージが蓄積されることで、ほうれい線やシワの定着につながってしまうのです。
たるみが目立つようになる
表情筋を鍛えすぎることは、顔のたるみを助長させてしまいます。
表情筋を過度に鍛えたり、鍛える箇所が偏っていると、たるみだけでなくゆがみの原因にもなります。
一度たるみやゆがみができてしまうと、なかなか元には戻りません。
やみくもに表情筋を鍛えるのはやめたほうがよさそうです。
表情筋の鍛えすぎによりできる8つのシワ
![]()
最後に、表情筋の鍛え過ぎによりできる8つのシワについてみていきます。
眼輪筋(がんりんきん)
眼輪筋とは、目の周りをぐるっと囲む筋肉です。
まぶたを開けたり閉じたりする役割があります。
眼輪筋の鍛えすぎは、上まぶたのたるみや目元のシワにつながります。
前頭筋(ぜんとうきん)
前頭筋とは、眉毛の上にあるおでこ部分の筋肉です。
眉毛を上げたり額にシワを寄せたりする働きがあります。
前頭筋の鍛え過ぎは、額に横シワが定着する恐れがあります。
皺眉筋(しゅうびきん)
皺眉筋とは、眉の上にある筋肉です。
眉間にシワを寄せる時に使う筋肉です。
皺眉筋の鍛え過ぎは、眉間のシワが定着したり、深くなったりします。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)
大頬骨筋とは、唇の端から目尻にかけて付いている筋肉です。
口角を上向きに引き上げる力があります。
大頬骨筋の鍛え過ぎは、ほうれい線が深くなり、口の横にさざ波のようなシワができることがあります。
頬筋(きょうきん)
頬筋とは、大頬骨筋よりも口元寄りの位置にある筋肉です。
口角を外側に引き上げる筋肉です。
頬筋を鍛えすぎは、ほうれい線や口の横の小さなシワの原因になります。
上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)
上唇鼻翼挙筋とは、鼻の横に沿うようにある筋肉です。
上唇と鼻翼(小鼻の部分)を引き上げる働きがあります。
上唇鼻翼挙筋の鍛えすぎは、目と目の間、鼻根部の横ジワの原因になります。
口輪筋(こうりんきん)
口輪筋とは、口元をぐるりと囲む円状の筋肉です。
口を閉じたり、尖らせたりするなど、口周りの表情を作る筋肉です。
口輪筋の鍛え過ぎは、唇に向かう放射線状のシワなど、口元のシワが深くなります。
口角下制筋(こうかくかせいきん)
口角下制筋とは、口角から下あごにある、下唇と口角を下に引く働きを持つ筋肉です。
別名「オトガイ三角筋」とも呼ばれます。
口角下制筋の鍛え過ぎは、口角が下がり、マリオネットラインが深くなる原因になります。
まとめ
今回は表情筋の鍛えることのメリットや、鍛えすぎによるデメリットについてみていきました。
顔のシワやたるみは女性の大敵ですよね。
せっかく鍛えたのに、それがシワやたるみの原因になってしまうなんて悲しいですね。
正しい知識をつけて正しく鍛えることで、シワやたるみは予防することができます。
正しく鍛えることで、いつまでも若々しい表情を保てるようにしていきたいですね。


コメント