座って作業をしている時間が長くなると、足がむくんでくることがありますよね。
夕方になるにつれ足がむくんで、靴が窮屈に感じる人も多いのではないでしょうか?
足のむくみは放っておくと血行不良が悪化し、思わぬ病気に繋がってしまう可能性があります。
そこで、
■足のむくみは何科を受診すればいいのか?
■寝れないほどの足のむくみの痛みの原因
■足のむくみを座ったまま解消できるストレッチ方法
について解説していきたいと思います。
座りながら簡単にできる足のむくみ解消ストレッチ法
それでは早速、座りながらでもできる簡単な足のむくみ解消ストレッチをご紹介していきましょう。
ふくらはぎのむくみ解消
まずは、足のむくみで一番つらい部分である、ふくらはぎのストレッチからご紹介していきましょう。
②. 次に、かかとを床につけた状態にして、つま先を10回上げ下げします。
③. この動きを、足のむくみが気になる時に、小まめに行うようにしましょう。
太もものむくみ解消
次は、太もものむくみ解消のストレッチです。
②. そして、まっすぐに伸ばした足を宙に浮かせた状態で膝を直角に曲げます。
③. この態勢を10秒キープして元に戻します。
④. 反対側の足も行い、左右交互に5回ずつ行いましょう。
足首回しストレッチ
次は、足全体のリンパの流れを良くするストレッチのご紹介です。
②. そして、足首を上に向けてぐるっと回します。
③. この動きを、左右各15回ほど繰り返します。
会社で出来る足のむくみ解消ストレッチ方法【動画】
それでは次に、会社で椅子に座りながら簡単に出来る、足のむくみ解消ストレッチの動画をご紹介していきたいと思います。
休憩時間などに、短時間でも取り入れてみると、むくみを解消することが出来ますよ。
足のむくみが痛い!寝れないほどの痛みの原因は?
さて、足のむくみというと、夕方に靴がきつくなるというような状態が頭に浮かびますが、足のむくみが酷くなると痛みが出る事があります。
足のむくみが原因の痛みは、時に寝れないほどになる事もあるのです。
ここでは、この足のむくみで寝れないほどの痛みの原因について解説していきたいと思います。
足がむくみ、寝れないほどの痛みは、主に乾燥したオフィスなどで長時間同じ姿勢でいる事が多い人がなりやすいと言われています。
この原因として考えられるのは、「深部静脈血栓症」です。
俗に、「エコノミークラス症候群」とも言われる症状で、同じ姿勢でいる事により足のむくみが生じ、血の塊がふくらはぎなどの深層部の血管に詰まり痛みが出るというものです。
また、足のむくみは水分不足による脱水でも起こりやすいと言われています。
足をぶつけたわけでもなく、寝れないほどの痛みが出る場合は、主に上記の2つが原因として考えられます。
足のむくみ何科を受診すればいいの?
では次に、足のむくみがストレッチだけでは解消されない場合、何かを受診すればいいのかを解説していきましょう。
足のむくみは、1つの原因だけで起こるわけではないので、原因となっている場所によって何かに受診すれば良いのかが変わります。
肝臓が原因の場合
まず1つ目の肝臓が原因の場合は、消化器内科へ受診しましょう。
足のむくみと合わせて、尿が濃かったり、お腹が張る、体がキツイといった症状も出ている場合は、こちらに当てはまります。
腎臓が原因の場合
そして2つ目の腎臓が原因の場合は、腎臓内科へ受診しましょう。
足のむくみと合わせて、血圧が高い、尿の量が少ない、食欲がない、疲労感などがある場合は、こちらに当てはまります。
心臓が原因の場合
3つ目の心臓が原因の場合は、循環器内科や心臓内科へ受診しましょう。
足のむくみと合わせて、息が苦しい、動悸がする、四肢の冷感がある場合は、こちらに当てはまります。
甲状腺が原因の場合
4つ目の甲状腺が原因の場合は、内分泌科へ受診しましょう。
足のむくみと合わせて、皮膚が乾燥している、疲労感、肥満、寒がるなどの場合は、こちらに当てはまります。
静脈が原因の場合
5つ目の静脈が原因の場合は、まずは内科へ受診し、その後血管外科へ受診がおすすめです。
足のむくみの原因として一番多いとされるのが、静脈のうっ血なのでまずは内科への受診が良いでしょう。
足のむくみとはサヨナラ!足のむくみの予防法とは?
それでは最後に、足のむくみの予防方法についてご紹介していきたいと思います。
足のむくみ予防方法としては、主に5つのポイントがあります。
日常生活の中で、工夫して出来るものばかりですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
体を冷やさない
まず1つ目は、体を冷やさないという事です。
足のむくみは、足の血行不良が大きな原因とされています。
そのため、日常的に体を冷やしていると、足の血流が悪くなりうっ血しやすくなるのです。
足のむくみを予防するためには、日頃から体を温める習慣をつけるようにしましょう。
塩分を摂り過ぎない
2つ目の方法は、塩分を摂り過ぎないという事です。
私たちの体は、塩分が多く体に入ってくると、体内の塩分濃度を正常に戻すために水分を多く取り込む性質があります。
その結果、体内の水分量が増加し、それに伴い血管内の水分量も増えるため、足のむくみに繋がってしまうのです。
塩分排出を促す栄養素を摂る
3つ目の方法は、塩分排出を促す栄養素を摂るという事です。
先ほど解説した通り、私たちの体は塩分が多く入ってくると、塩分濃度を調節するように出来ています。
その体の働きの代わりに、塩分を排出する作用のある栄養素を意識的に摂ると、血管内の水分量も自然と調節できるようになります。
その栄養素とは、カリウムです。
カリウムは、体の中の塩分を排出する働きがあるのです。
このような栄養素を意識的に摂ることで、足のむくみを予防することが出来ます。
ふくらはぎエクササイズをする
4つ目の方法は、ふくらはぎエクササイズをするという事です。
最初にご紹介したストレッチ同様、日頃からふくらはぎのエクササイズを意識的に行う事で、足のむくみを予防することが出来ます。
ふくらはぎは、伸ばしたり縮めたりすることで、血流を促すことが出来ます。
椅子に座ったままでも行う事が出来るので、気が付いた時に小まめに行うようにしましょう。
体を締め付ける服装を避ける
そして5つ目の方法は、体を締め付ける服装を避けるという事です。
足のむくみに繋がる血行不良は、締め付けの強い服装も原因になります。
特に女性に多いのが、着圧力の強いストッキングなどの着用です。
長時間、同じ姿勢でいることの多い人は特に、体を締め付ける服装は避けるようにしましょう。
まとめ
さて今回は、足のむくみに効果的な座ったまま出来るストレッチの方法や、足のむくみで痛い原因、そして日常生活で足のむくみを予防できる方法などをご紹介してきました。
足のむくみは、基本的に足の血行不良が原因です。
そのため、日常的に血流を良くすることを意識することで、足のむくみは予防することが出来ます。
また、会社などでも座ったまま出来るストレッチはたくさんありますので、足のむくみで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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