虫刺されの痕が1年以上も治らない!そんな悩みを持っている人は意外と多いんです。
そこで、
✅なぜ1年以上も虫刺されの痕が治らないのかその原因
✅虫刺されの痕を残さないための対処法
✅虫刺されの痕が1年以上も治らない時のケア方法
などをご紹介します。
適切なケア方法を知って虫刺されの痕を残さず美肌を手に入れましょう!
1年以上も虫刺されの痕が治らない原因とは?
虫刺されの痕が1年以上もなかなか治らず、シミのような状態になっている人も多いのではないでしょうか?
私や私の子供もよく蚊にさされたあとが茶色く残っていることがあります。
でもすぐにその変色した部分も消えていく場合とずっと残っている場合があります。
すぐに消えていく虫刺され跡としばらく残っている虫刺され痕、何が違うのでしょうか?
虫刺されのあとが残る原因を説明しますね。
蚊やアブなどに刺されると、赤く腫れてかゆみを感じますね。
そのかゆみを感じた時にかきむしり肌を傷つけてしまったときや、虫刺されによってひどい炎症が起きたときなどの状態から、肌が自然治癒する途中でメラニンという色素が沈着して虫刺されのあとはできます。
医学的には「炎症後色素沈着」と言われます。
炎症後色素沈着は、虫刺されだけでなく、日焼け、湿疹やヤケドなどなど、炎症をあわせて発症するさまざまな肌トラブルによって起きます。
皮膚は炎症を起こすと組織を作りなおして修復しようとしますが、その修復の過程でメラニン色素が生成されて、色が黒く(茶色く)なります。
このメラニン色素は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)によって時間と共に肌の外へと押し出され、最終的には垢として自然に排出されます。
数ヶ月~半年でメラニン色素は排出されますが、場合によっては1年近くかかることもあります。
ただし、かきむしって傷を作ったり、何度もかき壊しジュクジュクした状態を繰り返していると炎症がひどくなり、色素沈着が1年以上残ることがあります。
こうなってしまうと、シミとして残ることがあります。
肌の新陳代謝(ターンオーバー)ではメラニンが排出できなくなるからです。
一般的に、子どもは肌の新陳代謝(ターンオーバー)が活発なので、あとが残っていても大人よりも早く元の自分の肌の色に戻ります。
ですが年齢があがればあがるほど肌の新陳代謝(ターンオーバー)の周期が遅くなるため、メラニンが抜けるのにも時間がかかるようになります。
1年以上も虫刺されの痕が治らないのは、新陳代謝の周期が遅くなるために起こるからなんですね。
虫刺されの痕を残さない!虫別の対処法を紹介
虫刺されの痕がどうして残るのかは分かったけど、じゃあ残さないためにはどうしたらいいの?と思いますよね。
対処法が分かれば肌を炎症もなくきれいな状態で保てますもんね。
それでは、対処法を虫別にご紹介しますね。
【蚊】に刺された場合の対処法
蚊に刺されるとけっこうすぐに痒くなり、かき続けてしまいますね。
まずは刺された皮膚の部分の汚れや汗を洗い流しましょう。
そのあと、かゆみに対しての市販の虫刺され用の塗り薬を塗りましょう。
かゆみを我慢できないお子様などは爪が長いとすぐに傷になってしまうので爪を短くしてあげて、かゆがるようであればこまめに薬を塗ってかかないように見てあげましょう。
かゆみは治まっても、腫れや刺された部分がジュクジュクして治らない場合は、皮膚科を受診し早めに炎症を抑えるようにして早く治すことを心掛けてくださいね。
【アブ】に刺された場合の対処法
アブに刺されると、すぐにかゆみと痛みを感じます。
蚊に刺された時と同様に、刺された皮膚の汚れや汗をきれいに洗い流します。
刺された部分を冷やすこともかゆみを抑えることにつながり、効果的です。
また、アブは吸血するときに体に流血を促す成分を入れていて、血が止まらなくなる場合があります。
すぐにその成分を抜く必要がありますが、刺された皮膚部分を洗い流す前に手で絞るかポイズンリムーバーを使って対処しましょう。
【ブヨ】に刺された場合の対処法
ブヨに刺されると、だいたい半日後からかゆみが出てくる人が多いです。
すぐに気付けない分、すぐに洗い流したり冷やしたりなどの処置はできなそうですね。
かゆみが出てきたら、市販のかゆみ止めの薬を塗りましょう。
症状が改善しない場合には、早めに皮膚科を受診することが大切です。
【ノミ】に刺された場合の対処法
ノミに刺されると1~2日後にかゆみがあらわれます。
激しいかゆみがあり、水疱ができる場合もあります。
こちらも同様に早めに皮膚科を受診し、専門医から薬の処方をしてもらったほうがいいと思います。
だいたいは屋外で刺されますが、ペットを介して屋内で刺される場合もあります。
家に持ち込まないように、何度も刺されてかゆみが続き、ノミを自宅内に持ち込んでしまったと思われる場合には市販の駆除剤などを使用して、駆除しましょう。
色々な虫刺され対策がありますが、まず刺されないように
✅露出に気を付ける
✅虫よけスプレーを皮膚につける
などの虫刺され予防の対策と、かゆみ止めの市販薬を使ってかかないようにすることが重要です。
症状が続いたら面倒がらずにすぐに皮膚科を受診するなどの刺された場合のかゆみに対しての対処の両方が必要ですね。
虫刺されの痕が1年以上も治らない時のケア方法
虫に刺されないように対策しても、刺されたあとにかかないように対処しても、どうしてもあとが残って、もう1年以上もたっている!なんてこともあると思います。
炎症の度合いが大きければ大きいほど、シミのように残って、虫刺されのあとは消えにくいです。
そんな頑固な虫刺されのあとに対してのケア方法をご紹介します!
虫刺されのあとの部分を日光に当てないようにする
日光にあたり日焼けをすると、虫刺されの痕が目立ったり消えにくくなったりすることがあります。
日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子を使用したりして日焼け対策をしましょう。
市販薬を使って肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す
市販の治療薬を使用することによって、虫刺されのあとが薄くなるまでの速度を速めることが期待できると言われているそうです。
肌の新陳代謝(ターンオーバー)を速める効果が期待できる薬は、「ハイドロキノン(軟膏・クリーム)」と「ビタミンC内服薬」です。
どちらも長期的に使用すると効果が期待できるので、最低でも1ヶ月以上は使用するようにしましょう。
ケミカルピーリングを行う
ケミカルピーリングとは、化学薬品を皮膚に塗り皮膚をはがすことにより肌の新陳代謝(ターンオーバー)が促され、虫刺されのあとなどが薄くなる治療法です。
何度か繰り返し治療を行うことで徐々にしみが薄くなっていきます。
しかし、ケミカルピーリングのあとは皮膚が敏感になっていて、赤く腫れる、かぶれるなどの副作用が生じることがあります。
必ずかかりつけの皮膚科医に相談しながら行うようにしてください。
レーザー治療を行う
炎症後色素沈着では、レーザー治療が検討されることもまれにあります。
レーザー治療とは皮膚に医療用レーザーをあてることによって、しみを薄くする治療法です。
シミやあとのある部分に2~4週間に1回のペースでレーザー照射を繰り返します。
しかし、レーザー治療が原因で一時的に炎症後色素沈着が出てくる可能性もあるので、レーザー治療後に気になる症状がある場合にはかかりつけの皮膚科医に相談するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ただの虫刺されと侮っていて虫刺されのあとがずっと残っている、なんて人は多いのではないでしょうか?
私も、蚊にさされてもすぐに治るでしょ、あとになんてならないでしょって思っている時に限って、茶色いシミのように丸く残っていることがありました。
まだうっすら残っているそのあとに、紹介した薬などを使用してみようかなと思っています。
虫が増えるこの季節、みなさんしっかり対策して肌トラブルなく乗り切りましょう!
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