暑い夏が終わり、過ごしやすくなる秋。
おいもやきのこなど、美味しいものをたくさん食べたり、体を動かすのにもちょうどいい気候で、秋の夜長をどう過ごそうか考えるだけで楽しい季節ですよね。
秋といえば葉っぱが色付き、紅葉が見頃になります。
紅葉狩りが楽しめる季節ですが、
ところで紅葉狩りっていったい何するの?
紅葉狩りって何か効果があるの?
と思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は紅葉狩りで何をするのか?楽しみ方やマナー、更に意外と知られていない紅葉の美容効果について調べてみました。
紅葉狩りって何するの?楽しみ方やマナーを紹介♪
紅葉狩りとは紅葉を観て楽しむ行楽のことです。
紅葉狩りと似ている行楽に『お花見』がありますね。
なぜ春は「見る」なのに、秋は「狩る」なの?
諸説あるようですが、「狩る」というのは獣を捕まえるという意味のほかに、季節の恵みを採るという意味もあります。
紅葉狩り以外にも、潮干狩りやきのこ狩りなどの言葉もありますね。
「狩り」だからといって、枝を折ったり葉っぱを採ったりすることはやめましょうね!
あくまで紅葉は草花を鑑賞し、楽しみましょう!ということです。
紅葉狩りをする習慣は、奈良時代や平安時代に貴族の間で始まったと言われています。
それが江戸時代になると庶民の間でも楽しむようになったのだとか。
紅葉狩りにはとても長い歴史がありました。
では紅葉狩りってどこでするのでしょうか?
今はネットで簡単に全国の紅葉スポットや見ごろを調べることができます。
行きやすい場所や混雑状況、駐車場情報などを調べてからお出かけするのがいいと思います。
レジャーシートを広げて、みんなでわいわい楽しく紅葉狩りもいいですが、ドライブしながら…温泉に浸かりながら…食事をしながら…等、紅葉狩りを楽しむ方法は様々です。
近所をお散歩しながら紅葉を見るだけでもOK!
ご自分の趣味やライフスタイルに合わせて紅葉狩りを楽しみましょう。
紅葉スポットは見頃になるととても混雑します。
立ち止まって写真撮影をしたり、撮影禁止の場所で写真を撮ることはやめましょう。
そのほかには立ち入り禁止の場所に入らないこと。
当然ですが、マナーを守らず立ち入り禁止の場所や他人の家の庭に侵入してしまう人がいるようです。
みんなが気持ちよく紅葉狩りを楽しめるように、必ずマナーは守りましょうね。
驚くべき紅葉狩りの美容効果とは!?
紅葉狩りには目で見て楽しむだけでなく、身体にも様々な効果があることがわかりました。
なんと免疫力アップやダイエット効果まで!?
詳しく見ていきたいと思います。
ストレス改善効果
自然の風景を見ることはストレス改善に効果的です。
ストレスが溜まると、山に登ったり、海や空を眺めるなんて人も多いのではないでしょうか?
大自然を見ていると世界の広さを感じることができ、自分の悩みなんてちっぽけだなぁと、なんだかポジティブな気持ちになれますよね。
自然の中に入るだけで、色からの視覚情報、風の音や虫の声など聴覚情報、土や木々のにおいから嗅覚情報など五感を刺激されることによって、ストレスが原因で生まれる活性酵素を抑えることができるのです。
免疫力アップ効果
ウォーキングはアディポネクチンという血管を修復したり、動脈硬化の予防、老化防止に効果的なホルモンが分泌されます。
ストレス解消だけでなく、免疫力アップの効果もあるなんて、すごいですね。
ダイエット効果
紅葉を見ながらウォーキングすることで、有酸素運動ができ脂肪燃焼効果があります。
また有酸素運動はダイエット効果だけでなく、集中力や記憶力を向上させる効果もあります。
お勉強やお仕事の合間に外に出てみるのもいいですね!
ただ目的もなくウォーキングするよりも、紅葉の美しさを目に焼き付けながら歩くほうが絶対楽しいですよね!
アンチエイジング効果
紅葉を見ることで前頭葉を活性化させ、「セロトニン」を分泌させます。
これは「抗重力筋」という筋肉をサポートする働きがあり、顔や目の周り、ほほの筋肉に働きかけるので、しわ・たるみ予防に効果的です。
「セロトニン」は幸せホルモンと呼ばれ、感情を安定させる働きもあるので、うつの予防や睡眠障害の改善にも効果的です。
もみじの葉のアンチエイジング効果とは?
紅葉といえば「もみじ」「いちょう」などが有名ですが、実は紅葉する植物の種類はたくさんあるんです。
木によって色合いや葉っぱの形も様々で、気温によっても紅葉の彩が変わっていくのも紅葉狩りの楽しみですね!
そんな紅葉の代表「もみじ」の葉にも嬉しい効果があることがわかりました。
肥満防止効果
近年の研究でもみじの葉はポリフェノールを多く含んでおり、ポリフェノールの働きが糖類の分解・吸収を抑制するため、血糖値の上昇を防ぐ効果があることがわかっています。
もみじの抽出物を摂取していると、血糖値レベルや血中インスリンレベルの上昇が抑えられます。
体重増加や、中性脂肪・コレステロールの上昇も抑えられるという嬉しい効果があることがわかりました。
この研究結果は女性にとっては、嬉しい結果ですね♪
目や肌に嬉しい効果
もみじに含まれるアントシアニンは、抹消血流を活発にさせるため、網膜の保護機能を高めたり、血行改善、筋肉の緊張緩和作用などがあります。
焦点が合いにくくなるピントフリーズ現象を改善する効果や、目の機能改善も期待できます。
もみじを摂取することで健康にいいことがたくさんあるんですね!
しかし、そこで問題なのはどうやって摂取するかですよね?
もみじを食べたり飲んだりする習慣はあまりないですよね。
もみじを摂取する方法の研究が進み、「もみじ茶」や「もみじエキス」が誕生しました。
「もみじ茶」は手摘みしたもみじの葉を、緑茶と同じ深蒸し製法によって作られます。
B-カロテンやルテインが豊富で、その量なんとケールやクレソンなどの緑黄野菜に近いほど!
レモンやゆず果汁を加えるとロゼ色に変化し、見た目も美しくすっきりとした味わいになります。
「もみじエキス」はもみじ葉の赤色を濃縮して凍結乾燥し、粉末化したものです。
ラズベリーや抹茶を思わせる味わいとなっています。
レストランのシェフやパティシエにも注目されている紅葉エキス。
高級レストランではソースなどに用いられることが多いそうですよ。
ぜひ一度食べてみたいですね!
そのほかにも、もみじの葉をそのまま食用にした「ドライもみじ」があります。
もみじ茶にうかべると見た目も美しく、より秋を感じることができます。
もみじの名所、京都の高尾や大阪の箕面ではもみじの天ぷらもありますね。
※天ぷらの材料になるもみじは一行寺楓という特殊な種類の木で、公園に落ちているもみじとは違いますのでご注意ください!
まとめ
今回は紅葉狩りについてまとめてみました。
なんとなくお花見のほうがメジャーな気がしてしまいますが、紅葉狩りも赤や黄色が美しく、過ごしやすい気候で楽しみやすいのではないかと思います。
美しいのはもちろん、美容やダイエットに効果があるなんてこれからますます注目されそうですね。
もみじ茶やもみじの天ぷらもなかなか売っているのを見かけたことがありませんが、機会があればぜひ飲んでみたいなと思いました。
食欲の秋で食べ過ぎてしまった方、季節の変わり目でなんとなく体がダルいな~という方はぜひ紅葉狩りでリフレッシュしてみてください♪
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