公文が続く子と続かない子がいます。
なぜ公文が続く子と続かない子がいるの?
それは公文の特殊な勉強方法が合う子と合わない子がいるからなんです。
そこで、公文が合う子と合わない子の違いはどこにあるのか?
そして、公文が合わないと判断する基準はどこを見ればいいのか?
など実際に公文学習経験者の立場から解説していきたいと思います。
公文が合わない子と合う子の違いや特徴とは?
「公文」という名前は皆さんも1度は耳にしたことがあるかと思います。
実は公文は1958年に公文公(くもんとおる)さんが創立したもので、現代まで続く長い歴史がある教材です。
最近ではCMなども積極的に流されていますし、書店でなどで公文から出版されている本や教材を見かけたことがある方も増え、公文に興味がある!という方も多いのではないでしょうか?
私自身も年少から小学6年生まで公文を続けていました。
私は結果的に「公文に合う子」だったのだと思います。しかしすぐに辞めてしまう「合わない子」もたくさんいたのも事実です。
合わないのに無理に公文を続けてもなかなか実を結ばず、時間やお金など様々なものを不必要に費やしてしまうのは避けたいですよね。
そこで今回は公文に合うタイプ、また合わないタイプの特徴をいくつかお話していきます。
公文が合わない子の特徴
公文での学習にはいくつか大きな特長があります。
その特長が目的と一致しているかが合う・合わないといった判断につながります。
公文では年齢や学年に縛られずに1人1人の力量に合わせたレベルの教材をこなすことになります。
そのため不得意なものであればしっかり初歩的なものから学習できますし、得意なことであればどんどん先に進んで行けるスタイルになっています。
ですから学校で習っていることに対して、リアルタイムで予習・復習をしたいと望んでいる子の場合にはあまりおすすめできません。
また公文では反復学習に力を入れているので、年齢や学年に関係なくどんどん学習を進めることができるといっても今すぐに!というのは難しいのが事実です。
長い目で見れば自信につながる学習力を得られるものではありますが、短期間で力をつけたい・短期間で成績を上げたいといった子は合わないでしょう。
公文では教科ごと基盤になるような点に力が入っている教材になるので、授業に沿った学習内容を求めている場合にも、なかなか合わないと感じる子が多いかもしれません。
学習において基礎的な部分に対してしっかり理解があり、応用問題に取り組みたいという子にも公文は合わないと言えますね。
他に大きなポイントといえば「算数」についてです。
算数に対して苦手意識をもっている子は多く、算数を習わせてあげたいと思う方は多いですよね。
その際に算数においてどのような点が苦手なのかによって、公文が合うか合わないかが大きく変わります。
算数の「図形の問題」または「文章問題」に苦手意識があり、その点を学習したい子には公文は不向きです。
書店などで公文が出版しているドリルなどの教材を見ると、図形の問題が盛り込まれているのでそのような苦手を克服するのにいいのかも…?と思いがちですよね?
しかし公文の教室で学習する教材では算数・数学において、重要な公式などを反復しながら計算力をつけるものであって、図形などの問題はなく、文章問題もかなり少ないものになります。
そのため基礎的な計算力や公式を身につける以外の目的がある場合には、合わないと考えてよいでしょう。
公文が合う子の特徴
公文に合う子のポイントは、まず「学習への取り組みが自主的にできる」ということです。
公文では集団で学習するスタイルは取らず、1人1人が自分にあったレベルの教材に取り組むといったスタイルになっています。
その学習内容としても学習塾のように、解き方や答えを先生に教えてもらうような受け身ではなく、しっかり自分の力で解いて取り組むような自主性に重きを置いています。
そのため解き方のポイントを説明してもらわなくても、前向きに取り組む姿勢を確立できる子は公文が合っていると言えます。
また公文の教材には必要な箇所には解説等が盛り込まれていますが、理解できなかった場合にしっかり先生に質問できる子も合っていると言えるでしょう。
自ら答えを導き出す力をサポートするのが先生なので、自身でどうあるべきか判断できる子は楽しく学習できることでしょう。
次は勉強に対して漠然とした 「苦手意識を持っている子」は公文に向いているでしょう。
公文ではその子1人1人にあったレベルに合わせて教材が選ばれるので、「何が分からないのか分からない」といった漠然とした苦手意識を根本的に修正することができるからです。
まずしっかり基礎的な部分から反復学習して理解を進めることで、「自分の力で解ける!」という自信が身に付くので勉強は楽しい!と思うことができるようになるでしょう。
また学校での授業などではどんどん先に進んでいきますが、その傍らでしっかり基礎を固めておきたい!といった子にも公文は合っています。
応用問題に取り組んでいく際にも、結局はベースがしっかりしていないと解くことはできないので、基礎力を身につけるには公文がぴったりです。
公文の学習ではもういい!と思ってしまいそうなほどに、反復学習をしながら多くの問題を解くので自然と解き方が身についていきます。
反復して学習していくので進み具合もゆったりしていますから、焦りを感じることなく学習していけるので、学習塾でしっかりついていけるか不安…と感じている子にも公文が合っているでしょう。
自分のペースを守りたい、長い目で見て学習する姿勢を身につけたいといった子にも公文は合っていますね。
公文が合わないときの判断基準はどうしてる?
自分の子供が「公文が合わない子に当てはまっているような…?」と思っても、「すぐに結果が出ていないだけかもしれないし…」と考えが堂々巡りしてしまう方も多いですよね。
すぐに辞めてもったいないことをしてしまうのも、だらだらと続けて後悔するのもどちらも避けたいところです。
そこで公文が合わないんだ!と判断するのに適した基準についてお話していきます。
ぜひお子様の判断基準の参考にしてみてくださいね。
前向きに学習に取り組めているか
まず1つ目の判断基準は「前向きにとらえて学習できているか」です。
公文はその子に合ったレベルの教材からスタートし、繰り返し同様な問題に取り組み、徐々にレベルを上げていくタイプの学習方法です。
問題を解ける自信や学習の基礎が理解できて自信がつくと、ゆっくり進む学習方法であっても前向きに学習することができます。
しかし目に見えてグングン進んでいくようなすぐ実感できる学習が向いている子であると、同じことをしばらく繰り返す公文では「全然勉強ができるようにならない!」と、とらえてしまうので前向きな学習にならず、自信どころかやる気を失ってしまいます。
ですから公文の学習に対して自信を失う方向に進んでいると実感した場合には、公文は合っていないと判断してOKでしょう。
身についたことを応用できるか
次の判断基準のポイントは「しっかり身についたことを応用できているか」です。
公文では基本を集中的にやってくれるので基礎力をしっかり確立することができます。
その反面で応用問題は数少なく、例えば算数であればしっかりとした計算力や暗算力が身についても文章問題は出てきません。
そのため計算力は身についているのに応用問題になるとできない、または文章問題になるとつまずくといった場合には、公文では合っていないと判断するのがベストですね。
自分で考えて答えに導けるか
最後の判断基準のポイントは「解答へのプロセス方法」です。
公文の場合にはその問題を解くうえで必要な箇所ごとに解き方の説明があります。そのためしっかり問題を解くことはできるようになります。
しかし問題に対し必要な解き方だけを覚えて解答を導き出すようになるので、自分の力で他の解き方を見つけ出す力を使うことが少なくなります。
ですから1つのことを考えるときに、いくつかの考えを導き出すことに楽しさを考える子にとっては物足りなく感じ、勉強への意欲も低下してしまいますよね。
自分自身で試行錯誤し多くの考え方や答え方を導き出すのが好きな子であれば、そこが公文とは合わないと判断できる基準になります。
子供にあった学習方法に変えるのもアリ!
周りの子供たちの多くが「公文をやっている!」と耳にすると、「うちの子も公文に通わせたほうがいいのかな?」と思う方も多いかと思います。
でも先ほどお話したように、どんな子でも必ず公文が合っているということではありません。
勉強をするうえで1番大切なのは自分自身にしっかり合っている勉強方法かどうかです。
勉強をすることが楽しい!と感じる方法であれば、伸びる力も格段に変化します。
まず自宅で学習すると手抜きしてしまったり、他のことに気が散り集中することが苦手な子であれば、公文のように週に何度が教室に通うような学習方法が向いています。
公文が合わなくても他の学習塾の学習方法は合うことがありますから諦めずに探してみましょう。
また学習の進め方だけでなく、担当の先生によっても合う・合わないが大きく変わるので体験などができる場所であれば安心ですね。
次に勉強を毛嫌いしているような子であれば、楽しく学習できることが勉強を好きになる大きな一歩につながりますよね。
そんな子におすすめの学習方法がタブレットを使用しながらできるタブレット学習です。
教科書を開いて勉強をする!というのに抵抗がある子でもすっと学習に入り込むことができるようになります。
それ以外にも学習の進み具合によってアプリ内でポイントが貯まり、楽しみながら子供のやる気も引き出してくれます。
タブレット学習でおすすめなのが、【【デキタス】】です。
専用端末が不要なので、いつでもどこでも自分のペースで勉強できます。
入会金は0円!
5教科で小学生は月々3,000円(税抜き)、中学生は月々4,000円とかなりリーズナブルに始められます。
無料体験もできるのまずは、無料体験をしてみて合っているか、合っていないか確かめてみてはいかがでしょうか。
タブレット学習以外にも勉強を違った角度から楽しめるアイテムが、月々届くような通信教育も勉強を楽しむ土台作りにぴったりですよ。
また自宅でしっかり学習することができるが、勉強を進めるペースがつかめないといった子であれば、月1などで先生が添削してくれるような通信教育がおすすめです。
親が採点するとなぜこうなるの?といった質問をされたときに、どう答えてあげたら困ってしまうこともありますよね。
そんなときにも、きちんと担当の先生が添削し、質問にもしっかり答えてくれるので安心ですよ。
公文が合わない子と合う子の違いや特徴のまとめ
学習方法のひとつとして有名かつ人気のある公文についてお話をしてきましたが、1人1人の性格や学習スタイルは異なっていますから、一概に公文が絶対にいい!とはいきませんよね。
実際に公文での学習をやってみて、合うか合わないかを見極めることが1番です。
一度公文の体験教室に参加してみて、今回お話したことを参考にしながら合う・合わないといった判断をしてみてはいかがでしょうか?
もちろん勉強をする子供の意見が重要ですが、子供の性格などを考慮して親が客観的に判断してあげることも大切です。
たとえ公文が合わなくても必ず合う学習方法がありますから、焦らず一緒に見つけ出してあげてくださいね。
■この記事を読まれた方はこんな記事もよんでいます。
コメント