洗濯物をして、脱水まで終わっているのに、他の家事などをしていて、洗濯物をうっかり干し忘れてしまう事ってありますよね。
せっかく洗った洗濯物ですから、出来ればそのまま干したいところです。
しかし、何時間も時間が経ってしまっていると、臭いが気になる時がありますし、さすがにカビなどの細菌が心配ですよね。
そこで今回は、洗濯物の干し忘れは、何時間までだったら大丈夫なのか、また干し忘れの生乾きの臭いをスッキリ取る臭い対策方法などもご紹介していきます。
洗濯物の干し忘れが多い人は、ぜひ今回ご紹介する情報を、参考にしてみてくださいね。
洗濯物の干し忘れ何時間放置したら洗い直す?そのまま乾燥機にかけてはダメ?
それでは早速、洗濯物の干し忘れは、何時間放置したら洗い直すべきなのかから解説していきましょう。
みなさんは、洗濯物の干し忘れというと、だいたいどのくらい放置したものを干し忘れと感じているでしょうか?
これも、人によって感覚が異なると思いますが、主婦を対象に干し忘れた洗濯物を洗い直すリミットのアンケートを取ったデータがあります。
主婦を対象に行ったアンケートの結果によると、30分~1時間程度放置しただけでも、干し忘れで洗い直すという人が多数いるという事が分かりました。
では実際に、洗濯物を干し忘れて、何時間放置したら洗い直すべきなのでしょうか。
実は、干し忘れた洗濯物を洗い直すリミットは、季節や気温によっても変動します。
例えば、気温が高く湿気もある夏場はどうでしょうか。
夏は、ほとんど毎日30℃以上になり、気温が高く干し忘れた洗濯物の雑菌が、繁殖しやすい時期と言えます。
このような夏の時期ですと、だいたい洗い終わりから30分~1時間以内で洗濯物は干し終わるのがベストでしょう。
そのため、1時間以上、洗い終わってから放置した場合は、やはり洗い直すべきと言えそうですね。
では逆に、冬の場合はどうでしょうか。
冬は気温が低く、干し忘れた洗濯物の雑菌が、一気に繁殖する心配は夏に比べると少ないです。
そのため、洗い終わりから2時間程度までだったら、干し忘れた洗濯物を洗い直さなくても大丈夫でしょう。
では次に、干し忘れた洗濯物を、そのまま乾燥機にかけても大丈夫なのかについて解説していきます。
結論から言うと、干し忘れた洗濯物をそのまま乾燥機にかけても特に問題はありません。
ただし、干し忘れた洗濯物の雑菌を死滅させる為には、60℃以上の高温で数分間まわす必要があると言われています。
しかし、家庭用の乾燥機の場合は、温度が足りないものが多く、完全に菌を死滅させるのは難しいでしょう。
そのため、干し忘れた洗濯物を乾燥機にかける場合は、コインランドリーなどの専門的な乾燥機の方がおすすめです。
洗濯物を干し忘れで起こる臭いの原因はカビ?
では次に、洗濯物を干し忘れで起こる臭いの原因はカビなのかについて、解説していきたいと思います。
洗濯物を干し忘れると、乾いた後も何とも言えない嫌な臭いがしますよね。
この嫌な臭いの原因は、「モラクセラ菌」というカビの一種だという事が分かっています。
「モラクセラ菌」は、日常生活のほとんどの場所で存在している菌と言われており、基本的には無害のものです。
しかし、体力が落ちている時や、体調を崩していたりして免疫力が低下している時などは、この「モラクセラ菌」によって体調を崩してしまう事もあります。
そして、干し忘れた洗濯物というのは、「モラクセラ菌」が増殖するのにとても好条件の場所なのです。
「モラクセラ菌」は、じめじめとした場所を好む性質があるため、私たちの体の皮脂や水分を栄養源として、どんどん時間の経過とともに干し忘れた洗濯物の中で増加していきます。
この「モラクセラ菌」が増殖する際に生成される物質が、干し忘れた洗濯物の嫌な臭いの正体なのです。
また「モラクセラ菌」は、乾燥や紫外線に強いという性質があります。
そのため、干し忘れた洗濯物をしっかり干して、臭いがなくなったと思っていても、何かのきっかけで臭いが復活する事もあるのです。
このように、一度洗濯物を干し忘れてしまうと、なかなか嫌な臭いを取り除くことは難しいと言えますね。
洗濯物の干し忘れによる臭いをスッキリ取る方法を紹介♪
では次に、洗濯物の干し忘れによる臭いをスッキリ取る方法をご紹介していきたいと思います。
洗濯物の干し忘れによる臭いは、臭いの元から断つことが大切です。
そのためには、ただ通常通り洗濯するだけでは、なかなか干し忘れた洗濯物の嫌な臭いは、消す事が出来ません。
洗濯物の干し忘れによる臭いには、酸素系漂白剤を使った方法がおすすめです。
浸け置き洗い
まず1つ目の方法は、酸素系漂白剤を使った「浸け置き洗い」です。
・酸素系漂白剤
・ぬるま湯
②水量に応じた分量の、酸素系漂白剤を加えて良くかき混ぜます。
③洗濯物をその中に入れて、1時間ほど浸け置きします。
④その後、通常コースで洗濯します。
⑤洗濯が終わったら、すぐに取りだして風通しの良い場所に干したら完了です。
酸素系漂白剤が自宅にある場合は、すぐにやってみる事が出来る方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
酸素系漂白剤がお家にない場合は、こちらからどうぞ♪
もし浸け置き洗いでも嫌な臭いが消えない場合は、下記のような煮洗いもおすすめです。
煮洗い
・酸素系漂白剤
・弱アルカリ性の洗剤(重曹や粉石鹼など)
①ステンレス製かホーロー鍋に、たっぷりの水を入れます。
②鍋を火にかけて、40℃前後のぬるま湯になったら、重曹を加えてしっかり溶かします。
③煮立ったら、水量に応じた酸素系漂白剤を入れて、軽くかき混ぜます。
④その中に、臭いの気になる洗濯物を入れて、10分ほど弱火で煮込みます。
⑤煮込んでいる間は、洗濯物をグルグルとかき回すとさらに良いです。
⑥10分経ったら、洗濯物を取り出し、冷めるまで放置します。
⑦洗濯物が冷めたら、しっかりとすすぎます。
⑧すすぎが終わったら、風通しの良い場所に干して完了です。
洗濯物の干し忘れを防ぐための対策!
それでは最後に、洗濯物の干し忘れを防ぐための対策をご紹介していきましょう。
洗濯機にも、洗い終わりをお知らせするアラームはありますが、忙しい時など動いていると聞こえない事もありますよね。
そのような時は、スマホのアラーム機能を上手に利用しましょう。
スマホは、肌身離さず持ち歩いている人が多いと思います。
洗濯物を開始する時に、洗い終わり頃の時間にアラームをセットしておくと、忘れずに済みます。
音を大きめにしておくのも、聞こえないという事を防ぐ事が出来るので良いですよ。
まとめ
さて今回は、洗濯物の干し忘れは何時間までだったら大丈夫なのか、また干し忘れの臭いをスッキリ取る方法などをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
洗濯は毎日の事なので、忙しい家事の合間をぬってやっていると、干し忘れてしまう事もありますよね。
しかし、特に気温の高い夏場は、1時間放置しているだけでも、洗濯物に細菌が増殖してしまい、嫌な臭いが発生します。
洗濯物の干し忘れで、嫌な臭いが発生してしまった時は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
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