あんなに暑かった夏がいつの間にか過ぎ、季節はすっかり秋ですね。
食欲の秋です!
いや、私のように食べる事が好きな人は季節関係なくいつでも食欲全開ですが…。
美味しいものを楽しく食べる事は、身体と心の健康に必要不可欠ですが食べ過ぎるとなると、また違う話になってきますよね。
✅なぜ毎日食べ過ぎてしまうのか?
✅食べ過ぎの人の悪習慣とは?
そんな疑問と食べ過ぎてしまうときの対処法や、食べ過ぎたあとの対処法をご紹介します。
なぜ毎日食べ過ぎてしまうの?食べ過ぎの人の悪習慣とは
日々の食事は、「一日3食」が一般的です。
しかし朝起きるのが苦手な人や、朝食欲がわかない人は朝ご飯を食べないことがあったりします。
また、仕事などで忙しくてうっかりお昼ごはん食べられなかったという時もあるでしょう。
そんな時、次の食事を迎える頃にはとってもお腹がすいていて、思わずいっぱい食べてしまいますよね。
そして食べ過ぎてしまってお腹が空かず、また次の食事を食べ損ねる…という悪循環に陥ります。
こんな風に食事時間が不規則だと、身体はいつ食べ物が入ってくるか分からないため飢えに備え、エネルギーを脂肪としてため込みます。
そのため一日の摂取エネルギーが同じでも、食事回数が少ないほど内臓脂肪が蓄積しやすくなります。
早食いをしてしまう
「早食い」の人、多いですよね。世のサラリーマンはみんなそうなのではと思ってしまいます。
食事は、たくさん噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、「お腹いっぱい」と満足した状態になります。
なので、あまり噛まずに一気に食べてしまうと、食事全部食べても満腹感が得られず、「もう少し食べよう」となって食べ過ぎてしまうわけです。
ストレス解消で食べてしまう
冒頭でも述べましたが、「ストレス食い」やってしまいますよね。
過食をしているときは食べる事に集中していて、一時的にストレスから離れられるため、食べ過ぎてしまいます。
科学的にも、ストレスが溜まると神経物質「ノルアドレナリン」が増加し、”過食の欲求“を刺激しまうんです。
一方、感情をブレーキする神経物質「セロトニン」は減少していくため、食欲を抑えられずに過食してしまうのです。
気晴らしを食べる事に求めて、食べ過ぎてしまうなら、その矢印を別の方向に向けてみましょう。
・散歩や運動をする
・歯を磨く、ガムを嚙む、炭酸水を飲む
・食べたくなったら寝る
・深呼吸する
など、食べたいという衝動に駆られたら、意識的に食べ物から気持ちをそらすことが大切です。
だらだらと食べてしまう・間食が多い
いわゆる「ながら食べ」です。
私もよくやるのですが、テレビや動画を見ながら食べていると、気づいたらいっぱい食べちゃった!という事がおこりがちです。
早食いのところでも出てきましたが、見ることに気がいってしまってあまり噛まずに食べていることもあるかもしれません。
また、食べ過ぎの方は間食にも注意が必要です。
子どものうちは一回の食事で量を食べられないから間食で補いましょうという考え方がありますが、大人になると、間食は気分転換のひとつです。
毎食しっかり食べていれば、間食をとり過ぎるとただただ食べ過ぎになってしまいます。
しかも、ちょこちょこ食べているとあまり満腹感も感じられないので食べ過ぎてしまいまうので注意が必要です。
1食の量が決まっていない
家族みんなで食べるときなどは「大皿料理で取り合って食べる」ことも多いですよね。
みんなでわいわいがやがや楽しく食べるのはとてもいい事ですが、大皿だと一人分の量が分からないので、気を付けないと食べ過ぎになってしまいます。
たまのホームパーティー!などはいいのですが、毎日大皿料理、という方は注意が必要ですね。
毎日食べ過ぎてしまう人必見!食べ過ぎたあとの対処法
軽く散歩する
これは分かりやすいです。食べ過ぎたら、運動すればよいという考えです。
でも、食後は激しい運動は控えたほうがいいので、軽い散歩程度が丁度よいです。
ゆっくり歩くだけでも食後の血糖値上昇を抑えられ、カロリーを消費できるのでお勧めです。
消化を助けるツボを押す
身体の不調にはツボ押しが効果的ですが、食べ過ぎに効くツボもあるのです。
それは「足三里」
これは膝のお皿を同じ側の人差し指と親指で囲み、中指をまっすぐ伸ばしたところにあり、中指で脛骨のきわを外側から内側に圧します。
このツボは、胃酸を出し、消化を助ける効果がありますよ。
また、「足臨泣」
足の薬指と小指の付け根のところにあり、1回10秒、痛気持ちいいぐらい少し強めに圧した後に、5秒くらい空けてもう2~3回圧します。
このツボは特に脂肪の消化を助ける胆嚢につながっているツボなので、脂っこいものを食べ過ぎた時に効果的です。
ツボがあるのは「痛いけれども気持ちが良い場所」です。押しながら探してみましょう。
ミントティーで消化液の分泌を促進する
ミントティーは薬効が高いことからヨーロッパでは生薬として使用されることも多いです。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、ペパーミントの清涼感と爽快感の強いメントールの香りと独特の甘みが特徴です。
ミントに含まれているメントールやメントン、アズレンという成分には胃腸の働きを整える作用があるといわれています。
脂肪やたんぱく質の分解を助け、消化液である胆汁の分泌を促進することで消化不良を和らげる効果が期待できるのです。
まさに、食べ過ぎの後にはもってこいの効果ですね。
白湯をのんで出過ぎた胃酸を薄める
食べ過ぎの後は、食べたものをスムーズに腸へ運ぶためにも積極的に水分を摂取するのが良いです。
そして水ではなく、効果があるのは「白湯」です。
白湯を飲むことは食べ過ぎて出すぎた胃酸を薄める効果があります。
安静にする
もうこれ以上何も食べられない!というくらい食べ過ぎてしまったら、まず胃のムカつきが本格的になる前にズボンやスカートのホックを外してお腹周りの締め付けから解放しましょう。
そして、お腹が苦しいと「ソファーで横になりたい」と思ってしまうかもしれませんが、横になると胃に圧力がかかって胃酸が食道に入り、不快感や胃もたれがひどくなる可能性があるので、体を垂直に保つのがポイントです。
1時間程安静にして、不快感がなくなってから、食べ過ぎが気になるようであれば軽い運動をしてみましょう!!
薬を飲む
本当につらいときは薬の力に頼りましょう。近くの薬局やドラッグストアに行けば様々な市販薬があります。
胃酸が過剰に分泌されて胸やけしているときは、胃酸の分泌を抑える「制酸薬」、消化不良により胃もたれを感じるときは、「消化薬」「健胃生薬」が向いていますよ。
まとめ
毎日毎日食べ過ぎてしまう…駄目だとわかっていても、ついついやってしまいます。
食べ過ぎると自分に対して嫌悪感を抱いてしまうし、身体もしんどくなりますよね。
でも、過ぎたことは仕方がない!少しでも身体によくて消化を促す方法を知っていれば心強いです。
そして、食べ過ぎを防ぐ方法を身に付けて、これからの季節健康に過ごしたいですね。
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