街では7月が近づくと、七夕飾りをしているお店も目立ち、少しでも意識するという人は、結構いるかもしれません。
大人になれば七夕イベントとは遠ざかるかもしれませんが、親になって子供が小さいうちは、七夕メニューを作り、おうちで笹飾りをする家もあるかと思います。
そんな七夕ですが、実は短冊のお願い事の書き方もあるのですよ。
そこで、
✅短冊に願を書くときに裏表はあるのか?
✅短冊に住所は書いた方がいいのか?
✅短冊の色には意味があるのか?
など七夕の短冊についての疑問を調べてみました。
また英語で素敵にお願い事を書きたい人のために英文の例文もご紹介します。
七夕の短冊に裏表はあるの?
短冊は、短尺ともいい「短い・小さな」という意味で、室町時代に和歌を書くようになってから現れた紙サイズです。
元々料紙の節約からうまれたもので、1枚の和歌懐紙を6枚折りにして、刀で細く切り裂いたのが短冊の原型です。
そして短冊の表裏の判断は、無地・柄・カラーにかかわらず、銀色の砂子(キラキラした銀色の紙)がまいてあるのが裏面で、無地・柄・カラーが貼られている方が表面です。
模様や色のついたものは分かりやすいですね。
七夕の願い事が叶う!短冊の書き方
みなさんは何を願いたいですか? 「短冊に書いても叶うわけない」と思いながらも、心の片隅では「でも、その願いを叶えたい…」と思っている方も多いはずです。
そこで、その願いを叶えやすくするコツを見ていきましょう。
願いを叶える短冊の書き方は?
短冊に願い事を書くときは「~しますように」と、期待や希望を書いてはいけません。
例えば「いつまでも健康でいられますように」「テストでいい点が取れますように」といった書き方です。
そうではなく、願い事は「言い切る」ことが大切とされています。
「いつまでも健康でいる」「テストでいい点を取る」といったように、「できるといいなぁ~」ではなく、「やる!」という強い気持ちを短冊に込めるのです。
確かにその方が願いをかなえるために努力しようと、自分自身を奮い立たせることができそうですね。
七夕の短冊に名前や住所は書くの?
七夕の短冊には、神様が誰の願い事なのか分かってもらえるように、名前や住所を書きましょう。
住所は住所も都道府県の後の区や市ぐらいまで問題ありません。
名前はフルネームを記入しましょう。
また子供の願い事を親が代筆する場合は、子供の名前を書きましょう。
ひらがなで書いてあげると良いと思います。
書く場所は願い事の横に住所と名前を書くのがベストですよ。
七夕の短冊の色に意味はある?
色とりどりの短冊にどんな願い事を書くか悩むのも、七夕の楽しみのひとつです。
この短冊、実は色にも意味があるのをご存知ですか?
もともとは青、赤、黄、白、黒の5色が基本でした。
童謡「たなばたさま」でも「五色の短冊 わたしが書いた」と歌われています。
これは中国の陰陽五行説に由来するもので、自然界のすべてのものを木、火、土、金、水の5つにあてはめる考え方のことで、この5つの要素を色で表すと、それぞれ青(緑)は木、赤は火、黄は土、白は金、黒(紫)は水となります。
七夕飾りにおいては、短冊にこの5色を使用することで、魔除けになるとされていました。
また、この「陰陽五行説」は、人間が生きる上で大切な考え方である「五徳(仁・礼・信・義・智)」にも通じるとして、短冊の色ごとに以下のような意味を込めたそうです。
・赤の短冊⇒火を表現している「火」…祖先や親への感謝
・黄の短冊⇒大地を表現している「土」…人を大切に思う、信頼感を育む
・白の短冊⇒地中に埋まっている金属を表現している「金」…義務や決まりを守る
・黒の短冊⇒生命を育てることを表現している「水」…学業向上
七夕の短冊の書き方見本を紹介♪
願い事を書くときの内容は、“断言する”“マイナスな表現は使わない”のがオススメです。
そして、具体的な内容をお願いすると、なお分かりやすいですね。
例えば、
短冊に目標体重まで書いてしまったら、もう達成せざるを得ないですよね。
働いている方には多い願い事ですよね。
合格すると言い切っているので、現実味があります。
とても前向きな願い事です。
自分の力でどうにもできないことは願うことで解決しましょう。
お子さんの願い事の場合はどうでしょうか。
おすすめの願い事はやはり習い事の上達ですね。
・「一生懸命練習して○○が上手くなりたい」(習字や楽器など・・・)
・「全国大会に出場する。又は勝つ!」(部活、サークルなど・・・)
・「テストで80点以上取る!検定などの合格祈願」
・「お友達(仲間)をたくさん作りたい」(新しい場所でスタートする子供向け)
頑張って成果の出る願い事を大人が薦めてあげることで、子供達も次の自信がつくようにサポートしてあげたいですね。
また、よく見る願い事といえば、
・「〇〇が欲しい」
・「世界一周旅行がしたい」
といったような、現実的ではないけれど、夢のある願い事もいいですね。
七夕の願い事を英語で書きたいときは?
七夕は日本の伝統文化ですが、七夕の願い事を英語で書けたらスマートですよね。
短冊に書くのにぴったりな、簡単な例文をご紹介していきます。
・I wish to be happy. 「幸せになれますように」
・Wishing that each day is happy! 「幸せな毎日が送れますように!」
・I wish to have a happy life. 「幸せな人生が送れますように」
・I wish to get a lover. 「恋人ができますように」
・I wish to marry him (her). 「彼(彼女)と結婚できますように」
・I want to be good at English! 「英語がうまくなりますように!」
・I want to become rich. 「お金持ちになりますように」
・I hope everything goes well in my life. 「これからの人生が全部上手くいきますように」
・I wish our family to have good health. 「家族が健康でありますように」
・Wishing for happiness for our family. 「家族が幸せでありますように」
・Wishing for happiness everywhere. 「みんなが幸せに過ごせますように」
・Happiness for everybody. 「みんなが幸せに過ごせますように」
・I want to save troubled people. 「困っている人を助けたい」
・I wish people all over the world may live in peace. 「世界中の人々が平和に暮らせますように」
・I hope wars will disappear from this world. 「この世界から戦争が無くなりますように」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
七夕の短冊にも色々な意味が込められているのですね。
七夕の季節が近づくと、最近ではいろんなところで笹飾りが見られますので、簡単な願い事を考えておくといいですね。
お子様が日頃やりたい事、願っていることを知る良いきっかけにもなります。
大人も子供も、日頃心に温めてある願い事を、七夕の時に短冊に託したいものですね。
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