毎シーズン販売されるユニクロのカーディガンは、定番アイテムながらお手頃。
とあって、一着は持っているという人が多い人気アイテムです。
そんな中、ユニクロのカーディガンを洗濯すると縮んでしまったという声をよく聞きます。
洗濯機で洗えるって書いてあったのにどうして縮むの?
プチプラだから素材があまり良くないのでは?
などと思う人もいるようですね。
実際のところは、ユニクロのカーディガンだから縮むということではありません!
そこで、ユニクロのカーディガンを洗濯したら縮む原因や縮ませない洗濯方法を解説します。
ユニクロカーディガンを洗濯したら縮む原因とは
ユニクロのカーディガンは、定番~トレンドのデザインまでお手頃価格で購入できるので、毎シーズンとても人気ですよね。
自宅で洗濯可能とされている商品が多いですが、実際に自宅で洗濯したら縮んでしまったという声を良く耳にします。
縮む原因を、プチプラだから素材が良くないのでは?と思っている人もおられるようですが、それが原因ではありません。
ユニクロカーディガンが洗濯で縮む原因は、ウール素材の特質が影響しています。
ウールはとてもデリケートな素材なので、一般的な洗剤を使って洗濯すると繊維にとって必要な油分までを取り除いてしまいます。
すると、生地がゴワゴワして縮んでしまう特徴があります。
また、ウール素材は水分を吸収すると繊維が広がる特徴があります。
ウールの繊維が広がったカーディガンが洗濯機の中で他の洗濯物とぶつかり合うと、繊維が絡み合ってしまい、その影響で縮んでしまうことが洗濯すると縮んでしまう原因となります。
ユニクロカーディガンを縮ませない洗濯方法
ユニクロカーディガンを縮ませないためには、普段のお洗濯とは分けておくことが必須です。
カーディガンのようなニットのアイテムでは、洗濯機の使用が可能と書かれていた場合でも、そのまま洗濯機に入れて通常コースで洗濯すると、どうしても縮みやすいのです。
洗濯するときには、おしゃれ着用の中性洗剤(エマール・シャレボンなど)を使用して、洗濯コースは、ドライコースやデリケートコースといった、優しく洗うコースを選びます。
また、脱水時間は出来る限り短めにしておいた方が良いでしょう。
汚れや臭いが気になるという場合には、洗面器などにぬるま湯をはり、おしゃれ着用の中性洗剤を少量入れて混ぜた状態に、カーディガンを入れて押し洗いをします。
そのあとに、洗濯機を使用するとより効果的です。
洗えるニットとはいえ、ニット素材はTシャツやタオルなどとは違って繊細なのです。
ちょっとだけ手間をかけることを心がけてくださいね。
この方法で、縮んだニット生地が少し伸び、ふわっと柔らかくさせることができます。
この方法は毎回の洗濯で行うのではなく、万が一、カーディガンを縮ませてしまった場合の応急処置として試してみてください。
ユニクロカーディガンが縮んだ時の対処法
ユニクロカーディガンが縮んでしまったという場合、どうにかして元に戻す方法はないのかと気になりますよね。
完全に元どおりのサイズに戻るかどうかは保証できませんが、おすすめの対処法がありますよ。
②リンスで薄めたぬるま湯の中にカーディガンを入れて浸し、20~30分ほど放置します。
③そのあと、優しく3~4回程度すすいでください。
④脱水するときは、手で軽くしぼり、タオルを挟むなどして余分な水分をとります。
そして、平干しをして乾かしましょう。
少しだけ縮んだ程度というくらいであれば、アイロンのスチーム機能を利用して伸ばすこともできます。
アイロン台にカーディガンをのせて、直接アイロンを当てずに蒸気を与えるという方法です。
ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、髪の毛にヘアアイロンを当てるようなメカニズムです。
ユニクロカーディガンを洗濯するときの注意点
先程、ユニクロカーディガンを洗濯するときに縮ませない方法を説明しましたが、ユニクロカーディガンを洗うときには、他にもいくつか注意してほしい点があります。
以下の内容に気を付けることによってカーディガンが長持ちしますので、できていないものがあればぜひ取り入れてみてください。
洗濯用ネットに入れること
洗濯機のおしゃれ着コースで洗う場合でも、必ず洗濯用ネットに入れて洗うようにしてください。
洗濯用ネットの選び方も重要です。ニット生地は繊細なので、洗濯中にひっかけてしまうことがないよう、網目が細かい洗濯用ネットに入れることもポイントです。
また、カーディガンを畳んだ状態で入れて、大きすぎず小さすぎないくらいのサイズの洗濯用ネットを選びます。
そうすることで、カーディガンが洗濯用ネットの中で激しく動き回ることがなくなるので、生地への負担が減ります。
中性洗剤を使用して優しく洗うこと
おしゃれ着用の中性洗剤で洗うと、縮みにくく色落ちしにくいというメリットがあります。
カーディガンにニット生地への負担を和らげてくれます。
また、汚れや臭いが気になる際は、洗濯機を回す前に、中性洗剤を溶かしたぬるま湯にカーディガンを浸して、優しく押し洗いをしてください。ゴシゴシこすらないようにしましょう。
温度に気をつけること
洗うときには水~ぬるま湯で洗ってください。
温度は30度くらいまでにしておきましょう。お湯の方が汚れを落としやすいと言われますが、
40度くらいの温度だと生地に負担がかかるので、縮んでしまうこともあります。
洗濯し終えたら、速やかに干すこと
洗濯が終わってからしばらく放置していると、シワになったり、型崩れの原因になります。
速やかにカーディガンを広げて、優しくシワを伸ばしましょう。
平干しをすること
カーディガンのニット生地は繊細で、乾いていない状態では伸びたり縮んだりしやすくなっています。
そのため、乾かすときには平干しをするようにしましょう。
平干しをする場所がないという場合には、ハンガーを2本使い、2本をまたぐように挟んで干してください。
ハンガー1本に着せるようにして干すと、水分の重みの影響を受けて身丈や手の長さが長くなることがあります。
まとめ
この記事では、ユニクロカーディガンを縮ませないための洗濯方法や、縮んでしまった場合の対処法を紹介しました。
ユニクロカーディガンを洗濯したら縮んでしまったという声をよく耳にしますが、洗濯で縮む原因は、プチプラだからという理由ではありません。
カーディガンなどに使われるウールの素材はとてもデリケート。
一般的な洗剤を使って洗濯すると繊維にとって必要な油分までを取り除いてしまったり、水分を吸収すると繊維が広がって絡み合ってしまうなどして、縮んでいきます。
ユニクロカーディガンを縮ませないためには、普段のお洗濯とは分けておくことが必須です。
洗濯するときには、おしゃれ着用の中性洗剤を使用し、洗濯機のコースは、ドライコースやデリケートコースといった、優しく洗えるコースを選ぶようにしましょう。
また、ユニクロカーディガンを洗うときには、サイズの合った洗濯用ネットを使用する・洗濯を終えたら速やかに広げて平干しをすることも心がけてください。
カーディガンの素材はデリケートですので、ちょっとした工夫が必要です。
今回ご紹介した内容に気を付けるだけでカーディガンは長持ちしますので、ぜひ実践してみてくださいね。
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