3月といえば、ひな祭り。
娘さんのために、雛人形は飾りたいですよね。
でも雛人形って、思っている以上に場所をとってしまったり、マンションやアパートに住んでいる方だと、収納場所がないと困ってしまうという方も多くいらっしゃると思います。
さらに、雛人形の収納には細かい作業が多いイメージもあったりしますよね。
そこで今回は収納場所がなくても雛人形を収納する工夫から、雛人形を収納するときの注意点についてご紹介します。
雛人形の収納に悩んでいる人は必見ですよ!
雛人形の収納場所がない!適切な保管場所とは?
はじめに、雛人形を適切に保管する方法についてご紹介します。
ご自宅に以下の場所があるか、確認してみてくださいね。
風通しが良く湿気のない場所
風通しが良く湿気のない場所を選びましょう。
なぜなら、湿気や結露によって、雛人形にカビが生えてしまう危険性があるからです。
せっかく、購入した雛人形も、カビが発生し、使用できなくなってしまっては、元も子もありませんよね。
ですから窓のそばや水回りに近いところは、湿気が多くなっているので避けてくださいね。
ただ、湿気がないと言っても、乾燥しすぎた場所も雛人形には良くありませんので、ヒーターやエアコンの風が直接当たるところも避けてください。
直射日光が当たらない場所
直射日光が当たらない場所というのも大切なポイントです。
雛人形に使用されている衣装は、直射日光に当たると色あせたり、劣化する恐れがあります。
日当たりの良いリビングやベランダ近くも、収納場所としては不向きです。
また、ダッシュボードなどに収納したまま、直射日光に当たるところへ保管することもおすすめできません。
寒暖差があまりない場所
寒暖差がない場所も重要なポイントです。
寒暖差が大きい場所で保管すると、木材の部分がゆがむ恐れや、割れや、剥がれが起きる恐れがあります。
なので、窓の近くの寒暖差が起き場所やエアコン、暖炉などが完備されているところも避けましょう。
雛人形をコンパクトに工夫した収納方法とは?
次に、収納場所に困っているという方に、雛人形をコンパクトに工夫した収納方法をご紹介します。
引き出しケースに収納する
引き出しケースに収納する方法も、コンパクトに収納できます。
雛人形が入っていた元箱は人形を傷つけないようにと、余裕を持たせて収納されているので、元箱のまま収納しようと思うと、収納にかなりの幅をとってしまいます。
そこで雛人形の元箱を処分して、引き出し式のフィッツケースに収納することをおすすめします。
お雛様などの人形の収納方法は、雛人形が壊れたり型崩れしないように気泡緩衝材で包みます。
そして、細かい飾りはジッパー袋などに収納し、それらをまとめて、引き出しケースに収納すれば完成です!
収納場所を取る場合は小分けにして収納する
収納場所をとってしまう場合は、小分けにして収納することもおすすめです。
雛隠形は人形・飾り・土台など様々な部品で組み立てられています。
それぞれの部品を小分けにして、ジッパー袋や気泡緩衝材で包装し、小分けに収納することで収納場所をとらずに、コンパクトにすることができますよ。
化粧ケースのお雛様はケースのまま収納する
最近では、化粧ケースに入っている雛人形もよく目にします。
お手元にある雛人形が化粧ケースに入っている場合、そのまま収納することをおすすめします。
なぜなら、雛人形をしまう時も出す時も、そのままの状態で管理することができるから時短になりますし、ガラスケースと雛人形を別々に収納すると、余計に収納スペースを取ってしまうので、化粧ケース入りの雛人形の場合は、そのまま収納がおすすめ。
ただ一つ注意する点として、化粧ケースがガラスで使用された場合、衝撃などでガラスが割れてしまう恐れがあります。
なので、そのような化粧ケースを利用されている方は、ダンボールや気泡緩衝材で包むなどしてから収納するようにしてください。
おすすめは、気泡緩衝材で包んだ後にダンボールにしまうことです。
そうすると、化粧ケース自体も汚れにくいので一石二鳥ですよ。
雛人形を収納するときの注意点!
収納場所が決まったら、次は収納です。
ここでは雛人形を収納するときの注意点について、ご説明します。
収納するときは天気が良く乾燥した日を選ぶ
収納するときは、天気が良く乾燥して日を選んでください。
雨の日や湿気が多い日に収納してしまうと、そのままカビやシミの発生を進行させてしまう恐れがあります。
ですからなるべく、天気が良く乾燥した日を選んでくださいね。
収納する前にホコリや汚れを落とす
収納する前は、必ずホコリや汚れを落としましょう。
このとき、必ず布手袋を着用してください。
雛人形はとっても繊細です。
直接、雛人形の頭や手足に触れてしまうとシミになってしまう恐れがあるだけでなく、ホコリが残っていると、虫が寄ってきてしまい虫食いの原因となります。
さらに残っているホコリに湿気が触れてしまうと、これまたシミの原因にもなります。
虫食いやシミの原因を避けるためにも、必ずホコリを落としてから収納してくださいね。
ほこりを取る時は手袋をはめて、毛バタキや羽根バタキで、優しくホコリをとってください。
化学繊維のハタキを使用すると、ホコリの取りこぼしが多いので、なるべく化学繊維のハタキは使用しないようにしましょう。
収納ボックスには防虫剤を忘れずに!
秋のボックスに防虫剤を入れることも忘れないでくださいね。
防虫剤を入れないと、衣類の繊維や雛人形の髪を食べてしまう虫が発生してしまいます。
なので、必ず防虫剤は入れてください。
ただ、防虫剤を入れるときに、雛人形に直接防虫剤が触れることのないように気をつけて下さい。
また、雛人形の持ち物・台・お道具セット・ぼんぼり・桜・橘など、樹脂製のものを使用している場合は、ナフタリンが溶けてしまう可能性があるので、防虫剤は入れなくて大丈夫です。
雛人形、そのものを収納するものに防虫剤をご使用ください。
雛人形の収納に欠かせないおすすめの防虫剤
防虫剤と言っても、たくさんあり、その中には雛人形に不向きな防虫剤もあります。
実は衣類用の防虫剤の中には、雛人形の衣装に使われている金銀糸と化学反応を起こすものがあるのです。
ですから、必ず【人形専用の防虫剤】を選ぶようにしましょう!
そこで最後に、おすすめの防虫剤をご紹介します。
ニオイがつかない 人形用防虫剤 わらべシートタイプ
ニオイがつかないシートタイプの防虫剤です。
人形に防虫剤のニオイが付かないのは嬉しいですよね。
さらに人形のキズ・ホコリ・匂いからも守ってくれる防虫剤だけでなく、カビの発生も抑えてくれますよ。
人形専用の防虫剤なので、雛人形にも安心して使用することができちゃいます。
タンスにゴンゴン 人形用防虫剤
有名なタンスにゴンゴンの防虫剤。
イガ・コイガ・ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブムシ・シミの害虫から守ってくれます。
効き目も1年間有効なので安心して使用することができますね。
五月人形にも使えちゃうし、緑茶消臭エキス配合だから、収納時のニオイもスッキリ消臭してくれますよ。
ムシューダ 人形用
ムシューダの人形用防虫剤。
人形用なので金糸・銀糸が使用されている雛人形も安心して使用できます。
また、こちらも有効期限が1年間なので、防虫剤を取り替える必要もありません。
お取り替えシール付きだから、薬剤の取り替え時期がわかるのは嬉しいですね♪
まとめ
いかがでしたか?
雛人形の収納は注意する点も多く、すごく大変な作業ですよね。
でもせっかくの、高級な雛人形。
収納するときに一つ一つの細かい作業が、雛人形を長持ちできる秘訣です。
ぜひ、雛人形を大切に長持ちさせてくださいね。
そして、お子様にとって素敵なひな祭りが過ごせますように♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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