入学シーズンの到来で『入学祝い』を渡す方も多いですよね。
そこで入学祝いを渡すときに必要になるのがのし袋ですが、100円均の「のし袋」を使っても大丈夫なのか?気になったことがある方も多いと思います。
今回は入学祝いの「のし袋」に100円均ののし袋を使うことは失礼にあたるのか?のし袋の選び方や書き方も合わせてご紹介します。
気になっていた方はよかったら参考にしてみてくださいね!
入学祝いのし袋100均は失礼?
まずはじめに、入学祝いに100均ののし袋を使うことは失礼なのでしょうか?
実はこれには、正解はありません。
失礼にあたると考える人もいれば、失礼ではないと考える人もいます。
・100均ののし袋は、作りが悪いくて安っぽい
・他のご祝儀袋と比較すると、安物だとわかりやすい
・袋の中の金額にふさわしいのし袋にすべき
・大切なのはお祝いする気持ち
・自分がもらっても気にならなかった
・誰が100均ののし袋だったかなんて覚えていない
といった声がありました。
なので、これが正解!といった明確な答えはありませんが、
・大事なのは気持ち
・中の金額にふさわしいのし袋を使う
この2点に注意して、のし袋を選んでいただけると良いと思います。
入学祝いおすすめののし袋の選び方は?
次に、入学祝いにおすすめののし袋の選び方についてみていきます。
入学祝いののし袋は、一般的に紅白の水引を使います。
とくにおめでたい場合や贈る金額が大きいときは、金銀の水引を使う場合もあります。
そして、中の金額が一万円以内の場合は、封筒に水引が印字されているカジュアルなデザインのものを使用しても大丈夫です。
しかし、2万円以上の場合、水引と中袋がついている華やかなのし袋がおすすめです。
つまり、金額が一万円を超える場合はなるべく豪華なのし袋を、一万円以内の場合はカジュアルなものを選ぶようにしてください。
のし袋は豪華であればあるほど良いというわけではないので、中の金額に見合ったものを選ぶようにしましょう。
入学祝いのし袋の書き方は?
小・中学生のし袋の表書きの書き方
小・中学校の入学祝いののし袋の表書きは、「御入学祝」「入学御祝」「祝御入学」などが一般的です。
四文字は縁起が悪いと気になる場合は、「御 入学祝」のように、一文字だけ少し離して書くと良いでしょう。
高校生・大学生のし袋の表書きの書き方
高校生・大学生ののし袋の表書きの書き方は、小・中学生同様に「御入学祝」「入学御祝」「祝御入学」とすると良いでしょう。
また、高校や大学への入学の際は、受験している場合がほとんどです。
もしも第一志望に合格したのなら、「合格御祝」「祝合格」としても喜ばれること間違いなしです。
ただ、入学が決まった学校が第一志望なのかどうかわからない場合は、「合格御祝」「祝合格」と書くのはやめておきましょう。
無難に、「御入学祝」「入学御祝」「祝御入学」と記入するようにしましょう。
入学祝い中袋に金額の書き方
中袋には「表面」と「裏面」があります。
金額は表面に記入します。
数字の部分は旧字体で、他の部分は大字(重要書類に使う漢数字)で書きます。
例えば3万円を入れた場合には、「金参萬圓也」となります。
あまり書き慣れていない文字なので、しっかりと確認してから書くようにしましょう。
入学祝い中袋に名前や住所の書き方
名前や住所は、裏面の左下に記入します。
縦書きで記入しましょう。
ハガキを書くときと同じように書けば大丈夫です。
記入する項目があらかじめ印刷されている場合は、それにならって書きます。
また中袋の裏面に金額の記入欄がある場合は、その記入欄に記入し表側には自分の住所と名前を書きます。
表面と裏面に記入するものが逆になるので、しっかりと確認してから記入するようにしましょう。
中袋がない場合の対処法
一般的に、中の金額が5,000円以下であれば、中袋がないのし袋でも大丈夫です。
また、友達同士で「お返しは必要ない」という場合に、中袋に入れずに渡すこともあります。
そして、中袋がない場合は、のし袋の裏面に住所と金額を直接書きます。
中心よりも左側に縦書きで記入します。
氏名は表に書いてあるので、書く必要はありません。
入学祝いにのし紙や水引は必要?
一般的に、入学祝いはとてもおめでたいことなので、のし紙はつけた方が良いです。
水引は蝶結びで、赤と白が5本、もしくは7本結びのものを使います。
のしは「縦長六角形」がついていることを確認しましょう。
また、先ほどもちらっと説明しましたが、現金を包むためにのし袋を使う場合は、金額によって少しデザインを変えます。
■二万円以上であれば、水引が取り外せて、上包みと中袋が分かれるのし袋を選びます。
※金額に見合ったのし袋を使用しましょう。
のし紙やのし袋は入学祝いを受け取った際に、品物より先に目にします。
相手に気持ちよく受け取ってもらうためにも、マナーがあっているのかしっかりと確認してから渡すようにしましょう。
入学祝いの正しい包み方は?
最後に、入学祝いの正しい包み方をみていきます。
多当折(たとうおり)型ののし袋を使う場合、袋を折る順番やお札を入れる方向にはマナーがあります。
間違えると失礼にあたりますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
また、入学祝いを直接渡すときに大事なのは“ふくさ”です。
袋のまま入学祝いを渡すのは、相手に受け取ることを強制していることになってしまいます。
ふくさは、礼節を重んじているという心遣いをあらわすとともに、のし袋のくずれや汚れを防ぐこともできます。
一枚持っておくだけで何かと便利なので、もしお持ちでない場合はご用意しておくことをおすすめします。
続いて、正しい包み方について順にご説明します。
まずはのし袋の外包の折り方です。
外包の裏の折り方は上を先に折ってから下を折ります。
この折り方は、慶事のときの折り方で、「幸せが受け止められますように」といった願いが込められています。
そして、お札の入れ方は、のし袋の表側とお札の表側(肖像がある側)がそろうように入れます。
つまり、「お札を出したら真っ先に肖像が見える」と覚えると良いです。
また、中のお札は新札を使います。
新札は銀行や郵便局でしか両替ができません。
前もって早めに準備しておくようにしましょう。
まとめ
今回は、入学祝いについてご紹介していきました。
最近は100均でもとても可愛らしいのし袋が売られていて、必要がなくてもあれこれ欲しくなってしまうほどです!
親しい間柄の方には、デザイン重視で可愛らしいのし袋を選ぶのも良いかもしれませんね。
特に若い方には、可愛らしいデザインののし袋はとても喜ばれます。
また、もしも迷いに迷って決められない場合は、「一番大事なのは気持ち」ということを思い出して、あまり深く考えすぎないようにしてくださいね。
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