節分といえば恵方巻に豆まき!年が明ければあっという間に節分です。
豆まきは豆を煎る(魔目を射る)というのが由来で、豆を鬼の目にぶつけることで鬼を滅し邪気(鬼)を払い、無病息災を願うという意味があります。
豆まきの豆の種類は地域によって違いがあり、関東・東海・関西・中国・四国など関東より南の地域は『大豆』が多く、北海道・東北・新潟・鹿児島・宮崎など雪の多い地域と九州の一部の地域では『落花生』が多かったです。
雪の多い地域では「大豆だと雪に埋もれて掃除が大変だから」という理由で、殻付きの落花生を投げるのだとか。面白いですね!
ただ、ついつい食べ過ぎちゃうってことありませんか?
そこで節分の豆を食べ過ぎると体に与える影響やどんな症状が起こるのか?アレルギーについても調べてみましたよ。
また余った大豆の保存方法や、おやつのレシピについて紹介したいと思います。
節分の豆の食べ過ぎるとどうなる?体に起こる影響や症状
大豆は健康によさそうだし、カロリーも低そうなイメージがありますよね。
健康志向が高まっている現代では、健康のために豆乳を飲んだり、飲食店でもソイラテや豆乳鍋、ソイミートなどもよく見聞きするようになりました。
節分の炒り大豆は素朴な味なのに、なぜか止まらなくなってつい食べ過ぎてしまいがちです。
豆を食べ過ぎると体にどのような影響があるのでしょうか?
調べてみると、とくに女性の方には知っておいてもらいたい情報がたくさんありました。
ホルモンバランスが乱れる
大豆イソフラボンは、女性ホルモン『エストロゲン』(卵胞ホルモン)に似た働きをするという特徴があります。
美肌効果やシワの面積が少なくなるなど、女性には嬉しい効果があります。
美肌といえば、豆乳イソフラボンの化粧水や乳液などがドラッグストア等で販売されていますよね。
ほかにも骨粗しょう症や更年期障害のリスクを軽減するなど嬉しい効果がある反面、過剰に摂取しすぎると肌荒れや月経異常、自律神経の乱れが起こる場合があります。
体重増加
ダイエットに向いていそうなイメージがある豆ですが、実はカロリーは低くありません。
炒り大豆100グラムあたり約430キロカロリーだそうです。
430キロカロリーがどのくらいなのか調べてみたところ、マッ〇のポテトMサイズと同じくらいでした。
大豆だからと言って油断しないでくださいね!
ちなみに落花生のカロリーは100グラムあたり581キロカロリーもありました。
落花生で豆まきをしているみなさん、食べ過ぎには気を付けてくださいね!
腹痛・下痢の原因になる
大豆には不溶性食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内の便のカサとなり、便通を改善するほかにも、腸内の善玉菌のエサとなる重要な栄養素です。
もちろん適量を摂取すればメリットがありますが、摂取しすぎると腸を刺激し、下痢や便秘になってしまうこともあります。
ガスが溜まる
上記でも説明した通り、大豆には食物繊維が多く含まれています。
腸内細菌による過剰なガス発生や、腸の働きが活発になることで、いつも以上にガスが腸内を移動しておならがとまらない!なんてことになってしまうかもしれません。
アレルギー症状を引き起こす
イソフラボンの過剰摂取はアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
アレルギーをもっていない人でも慢性的な過剰摂取が続くと、アレルギー症状を引き起こす可能性があるので、食べ過ぎにはご注意ください!
歯の汚れの原因になる
イソフラボンはポリフェノールの一種で、歯に着色しやすいという性質があります。
たくさん食べているとステイン(着色汚れ)の原因になります。
イソフラボンの1日の摂取量は40mgです。これは納豆2パック程度です。
納豆2パックくらいなら、ペロリと食べられてしまう量ですよね。
イソフラボンを適量摂ることは子宮がんや乳がん予防にもなります。
しかし摂りすぎはホルモンバランスが乱れたり、病気のリスクがあがる可能性があるので、1度にたくさん食べるのではなく、毎日少しずつ食べるのが理想です。
節分の豆が余ったときの保存方法
福豆の賞味期限は未開封の状態で約6ヵ月~1年となっています。
開封後は湿気や雑菌を吸収してしまったり、虫がつく恐れもあるので、できるだけ早めに食べてしまった方がいいと思います。
でも炒り大豆って余ってしまいがちですよね。
そこで美味しさを保つことができる保存方法はないのか調べてみたところ、密閉できる容器か保存袋に入れ、冷暗所(1~15℃)または冷蔵庫で保存するのがいいということが分かりました。
しかし、冷蔵庫に入れればもう安心!ではなく、冷蔵庫に長期間いれておくと乾燥しすぎて固くなってしまったり、風味が落ちてしまうので、やはり早めに食べるのが良さそうです。
見た目は問題ないと思っても、中に虫がわいていたり、カビが発生している場合もあるので注意が必要です。
味が酸っぱく感じたり、変なにおいがするなど、いつもと違うと感じたら破棄するようにしましょう。
余った節分の豆のアレンジおやつレシピ♪
そのまま食べてももちろん美味しい豆ですが、大量に食べるのはさすがに飽きてしまいますよね。
節分の豆が余ってしまったら、ひと手間加えておやつを作ってみるのがオススメです。
今回はこどもも大好きな味で、簡単に作ることができるレシピを紹介します♪
福豆ショコラ
・福豆 80g
・砂糖 大さじ1
・水 小さじ1
・ミルクチョコレート 50g
・お湯(湯煎用)
・ココアパウダー 適量
①.フライパンに砂糖と水をいれ、弱火にかけます。
②.砂糖が溶けてきたら火を止めて福豆を入れます。白っぽくなるまでよく混ぜ合わせます。
③.ミルクチョコレートを細かく刻み、湯煎で溶かします。
④.③を②にいれてなじむまで混ぜ合わせます。
⑤.クッキングシートを敷いたバットに4をいれ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて30分冷やし固めます。
⑥.固まったら手でほぐし、ボールに入れます。
⑦.ココアパウダーを入れ、全体になじんだら完成です。
福豆を洋風に大変身させちゃいました!
節分後のバレンタインにも使えそうですね♪
節分豆クッキー
・豆 100g
・バター 100g
・砂糖 50g
・卵 1コ
・薄力粉 100g
①.節分豆をフードプロセッサーで粉々にします。
②.室温に戻しておいたバターを練って、クリーム状になったら砂糖を加えます。
③.バターと砂糖がなじんだら卵をいれて混ぜます。
④.③と①と薄力粉をさっくり混ぜ合わせます。
⑤.180℃で余熱したオーブンで約20分程焼いたら完成です!
豆だけではなかなか食べないお子さんもクッキーにすれば、喜んで食べてくれること間違いなしです!
余った豆の使い道に困ったら、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は節分の豆まきに使われる大豆について調べてみました。
年の数を食べる、と言われたりしますが余ってしまうとついポリポリと食べ過ぎていました。
豆は健康にいい!というイメージがありましたが、食べ過ぎは体によくないことが分かったので、これからは適量を美味しく食べたいと思います。
豆まきを楽しんだあとは保存方法を守って、おやつにレシピに挑戦してみると長く、飽きることなく楽しむことができそうですね。
いつも余りがちな福豆も、これからは躊躇うことなく購入したいと思います。
コメント