冬は布団やジャケット、シュラフなど暖かく大活躍するダウン。
一冬越してしまいこむ前にキレイに洗濯をしておきたいですよね。
クリーニングに出すのが手っ取り早いですがそのぶん、コストもかかりますのでお家での洗濯にチャレンジしてみましょう。
ダウンはふかふかしているので洗い辛そうに思えるかもしれませんが、ポイントを掴めばぷかぷか浮かずにしっかり洗えます。
洗う時のポイントをご紹介しますので是非参考にしてみてください♪
ダウンを洗濯するとぷかぷか浮くのを防ぐ洗い方を紹介！
ダウンを洗濯機で洗うときのポイント
ダウンジャケットは洗濯の仕方を誤ると、内部のダウンが絡まり塊になり固くなってしまいます。
そうなるとふかふかのダウンもぺったんこに潰れてしまい、せっかくのダウンも台無しになりかねません。
そうならないためにもポイントをしっかりチェックしておきましょう♪
洗濯タグをチェック
洗濯の基本として、まずは洗濯表示（洗濯タグ）をチェックしてみてください。
ダウンの場合の多くは洗濯機バツマークや手洗いマークが付いているでしょう。
自己責任になりますがダウンジャケットなど表地がナイロンやポリエステルの場合は、このあとご紹介するやり方で自宅で洗うことも出来ます。
浮き防止
ダウンは、水鳥の羽毛が入っているため水に浮く性質を持っています。
洗濯中に浮いてしまうと水面から飛び出ている部分は洗濯できなくなってしまい、洗いムラが出てしまいます。
浮かないようにするためには、まずダウンを綺麗に折りたたみバスタオルで包みます。包んだものを洗濯ネットに入れてから洗濯機に入れるようにしましょう。
こうすることによって、バスタオルが水を吸い込み重石代わりになるためダウンも沈んでくれます。
なるべくジャストサイズの洗濯ネットを使用すると洗濯中のずれや型崩れを防いでくれます。
また目が粗い洗濯ネットの方が、洗浄液が浸透しやすいため汚れが落ちやすいのでおすすめですよ。
洗剤
洗剤の中に漂白剤や蛍光剤が含まれていると、ダメージを受けてしまう可能性があります。
必ず、中性洗剤を使用するようにしましょう。ダウン専用の洗剤もありますよ♪
おしゃれ着用の洗剤であれば漂白剤や蛍光剤が含まれていないものが多いため使用可能です。
ただし、いずれも事前にしっかり成分表示を確認してから使用するようにしましょう。
乾燥
ダウンの洗濯で一番気を付けなくてはいけないのが乾燥の仕方です。
特有のふかふかを保つためには、乾燥の仕方に注意を払う必要があります。
ダウンはとても繊細で切れやすいため、なるべく脱水機は使用しないようにしましょう。
使用したとしても、最大2分くらいまでにしておくと良いでしょう。
脱水後は、丁寧に形を整えて、型崩れしないようハンガーなどにかけて完全に乾くまで吊って陰干しします。
天気次第ですが乾くのには2日ほどかかりますので、事前に天気予報をチェックしておくことをおすすめめします。
ダウンを洗濯機で洗濯する洗い方
実際にどのような手順で洗うかをご紹介します。
①．ダウンジャケットの場合、全てのチャックやボタンを閉めフードなど取り外せるものは取り外し、形を整えて折りたたみます。
引っかかり生地を傷めるのを防止するためです。
②.折りたたんだダウンをバスタオルでくるみジャストサイズの洗濯用ネットに入れます。
もしくはダウンを洗面容器の中の水につけて、ある程度水を吸わせておくという手もあります。
※洗濯槽の中で浮いてこないようにするためです。
③.洗濯機に入れたらスイッチをオン！ドライモードか手洗いモードで洗濯しましょう。
このモードがない場合はソフトや丁寧など、通常モードではないものを選びます。
④. すすぎが完了したらダウンジャケットを取り出し手でほぐします。
羽毛が固まってしまうのを防ぐためです。脱水機を使用したい場合は30秒～最大2分までにしましょう。
あとは形を整えてハンガーなどに吊って日陰で完全に乾くまで干しておきます。
ダウンを洗濯しても襟汚れが気になる場合の対処法
襟はどうしても汚れがついてしまいがちですよね。
襟汚れが気になる場合は、洗濯機を回す前に手で予洗い（前洗い）すればすっきり汚れが落ちます。
予洗いするには、まず洗面器に洗剤を入れて洗剤液を作ります。
スポンジに洗剤液を含ませて汚れが気になる部分を軽くたたくように洗剤を馴染ませます。
生地を傷めてしまわないように柔らかいスポンジを使用し、こすらないように注意しましょう。
汚れがひどい場合は、石鹸を直接こすりつけるようにして洗うのも効果的です。
洗い終わったら、40℃程度のぬるま湯（もしくは水）で表面の泡が完全になくなるまですすぎます。
終わったら日陰で完全に乾くまで干しましょう。
ダウンを洗濯機で洗うのにオススメの洗剤と柔軟剤
一般的な洗濯洗剤の液性は弱アルカリ性ですが、ダウンのタンパク質にダメージを与え羽毛を傷めてしまいます。
おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用しましょう。
合わせて柔軟剤を使うことで仕上がりがよりふっくらしますので、ダウン特有のふかふかを保つためには柔軟剤を使うことをおすすめします。
ダウンの洗濯におすすめの洗剤
ダウンに使えるおしゃれ着洗い用の中性洗剤は各メーカーからたくさん出ています。
「アクロン」「エマール」「ボールド」など、おうちにひとつはあるのではないでしょうか。
ドライマークがついた洗濯物用の「ハイ・ベックゼロ」もダウンの洗濯には最適です。
また、モンベルが販売している「O.D.メンテナンス ダウンクリーナー」やTOKOの「ECOダウンウォッシュ」、ReviveXの「ダウンクリーナー」などのダウン専用の洗剤もありますので、こだわりたい方は専用の洗剤を使用してみてはいかがでしょうか。
いずれも、ラベルをよく確認してから購入するようにしましょう。
ダウンの洗濯におすすめの柔軟剤
ダウン専用洗剤を使用して洗濯した場合は、適度な油分が含まれているので柔軟剤を使用する必要はありません。
ただし、中性洗剤を使用した場合には油分が落ちてしまうため、柔軟剤のチカラを借りて油分を調整する必要があります。
基本的にはどの柔軟剤でも使用可能です。
「レノア」「ハミング」「デュランス」など色々ありますが、香りがつくものもありますのでお好みの香りの柔軟剤を選ぶと良いでしょう。
ダウンも自宅で洗濯可能♪正しい手順で綺麗に洗濯しましょう
一見洗濯が難しそうなダウンでも、ポイントをおさえればお家で上手に洗濯することが出来ます。
ちなみにダウンは水鳥の胸に生えている羽毛で作られています。
水鳥の大きさによって前後しますが、1羽からの摂取量は約5～10ｇと言われており大変貴重なものです。
さらに吸湿発散性に大変優れておりたくさんの空気を含んでいるためとっても軽量。
寒い冬でも冷たい水の中でぷかぷか浮いていられるのはまさにこの羽毛（ダウン）のおかげなんですね。
ダウンの羽毛には「グース」と「ダック」の2種類ありますが、「グース」の方が身体も大きいため羽毛のサイズも大きく密度もあり良質とされています。
冬の寒い時期にはジャケットや布団、シュラフなどダウンにはとても助けられていますね。
ダウンは正しい手順でしっかり汚れを落として形を整え保管しておけば、長く着用できるものですので、丁寧に洗濯して次使用する時まで大事に保管しておきましょう♪
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