日常的に使用することが多いエコバッグですが、知らない間にエコバッグは汚れてしまいます。
そのため定期的に洗濯する必要がありますが、洗濯した後なのにまだ気になる臭いがしてしまうことも・・・。
せっかく洗濯したのにまだ臭いが気になるとかなりショックですよね。
実はしつこい臭いには原因があります。
原因をしっかり理解して臭い取りをきちんと行えば洗濯した後の気になる臭いも消えて清潔に使用できますよ。
そこで今回はそんな臭いの原因や、洗濯しても落ちないニオイの臭い取りについてご紹介します。
洗濯しても臭いが落ちない原因は?
エコバッグに染み付いたニオイは、魚や肉類、油などが主に臭いの原因と考えられます。
魚や肉は汁などから雑菌が繁殖しやすく、魚や肉に含まれる成分が劣化、菌の繁殖により強い臭いの原因となってしまいます。
油は一度染みつくと繊維の奥深くでそのまま固まってしまいます。そのため油の臭いは消えにくく洗濯してもなんか臭い、といった状況になってしまいます。
また、エコバッグに多い素材のポリエステルは吸水性、発散性が低く一度吸収した汚れなどを外へ発散する力が少なくなってしまいます。
だから臭いも残りやすくなってしまうんですね!
洗濯では取れないエコバッグの臭い取りの方法
洗濯しても臭いが残ってしまった時はげんなりしてしまいますよね。
ですが臭い取りの方法を知っていればげんなりすることもなくすっきり綺麗に清潔に!
それぞれの臭いの原因別に臭い取りの方法をご紹介したいと思います。
肉や魚臭いエコバッグの臭い取りの方法
肉はそのものには臭いは少なく、どちらかというと雑菌の方が気になるのではないでしょうか。
洗濯する前に中をきれいにして気になるようであれば、別洗いをするのもいいのではないでしょうか。
反対に魚は肉と比べてかなり臭いが残りやすくなってしまいます。何回洗濯しても良い匂いなのは最初だけ・・・ということも少なくありません。
そんな時に使える方法を記載しますね。
魚臭さで困った場合は一度試してみてくださいね。
■酸素系漂白剤
■お湯
お湯の温度は毛や絹の素材でなければ50度程度が目安です。
酸素系漂白剤は注意書きを見て濃度の濃いほうを使用します。お湯の量も注意書きをよく見て分量に気を付けて下さい。
すぐに取り出さずつけ置き時間を30分~2時間程度様子を見ながらおいておきましょう。
終わった後はよくすすいで、風通しのいいところで陰干しをして下さい。
またこの他にも重曹をとかした重曹水や酢水でも効果があり、つけ置いた後通常通り洗濯機で洗濯するという方法もあります。
油臭いエコバッグの臭い取りの方法
続いて油の臭いについてですが、油の臭いも一度の洗濯では取りにくい臭いの1つですよね。
しっかりめに油の臭いを取りたい時の方法を記載していきます。
■洗濯用固形石鹸
■粉末タイプの酸素系漂白剤
■たらい
■ゴム手袋
■洗濯板
■お湯(40度と70度のもの)
1.たらいにつけおき用として70度のお湯と酸素系漂白剤を入れておきます。
2.できたところにエコバッグを入れ約2時間ほどつけ置きしておきます。
3.つけ置きが完了したらゴム手袋を装着して、軽く揉み洗いし、新しい水ですすいで洗剤を落とします。
4.次に、空にしたたらいに新たに40度ほどのお湯を入れ洗濯用の固形石鹸をつけ、洗濯板でゴシゴシ手洗いします。二回ほど手洗いすると頑固な油もしっかり落とせます。
5.手洗いが終わったら水でしっかりすすいで洗剤が残らないようにしてください。
6.最後は洗濯機で普通に洗濯しましょう。できればすすぎの回数を増やしておくのがおすすめです。さらに洗剤などが気になる方は別洗いにしてもいいかもしれませんね。
7.洗濯が終わったら出来れば天日干しで風通しのよいところに干しましょう。日光の殺菌効果も利用して殺菌、消臭を行いましょう。湿っていることがないように表も裏も完璧に乾かすようにします。
万が一天日干しが出来ない場合は、しっかり乾かしてから消臭スプレーをしておくようにしましょう。
洗濯できないエコバッグの臭い取りの方法
今までは洗濯できる前提でしたが、洗濯できない素材のエコバッグを持っている方も嫌な臭いが染みついてしまった時に対応できる、臭い取りの方法をご紹介していきたいと思います。
洗濯できなくても臭い取りが出来ればとても嬉しいですよね。
使用するものによっては素材を傷めてしまう場合もあるので、これからご紹介する方法にエコバックの素材が適しているか、注意して臭い取りすることをおすすめします。
重曹を使う
重曹には中和作用と静菌作用という効果があり、この二つが気になる臭いに効果的なんです。
腐敗臭などは酸性の性質を持っていますが、重曹はアルカリ性の性質を持っているので中和されることによって消臭効果が得られます。
また、重曹には雑菌の活動を抑える効果や湿気を吸い取る作用により、雑菌の繁殖もしにくく出来るということから洗濯できないエコバッグにも嬉しい方法ではないでしょうか。
重曹の使い方ですが、粉のまま使う方法とスプレーにして使う方法がありますが、食品を入れることも多いエコバッグにはスプレーの方が向いてるのではないかと思います。
200mlの水に小さじ二杯(約8g)の重曹をボトルに入れて振り混ぜるだけで簡単にできちゃいます。
このスプレーを振りかけてハンガーなどにかけしっかり乾かすだけでも臭い取りができますよ。
また、うまく臭いが消えていないと感じた場合は、沸騰させるとアルカリ度が上がり、消臭効果がアップします。
なので使いたい分量の水と重曹を鍋に入れ沸騰させたものを冷まして、ボトルに入れて使用してみて下さい。
重曹を使う際の注意点としては水に溶かすと約1カ月、粉のままだと約3カ月で消臭効果がなくなってしまいます。
スプレーは使い切れる程度の量を入れて、1カ月たったら入れ替える必要がありそうです。
襟垢汚れを落とすスプレーを吹きかける
頑固な襟垢に使用されるスプレーも、実は臭い取りに効果が期待できるものです。
油脂汚れとタンパク質を分解する酵素のあるもの、イオンの力で臭いを中和し無臭化できるものや、特に臭いの原因となる雑菌を元から殺菌してくれるものを選ぶことでかなり効果的に臭い取りを行う事ができます。
注意点としては、使用したスプレーが使用後洗濯必須のものではないかどうかを、きちんと見る必要があります。
使用するものは食品などを入れる事のあるエコバッグなので、出来れば天然由来のものなどを選ぶと良いかもしれませんね。
炭を使う
脱臭効果のある炭を使用してみるのも一つの方法です。
黒い炭は酸性なのでアルカリ性の臭いを消臭し、白い炭はアルカリ性なので酸性の臭いを消臭してくれます。
色々な臭いが混ざっている場合は、両方を入れても問題ありません。
炭はキッチンペーパーなどで包み、2~3日バッグの中に入れておくことで消臭効果が得られます。
お茶の葉やコーヒーの粉を使う
こちらは既に使った後のお茶の葉やコーヒーの粉を使用するものなので、コスパはとてもいいのではないでしょうか。
お茶の葉やコーヒーの粉を炒めてお茶パックなどに入れてバッグに入れるか、お茶の葉はビニール袋に入れたバッグに直接振りかけてビニールの口を閉じ、数日おいておくと消臭効果が得られます。
注意点としてはお茶パックで使用する際、2週間に一回の入れ替えが必要となりますので注意してください。
まとめ
洗濯してもしつこい嫌な臭いも、臭い取りをしっかり行えば消臭することが分かりました。
洗濯しなくても消臭できる方法は、日頃から使えるものも多いので洗濯までの殺菌、消臭などにも役立てそうですね。
清潔なエコバッグでお買い物も快適に出来るのはとても嬉しいですね。
臭いの原因に合わせて方法を選んで、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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