2020年から実施される新学習指導要領により、学校での授業時間が増加します。
それにより子どもの学習量も増えていくことから、今まで以上に家庭学習を充実させることが求められていますね。
そして、家庭学習を効率的に行う為に「自主学習ノート」を作ることが注目されています。
東大に進んだ子や学力トップの都道府県などでは、小学生の内からノートを取る習慣がついていることが分かっています。
そんな自主学習ノートとは一体どんなものなのでしょうか?
自主学習では何をすればいいのか?先生に褒められる自主学習とはどんなものなのか?
✅自学学習ノートの簡単作り方のポイント
✅自学ネタのテーマ
✅先生に褒められる自主学習
✅小5年小6の自学ノート例
をご紹介します。
自学学習ノートの簡単作り方のポイント
自学ノートとは「自主学習ノート」のことを指し、毎日課題として出題されている小学校も多いです。
そこで今回は自学ノートの書き方のポイントについて詳しく見ていきましょう。
自主学習ノートとは
自主学習ノートとは、宿題が終わった後に子どもが自由にテーマを決めてまとめるものです。
その日の授業の内容、明日の授業の気になるところを自分なりにまとめて書くので予習復習となりますよ。
親が「これをやりなさい」と言うのではなく、子ども自身が何をしようか考えてまとめることがとても重要ですね。
自学のネタ(テーマ)の基本とは
王道は学校の予習・復習です。
算数は、計算・図形・文章問題など。
理科は、星座・植物観察・天気など。
社会は、歴史上の人物・地形・国旗など。
また、自分の好きなことを深掘りするのもいいです。
ゲーム、動物、魚、本など人には何かしら夢中になるものがあると思います。
「好き」を深掘っていくと、新たな発見があり更に好きになること間違いなしですよ。
そして、身近な出来事について調査するのも良いです。
身の回りにはさまざまな不思議が転がっているので、当たり前に目を向け改めて知るきっかけに身近な出来事をテーマに自学をするのも良いでしょう。
自主学習ノートを作るときのポイント
「自主学習ノート」は、基本的にどんな内容でも構いません。
身近にある物に対する疑問を取り上げることで立派な自学ネタになります。
また、授業内容を少し掘り下げて調べるだけで、レベルの高い学習内容になりますよ。
調べたことに自分の考えを混ぜてまとめる
調べ学習をしたら、授業で習ったことや身近な生活に関することなどを、自分なりの観点で掘り下げて調べ、まとめていくのが大切です。
ユニークさや内容の濃さは、その人それぞれの感性が影響するので、人とは内容が被りにくく自分自身も毎日飽きずに取り組むことができるでしょう。
身近にある疑問も立派な自主学習ネタになる
子どもは好奇心旺盛で、色々な物に対して興味を持っています。
毎日生活していく中で「なんで?」と感じることも多いのではないでしょうか。
その疑問は十分自学ノートのネタとして使えます。
また、身近にある疑問を解決していくことで生活に関する知恵も身につき、自分の疑問を解決する能力も身につきます。
生活での疑問の多くは理科や社会などの科目に通じることも多いので、楽しんで学ぶということにもつながるでしょう。
自分の好きなこと興味のあることも自主学習ネタになる
自分の好きなことや興味のある分野について調べるというのは非常に簡単です。
勉強をする上で楽しく学ぶという意識は重要なので、自学ノートでは自分の好きなことについて調べてみましょう。
好きなことをネタにする例を、いくつか挙げてみると次のようなものがあります。
・スポーツが好き→オリンピックの歴史について調べてまとめる
・歌を歌うのが好き→音楽記号や曲について調べる
楽しく面白いと感じられる内容をネタにすることで、簡単に取り組むことができ効率よく新しい知識を吸収することが可能ですよ。
先生に褒められる自主学習【小5】自学ノート例
子どもも親も「自主学習」を難しく捉えがちですが、身近にネタはゴロゴロ転がっています。
日々の疑問をメモして調べる習慣付けができるとネタにも困らないですよ。
自学のネタ【国語】
国語ではより複雑で専門的な内容について学習します。
日常生活に必要な一般常識についても、それまで以上に学ぶようになるでしょう。
「熟語を使用した文章の作成」「気になったニュースについて考えたこと」「漢字を使用した短文づくり」などはどうでしょうか。
国語の自学ポイントは学んだ知識を、自分で使えるレベルまで落とし込むということですよ。
自学のネタ【算数】
算数の自学ノートネタは、
「計算練習」「図形を調べる」「立体の展開図を書く」などがおすすめです。
高学年になると、次第に空間把握能力が高まっていきます。
そして立体図形の展開図を書いたり問題を解いたりすることにより、空間把握能力は向上していきますよ。
また計算練習はいつまでも継続して取り組むことが大切です。
自学のネタ【理科】
理科は、高学年になると新たに加わる教科です。
理科は身近で調べられるネタが多く、スマホや図鑑を利用すると簡単に調べられます。
観察は定期的にネタを更新できるのでおすすめです。
絵を描くとスペースを埋められますね。
自学のネタ【社会】
これも高学年になると増える教科のひとつです。
しかし社会は、調べた内容をノートに写すだけなので、簡単にできる自学ネタの1つです。
例えば、テレビ番組・トラベル本や歴史本の内容を簡単にまとめて1ページにできます。
表や日本地図・国旗などでスペースを埋めることもできますね。
先生に褒められる自主学習 【小6】自学ノート例
小学6年生にもなると、知っていることも増え、自分で調べる力もかなりついてきていると思われます。
でも、だからこそそれなりの内容を求められたり、自主学習ノートの発表もあったりとなかなか気が抜けません。
自学のネタ【国語】
国語は、1年生から今までの漢字の復習や、教科書にでてくる物語の作者について調べてみるのもありです。
例えば、「四文字熟語と意味」「季語を使ったあいさつ文」「令和から前の元号の意味」などもいいですね。
自学のネタ【算数】
ネタが何も思いつかないときは、ドリルの復習もおすすめです。
また「アラビア数字の成り立ち」「地球から太陽・月までの距離」「いろいろなものの速さ」「郵便番号の意味」などもいいです。
自学のネタ【理科】
身近な疑問や授業で教わらないジャンルを深く調べることで、ネタ切れを防止できます。
例えば、「東京にすむツバメ」「太陽系惑星の大きさ」「上流にいる魚の習性」「つかめる水の正体」「太陽光なしでレタスを育てる方法【LED】」「臓器の役割」などのネタがあります。
ひとつのテーマを自主学習ネタに取り上げる場合、まとめ的な内容と1つずつ深く調べあがることで、数回分のネタを確保することができます。
自学のネタ【社会】
6年生では日本国憲法や衆議院・参議院・三権分立など習います。
1つずつ細かく調べてみるといいネタになりますね。
まとめ
自学ノートは基本的にどんな内容のものでも構いません。
予習や復習、演習に使うという人も多いでしょう。
自分の好きなことや興味を持っていることについて取り上げ、楽しく家庭学習を進めていければ良いですね!!
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