大塚製薬の「カロリーメイト」はご存じですか?
手軽に栄養を補給できるため、食事の時間がとれないときに便利です。みなさんも、一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
やせる為に食事代わりとしても重宝しますが、カロリーメイトばかり食べてると「かえって太る」との噂もあります。
ダイエットのためにはじめたことが、逆効果になるなんて悲しいですよね。
そこで、カロリーメイトをうまく取り入れるにはいつ食べるのがいいのか?メリットやデメリットなど詳しくご紹介していきます。
そこで今回は、カロリーメイトをうまく取り入れるポイントを、詳しくご紹介していきます。
カロリーメイトは太る!?太るの?やせるの?本当はどっち?
食事代わりとして便利な「カロリーメイト」。
ダイエットに役立つと話題になった一方で、食べると太るともいわれています。
カロリーメイトが太るというのは本当なのか、カロリーメイトには5種類のフレーバーがありますが、いずれもカロリーは同じです。
2本入りのカロリーメイトの場合、1箱あたりのカロリーは200kcalです。
ですので、食べ過ぎは肥満につながります。
ごはん1杯(150g)のカロリーは252kcalのため、カロリーメイトを3本食べるとごはんより高カロリーになります。
主食となるごはんやパンなどの代わりにカロリーメイトを摂る場合は、2本程度にとどめましょう。
カロリーメイトばかり食べているとどうなるの?体に悪いの?
バランス栄養食品と呼ばれるカロリーメイトですが、やはり食べ過ぎると良くありません。
カロリーメイトの食べ過ぎで起こる5つのデメリットをご紹介します。
ニキビ、吹き出物ができる
カロリーメイトの主な原材料は小麦粉です。
小麦粉には「アミロペクチンA」というでんぷんが含まれており、血糖値を急上昇させる働きがあります。
急上昇した血糖値を下げるため体は「インスリン」というホルモンを大量に出すのですが、そのインスリンが他のホルモンを刺激し結果、皮脂の分泌が促進されてしまうのです。
肌が脂っぽくなってしまうことで、ニキビやブツブツが出来やすい肌になります。
太る
バランスよく栄養を取れるカロリーメイトですが、1本あたり100kcalです。
なかなかのカロリーですが量が少ないため満足感が出ず、何本も食べてしまいがちです。
しかも、2本食べただけで、お茶碗に軽く1杯のご飯(168kcal)よりもエネルギーが高くなります。
1箱に入っている4本全てを食べてしまうと、菓子パンを食べた時と同じカロリーを摂取していることになってしまうのです。
また、小麦粉に含まれる「グルテン」というたんぱく質は、食べた人に高揚感や中毒性をもたらし、食欲増進作用があるので太ってしまうというわけです。
偏頭痛、めまい、疲労感、だるさ
グルテンにより、偏頭痛・めまい・疲労感・だるさが出てきてしまう人もいるようです。
グルテンは消化しにくい性質を持っているため、体内に炎症を起こしやすく、体の不調を招く恐れがあります。
腹痛
腹痛もグルテンの影響によるものです。
グルテンによる炎症で腸が正常に働かなくなり、ガスが溜まりやすくなり腹痛を引き起こします。
また、食物繊維が4本あたり2gと少ないため、カロリーメイトばかり食べていると腸内が掃除されず便秘になってしまうのです。
糖尿尿のリスクが上がる
カロリーメイトには小麦粉だけでなく、砂糖も含まれています。
適度な量なら心配はありませんが、食べ過ぎることで高血糖の状態が続き、糖尿病リスクが上がってしまうのです。
カロリーメイトのメリット・デメリット
何気なく食べているという方が大半とは思いますが、デメリットとメリットを詳しくみてみましょう。
カロリーメイトのデメリット
一つめは、食べるときに水分が必要なことです。
スティックタイプのカロリーメイトは食べるときに結構口の中の水分をもっていかれます。
大したデメリットではないかもしれませんが、忙しい朝にとにかく効率を求める場合、飲み物も必要なのは少し手間かもしれません。
自宅ではなく、職場や移動中などに食べることもある場合は水筒を持って行き、一緒に飲み物を買うなどするといいでしょう。
次のデメリットは、空腹になりやすいことです。
消化が早いこともカロリーメイトの特徴です。
しかし消化がいいことはメリットでもあるのですが、腹持ちの面ではデメリットとなります。
最後に、カロリーメイトはつい食べ過ぎてしまいます。
カロリーメイトのスティックタイプは1箱に4本入っています。
朝食にするのには2本が理想なのですが、袋を開けてしまうとついついそのまま全部食べてしまうこともありますよね。
1本のカロリーがだいたい100kcalで、2本食べるとお茶碗一杯のご飯よりもカロリーが高い計算になります。
1箱を全て朝食で食べてしまうのは肥満の原因にもなりますので気をつけましょう。
カロリーメイトのメリット
カロリーメイトはバランス栄養食とうたっているように、その栄養バランスのよさが大きなメリットです。
5大栄養素と言われる、糖質・脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミンを手軽にバランス良く摂ることができます。
朝食の代表の一つとも言えるおにぎりと比較しても、バランスがとても優れています。
カロリーメイトの賞味期限はスティックタイプのもので製造日から1年、ゼリータイプは製造日から半年とされています。
普段からよく食べるという方にとっては、ほとんど賞味期限は気にしなくていいぐらいでしょう。
安売りされている時などにまとめて買っておくことができるのはメリットですね。
またロングライフという製造日から3年間の賞味期限があるスティックタイプも販売されております。
味や見た目に違いはないようで、こちらは非常食や保存食として、自宅に備蓄しておくのもおすすめです。
そしてカロリーメイトのメリットはその栄養バランスにありますが、簡単におにぎりと比較してみましょう。
カロリーに関しては、カロリーメイト2本で約200kcalでこれはコンビニのおにぎり1個分とほぼ同じです。
細かい栄養素で見ると、おにぎりはほぼ糖質に偏りますが、カロリーメイトは糖質だけでなく脂質/ミネラル/タンパク質/ビタミンと摂取できる点で優位性があると言えますね。
カロリーメイトはいつ食べるのが効果的?
カロリーメイトは、間食がどうしてもやめられないとお悩みの方に、お菓子の代わりとして食べるのがおすすめです。
カロリーメイトは1本あたり100kcalのため、チョコレートの代わりに1本食べると291kcal、チーズケーキの代わりに食べると123kcalのカロリーカットになります。
間食の適量は一日に200kcalが目安なので、カロリーメイトを間食として摂る場合は、一日に2本までなら食べてもかまわないでしょう。
しかし、脂質や炭水化物の摂取量が多くなる点に注意しましょう。
ダイエット中にこれらの栄養素の摂り過ぎが気になった場合は、夕食のごはんの量を控えめにしたり、揚げ物を避けたりして調整することをおすすめします。
カロリーメイトを摂るおすすめの時間帯は、14~15時です。
この時間帯は、脂肪合成に関わる体内物質である「BMAL1」の量が少ないため、間食を摂るのに適していると考えられています。
一方、22~翌2時はBMAL1の量が多くなるため、脂質や炭水化物が多く含まれるカロリーメイトを摂るのは避けるようにしましょう。
まとめ
カロリーメイトはバランス栄養食としてメリットがあるので、毎日の朝ごはんに食べることもおすすめです。
学校や仕事で忙しい時のちょっとした食事としてうまく取り入れるといいですね。
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