魚肉ソーセージはそのまま食べられる手軽さや、賞味期限も長く保存しやすいこと、キャラクターものはシールが入っていてこどもも大喜び!ということで誰もが食べたことがあるのではないでしょうか?
魚肉ソーセージは健康に悪いと言われることもあるようですが、魚だし、栄養価も高いんじゃないの?と思いますよね。
はたして本当に魚肉ソーセージは健康に悪いのでしょうか?
そこで今回は魚肉ソーセージが健康に悪いと言われている理由や、塩分や添加物についても調べてみました。
魚肉ソーセージが健康に悪いって本当?
魚肉ソーセージが健康に悪いかどうか、結論から言うと健康に悪い魚肉ソーセージもありますが、しっかりと選べば健康に良いということが分かりました。
ではなぜ、魚肉ソーセージが健康に悪いと言われてしまうのでしょうか?
その理由を詳しく見ていきたいと思います。
魚肉ソーセージが健康に悪いと言われている理由!栄養価・塩分を徹底調査
魚肉ソーセージが健康に悪いと言われている理由は、塩分と気になる添加物が使われていることです。
気になる添加物とはなんでしょうか?
魚肉ソーセージにはどんな成分がどのくらい含まれているのか、詳しく見ていきたいと思います。
魚肉ソーセージの栄養成分
魚肉ソーセージという名前からも分かるように、魚のすり身で出来ています。
魚が苦手な方でもDHAやEPAを摂取することができ、骨もないので食べやすいですよね。
魚肉ソーセージの栄養成分は
・タンパク質
・カルシウム
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
・EPA(エイコサペンタエン酸)
・ビタミンB2
・ナイアシン
以上が魚肉ソーセージの主な栄養成分となっています。
魚肉ソーセージの塩分量
魚肉ソーセージには100グラムあたり約2.1グラムの塩分が含まれています。
魚肉ソーセージ1本あたり約70グラムなので、1本あたり塩分1.4グラムが含まれていることになります。
これがどのくらい塩分が高いのかというと、
魚肉ソーセージ1本で1日の摂取目標量の約5分の1ということになりますね。
塩分はいろいろなお料理にも含まれているので、魚肉ソーセージ以外からも摂取することを考えると少し多いような気がしますね。
こども向けのキャラクターソーセージは塩分が通常の50パーセントになっているので、お子様にはこちらがおすすめです。
魚肉ソーセージに含まれる添加物
魚肉ソーセージにはどんな添加物が使われているのでしょうか?
身体にどんな影響を及ぼすのか心配ですよね。魚肉ソーセージに含まれている添加物をくわしく見ていきましょう!
リン酸ナトリウム(リン酸塩)
リン酸ナトリウム(リン酸塩)には、魚肉をしっかりくっつける役割があります。
たくさん摂取しすぎるとカルシウムの吸収が悪くなったり、骨粗鬆症になるリスクがある、と言われているので育ち盛りのこどもには注意したいですね。
亜硝酸ナトリウム(発色剤)
亜硝酸ナトリウム(発色剤)は、痛んだ時に黒ずんだりするのを防ぐための添加物です。
食中毒の原因となるボツリヌス菌を抑制する効果もありますが、発がん性があるともいわれています。
できるだけ摂取を避けたい添加物でもあります。
着色料
着色料であるタール系色素と呼ばれる添加物です。
赤色102号はこどもに蕁麻疹を起こさせる可能性があり、外国では食品への使用を禁止されているところも多いです。
赤色106号は食品に使うことができるのは日本だけだそうです。
こちらも発がん性や肝機能障害の危険性があるといわれています。
安全安心な魚肉ソーセージを選ぶポイント
魚肉ソーセージは安心安全なものを選べば、むしろ健康にいい食材だと思います。
安全安心な魚肉ソーセージを選ぶポイントを見ていきましょう。
ポイント①:無添加のもの
添加物が入っているものは絶対に食べてはいけない!というわけではありません。
もちろん添加物の摂り過ぎはよくないですが、食品の安全基準に基づいて添加物の量が決められているので、基本的には安心安全に食べることができます。
しかし最近では植物成分使用の無添加の商品も増えてきています。
できるだけ安全に食べるために、無添加を選ぶ方が安心して食べられそうですね。
ポイント②:魚肉ソーセージに使われている魚の種類を見る
2つめのポイントは、魚肉ソーセージに使われている魚の種類を見ること。
おすすめはマイワシやアジなどの青魚が主原料のものです。
魚の風味がしっかりしていて、DHA・EPAの含有量が多いので中性脂肪が気になる方にもおすすめです。
ポイント③:栄養価の含有量で選ぶ
3つめのポイントは栄養価の含有量で選ぶこと。
魚肉ソーセージは商品によって、タンパク質やカルシウムなどの成分含有量は異なります。
筋肉をつけたい方や減量中の方はタンパク質が多く含まれているもの、骨粗鬆症の予防のためにという方はカルシウムが多めのものを選ぶのがおすすめです。
安全安心な無添加の魚肉ソーセージおすすめ3選!
ここからは安全安心な無添加の魚肉ソーセージおすすめ3選をご紹介します。
「おさかなソーセージ」(ニッスイ)
保存料・発色剤不使用の特定保健用食品です。
トマトリコピンとクチナシの植物性を使って着色しているので安心して食べられます。
常温で保存可能なのも嬉しいポイントですね。
「毎日これ1本」(ニッスイ)
1本でDHA,EPAを1.260mg摂取することができ、塩分も30%カットされています。
普段あまりお魚を食べられていない方におすすめです。
こちらも保存料・発色剤不使用です。
「おさかなソーセージ」(別所蒲鉾店)
保存料・リン酸塩・うま味調味料を使用せず、カツオだし・ゴマ・コショウなどで味付けされた自然な風味が特徴です。
つなぎに卵白を使用していないので、卵アレルギーのある方でも安心して食べられます。
魚肉ソーセージを使った簡単お手軽レシピ
そのままで食べても美味しい魚肉ソーセージですが、ひと手間加えるとさらに美味しく食べることができます。
おかずやおつまみにもぴったりな、魚肉ソーセージの簡単レシピを紹介したいと思います。
魚肉ソーセージチップス
・魚肉ソーセージ
①、魚肉ソーセージを包丁でできるだけ薄くスライスします。
②、耐熱皿にクッキングシートを敷き、切ったソーセージをくっつかないように並べます。
③、電子レンジ500Wで2分ほどチンするだけ!
ソーセージが白く乾燥した状態になれば完成です。
まだピンク色の場合は30秒ずつ追加でチンしてみてください。
パリパリとほどよい固さで、噛むたびに魚肉ソーセージのうまみが広がります。
おつまみにもぴったりです。
魚肉ソーセージ磯辺焼き
・魚肉ソーセージ…1本
・青のり…小さじ2
・てんぷら粉…大さじ3
①、魚肉ソーセージを斜め切りにします。
②、ボウルにてんぷら粉、青のり、水(大さじ3)を混ぜ、1を加えます。
③、フライパンに油(大さじ3)を熱し、2を入れてカリッとするまで焼きます。
少量の油でできるので後片付けも簡単です。
お子様にも人気メニューで、おかずにもおつまみにもなるので覚えておきたい1品です。
まとめ
最近では健康志向が高まり、栄養機能食品や特定保健用食品として認められた商品も増えてきています。
魚肉ソーセージはタンパク質が豊富で低カロリー、カルシウムを強化したものや、塩分カットされたものなど、現在ではいろいろな種類が出ています。
購入する時は栄養情報に注目して、自分にぴったりの魚肉ソーセージを選んでみてください。
健康にもよく、低価格で長期保存も可能な魚肉ソーセージ。
常備しておけば、なにかと使えること間違いなしです!
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