お肉は買いだめして、冷凍保存しておくことが多いですよね。
特に、特売などで安く大量に買いだめした時は、色んな用途に使えるように、賢く冷凍保存したいものです。
そこで今回は、買いだめして冷凍保存したお肉が、どのくらい持つのかや、お肉の鮮度を落とさない冷凍や解凍のコツをご紹介したいと思います。
これから夏に近づき、お肉の保存方法はとても気を使いますよね。
ですからこの記事を読んでぜひ、参考にしてみてくださいね!
買いだめしたお肉を冷凍保存した場合の賞味期限はどれくらい?
冷凍保存したお肉の賞味期限は、約1ヶ月と言われています。
また、ひき肉の賞味期限はさらに短く、約2週間が目安。
家庭の冷凍庫で冷凍する場合は、温度が一定ではない為、肉の酸化や乾燥を防ぐ事が難しいんだそうですよ。
冷凍保存と言っても、思いのほか賞味期限は短いので、冷凍した日にちを記録しておいて、なるべく早めに使い切るようにしましょうね。
買いだめしたお肉の鮮度を落とさない冷凍保存法!
それでは、買いだめしたお肉を、なるべく鮮度を保ったまま冷凍保存する方法と、解凍方法をご紹介したいと思います。
買ってきたパックのまま冷凍しない
まず、お肉の鮮度をしっかり保ったまま冷凍保存するためには、買ってきたパックのまま冷凍するのはNGです。
買ってきたパックには、どうしてもお肉から出た「ドリップ」が付いている事があります。
ドリップは、お肉から出る血のような液体で、そのまま冷凍すると臭みの原因になってしまいます。
しっかりとドリップを拭き取ってから、専用の保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
ラップで小分けにしてから冷凍保存する
冷凍保存する時は、小分けにしておくと使う時に便利です。
鮮度を保つためには、密封する事が大切なので、ラップを使うと簡単に密封することが出来ますよ。
空気に触れる事による酸化を防いでくれたり、霜の付きや臭い移りも防いでくれます。
ラップで小分けにしたら、冷凍保存用の袋に入れて冷凍しましょう。
金属製のトレイを使って急速冷凍する
お肉の鮮度を保つには、急速に冷凍することもコツです。
アルミやステンレス製のトレイは、熱の伝導率がとても高く、冷凍庫の冷気を一気に食材に伝えます。
保存袋に入れたお肉を、金属製のトレイの上に乗せ、冷凍にかかる時間を短くしましょう。
買いだめしたお肉の旨みを逃がさない解凍方法!
せっかく美味しさを閉じ込めて冷凍しても、解凍次第ではお肉の旨みを逃がすことに!
そこで、冷凍したお肉の旨みを逃がさない解凍の仕方を紹介します。
美味しさをキープしたまま解凍できる「冷蔵庫での解凍」
家庭でお肉のおいしさをキープしたまま解凍できる方法で、一番オススメなのが「冷蔵庫での解凍」です。
冷蔵庫の中は、一定の低温で保たれていて、細菌などの繁殖を防ぐ事が出来ます。
ゆっくり低温で解凍することにより、一番おいしい状態の半解凍状態で調理することも出来ますよ。
また、解凍する時に出てしまいがちな、ドリップも防ぐ事が出来て、品質を保ったまま食べることが出来るのです。
急ぎの場合は電子レンジでの解凍
一番のオススメは冷蔵庫での解凍ですが、どうしても時間がない時は、電子レンジでの解凍も可能です。
電子レンジでの解凍は、短時間で出来る反面、解凍ムラが起きやすいデメリットがあります。
解凍ムラを防ぐには、お肉のラップを取り、平らなお皿などに乗せます。そして、電子レンジの解凍モードまたは500Wで、様子を見ながら解凍しましょう。
余裕のある時は「流水解凍」もオススメ
お肉のうまみが損なわれにくい方法として、もう一つオススメしたい解凍方法が「流水解凍」です。
解凍方法は、お肉の入った保存袋のまま、流水に当てて解凍します。
ボールなどを使うと便利ですよ。
流水解凍は、解凍ムラが起きにくく、雑菌の繁殖を防ぎながら自然な柔らかさに解凍することが出来ます。
時間に余裕のある時や、お肉本来の柔らかさを楽しみたいお料理の時は、ぜひ試してみてくださいね。
大量のお肉を買いだめした場合のアレンジレシピ♪
買いだめしたお肉を、ただそのまま冷凍するだけではなく、ちょっとした下味をつけて冷凍しておくと、忙しい平日の夕飯づくりなどに、重宝します。
ここでは、人気の高い味付けで下味冷凍したお肉の、アレンジレシピをご紹介したいと思います。
便利な下味冷凍で「ニンニク味噌醤油」
スタミナをつけたい時には、食べたくなる味付けのアレンジレシピです。
下味冷凍をしておけば、あとは炒めるだけという手軽さ。
さっそく、作り方をご紹介したいと思います。
・豚こま肉:100g~好きなだけ
・玉ねぎ:1/2個
*調味料*
・醤油:大さじ1
・味噌:小さじ1
・お酒:大さじ1
・みりん:大さじ1弱
・砂糖:小さじ1
・コショウ:適量
・にんにく:お好みの量
・しょうが:小さじ1/2程度
【下味冷凍方法と調理方法】
① 調味料をすべて、ジップロックなどの保存袋に入れて、混ぜておきます。
② 豚こま肉と玉ねぎを、保存袋の中に入れて、調味料をしっかり揉みこみます。
③ しっかり馴染んだら、空気をしっかり抜いて平らな状態にして冷凍しましょう。
④ 調理する時は、冷蔵庫解凍か流水解凍で解凍し、フライパンで炒めるだけで完成です!
柔らか下味冷凍で「鶏モモ塩こうじレモン」
爽やかな味付けと、塩こうじの効果で柔らかい食感が楽しめるアレンジレシピです。
・鶏モモ肉:250g
・長ネギ:1本
・レモン:輪切り3つ
・塩こうじ:大さじ2
・みりん:大さじ2
① 鶏モモ肉を一口大ほどの大きさに切り、長ネギは斜め切り、レモンは輪切りにしておきましょう。
② 調味料をジップロックなどの保存袋に入れて、しっかり混ぜておきます。
③ 調味料の中に鶏モモ肉、長ネギ、レモンを入れて揉みこみます。
④ 空気を抜いて、平らな状態で冷凍保存しましょう。
⑤ 調理する時は、冷蔵庫で解凍して、フライパンなどで炒めるだけで完成です!
お子様の大好きな味付け「カレーバターチキン」
お子様に人気の、カレー味の下味冷凍チキンのアレンジレシピです。
食欲のわく味付けで、時短調理でもしっかり栄養の取れるレシピを、ご紹介したいと思います。
・鶏モモ肉:2枚
・バター:適量
・醤油:大さじ1.5
・カレー粉:大さじ1弱
・おろしにんにく:お好みの量
・おろししょうが:お好みの量
・塩コショウ:適量
【下味冷凍方法と調理方法】
① お肉以外の全ての調味料を、ジップロックなどの保存袋に入れて、しっかり混ぜておきます。
② 鶏モモ肉を保存袋の中に入れて、しっかり調味料を揉みこみます。
③ 保存袋の空気を抜いて、平らな状態にして冷凍保存しましょう。
④ 調理する時は、冷蔵庫で解凍して、フライパンなどで炒めるだけで完成です!
調理する時に、さらにバターを加えると、コクが出て美味しいですよ!
まとめ
さて、買いだめしたお肉の冷凍方法や解凍方法、便利な下味冷凍方法などをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
お肉は特売などで、大量に買いだめすることが多い食材です。
お肉の鮮度を保ったまま冷凍できれば、普段の献立にお肉が不足することが無いので便利ですよね。
お肉の鮮度を保つコツは、ドリップを取り除き、冷凍までの時間を短縮することです。
また、下味をつけてから冷凍することで、お肉を柔らかい状態に保つことが出来たり、忙しい時でも色々な味のレパートリーを楽しむ事が出来ます。
今回ご紹介したアレンジレシピは、子供から大人まで人気の高い味付けです。
献立に迷った時用に、冷凍庫にストックしておくと重宝しますよ!
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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