“グリーンダカラ”は、サントリーが『日常生活の水分補給』というコンセプトで販売している清涼飲料水です。2012年4月の販売開始以来、人気商品となっています。
甘みがあり、みずみずしい果実感とすっきりした味わいが特徴です。
水分補給としてはもちろんのこと、熱中症対策にも効果のある飲料となっていて、基本のサイズは600mlで、大きな2lタイプも販売されています。
いまの季節は飲む頻度は少ないかもしれませんが、夏場はよくコンビニやスーパーで買っていた方も多いのではないでしょうか?
最近、健康志向が広まってきて、「清涼飲料水やグリーンダカラ体に悪い」という情報を見かけることもありますが、本当にグリーンダカラは体に悪いのかでしょうか?
✅グリーンダカラは本当に体に悪いのか?
✅グリーンダカラを飲み過ぎるとどうなるのか?
など調べてみました。
グリーンダカラ体に悪いの?成分やカロリーを紹介!
グリーンダカラは本当に体に悪いのでしょうか?
まず、成分を確認しましょう。
果汁(ぶどう、レモン)、果糖、食塩、うんしゅうみかんエキス、ゆずピール、シークワーサーピール、ドライトマトエキス/香料、ピロリン酸鉄
原材料を見る限り、体に影響のある成分は入っていないように見えますが、身体に悪いと言われる理由について確認してみましょう。
グリーンダカラは甘みがあり、糖分が多く含まれています。
そのため、糖尿病に悪い影響があるのでは?と言われています。
確かに飲みすぎると糖分を多く摂ることになるのであまり良くありません。
グリーンダカラの成分には糖質が表示されていませんが、食物繊維が入っていなそうな飲料の場合は、ほぼ炭水化物が糖質になります。
グリーンダカラの炭水化物は、100mlあたり4.9gです。カロリーは90Kcalです。
500mlのペットボトルなら19.5gになります。角砂糖が1個3~4gなので、角砂糖5個ぐらいです。
大さじだと1杯9gなので、約大さじ2杯になります。
砂糖だけ切り取って考えると、なかなか糖分量が多くてびっくりしますね。
グリーンダカラに含まれる糖分は“果糖”で、“フルクトース”とも呼ばれています。
ショ糖と呼ばれている砂糖に比べて甘さが強く、1.5倍の強さを誇ります。
適量を取ることで、体のエネルギーとなり基礎代謝の維持や脳機能を安定させますが、摂り過ぎは糖分過多となるので注意が必要です。
糖分を摂り過ぎると血液中の余分な糖分がタンパク質と結びつき、血液がドロドロになりやすくなります。
血液がドロドロになると、体に様々なダメージを受けます。
例えば、肌のくすみや、シワといった老化の原因になったり、血管のダメージは、動脈硬化につながり、心筋梗塞などの可能性も高まります。
その他にも、骨が影響されれば骨粗しょう症、目では白内障やドライアイなど様々なリスクが生まれます。
さらに、果糖はブドウ糖にくらべて10倍以上のスピードでタンパク質を糖化させます。
糖化とは、
血液中の余分な糖と体内のタンパク質がくっつくと、AGE(Advanced Glycation End Products)という物質がつくられる。
これが糖化という現象で、糖化が進むということは、AGEが増えるということ。
このAGEこそが、シワやシミ、たるみなどの肌老化をスピードアップさせる悪玉物質のこと。
グリーンダカラを飲み過ぎると太る?飲み過ぎるとどうなるの?
清涼飲料水、ジュースを飲むより身体に良さそうで、ついついお茶やお水代わりに飲んでしまう方はいらっしゃいませんか??
グリーンダカラのカロリーは100mlあたり18kcalです。500mlのペットボトルなら90kcalです。
バナナのカロリーは86kcal(1本あたり)になるので、グリーンダカラ1本(500ml)とバナナ1本が大体同じカロリーになります。
またこのカロリーがどのくらいの運動になるかというと、10分間クロールか背泳ぎをする運動量にあたります(体重60kgの人で消費カロリー84kcal、)
このカロリーは炭酸飲料に比べれば低めですが、飲み過ぎるとカロリーの摂り過ぎで+太ることになります。
何でも、飲み過ぎは良くありません。適量を楽しむようにしましょう♪
グリーンダカラの一日の適量はどれくらい?
適量って、具体的にはどのくらいの量なのでしょうか?
グリーンダカラは、他の炭酸飲料と比べると甘さも控えめなので、結構飲んでも大丈夫なのでしょうか。
糖質だけで考えると、あまり運動しない成人の1日の糖分の摂取量は約280~310gほどといわれています。
軽い運動をしている場合は350~380gほどです。
このことから、単純計算で一日グリーンダカラを10本以上は飲めますが、グリーンダカラだけじゃなく糖質は他の食事でも摂取しますよね。
ちなみにご飯一杯だけで約50g前後、おかずなどで+α、これを3食にするとあっという間に300g前後はいきますね。
よって他の食事とのバランスもありますが、基本的には1日1本(500ml)がグリーンダカラの適量なのではないでしょうか。
糖質だけで考えると、お菓子やその他のジュースも飲む場合は1日1本でも多い場合もあるかもしれません。
グリーンダカラを飲むベストタイミングは?
グリーンダカラはスポーツドリンクとして飲む方も多いと思いますが、運動の時に飲むのか、始まる前?終わった後?どちらがいいなどあるのでしょうか。
ここでも、グリーンダカラの糖質量で考えてみましょう。
一般的に糖質や塩分が飲み物全体の2.5~8%だと、運動前に補給しておくと良い飲み物ということになります。
体液とほぼ同じ浸透圧で、発汗によってミネラルを失う前に、事前に補給しておくと効率よく吸収できるからです。
そして糖質や塩分が2.4%以下だと、運動中や運動直後の水分補給に向いています。
発汗で体液が薄くなっているので、その分、濃度の低い飲料を飲むと早く吸収しやすいです。
そして グリーンダカラは、糖質やナトリウムの量が安静時の体液と同じ濃度で作られています。
安静時の体液と同じ濃度で作られているため、汗が出ていない時に水分・糖分・塩分の吸収が良くなります。
つまり、汗をあまりかいていない時、具体的には、「運動前」と「長時間の運動時」に飲むと良いですよ。
まず運動前に飲む場合は、30分前までに飲むようにしましょう。直前に水分をとり過ぎていると、胃が重くなり運動しづらくなります。
また、飲む量は、250mlから500mlが目安になります。
一気に飲むのではなく、少しずつ飲みましょう!!
また、運動する1時間前にグリーンダカラを飲むと、運動中と運動後の疲労を最小限に抑えられます。
グリーンダカラの糖分では問題ないのですが、糖分の高いジュースなどを飲むと運動してからすぐにインスリンショック(血糖値が急激に下がる)を招く恐れがあるので注意しましょう。
次にグリーンダカラを長時間の運動の時に飲むと、エネルギー補給されることで高いパフォーマンスを維持できます。
ただ、長時間の運動でも、汗をかくような激しい運動や暑い日の場合は、血糖値が急に上がって体に負担をかけるようになる可能性があるので、注意が必要です。
運動中の飲料で、日本体育協会は塩分が0.1~0.2%(100mlあたりのナトリウムは40~80mg)含まれたものを推奨しています。
グリーンダカラは0.1%の塩分を含んでいるので、運動中に適した飲み物と言えます。
汗が一気にでるようでなければ、長時間の運動にグリーンダカラを選びましょう♪
まとめ
緑色の爽やかなパッケージでお馴染みの“グリーンダカラ”、何といっても美味しいので、たくさん飲みたい気持ちはありますが、飲み過ぎず適量を守って楽しく賢く、毎日の水分補給に役立てたいですね♪♪
グリーンダカラと共に運動の習慣も身に付けて、健康な毎日を過ごしましょう!
コメント