遠足や行楽などに持っていくお母さんが作ってくれたおにぎり。
アルミホイルに包まれていると、なんだかワクワクして懐かしい感じがしますよね。
でもアルミホイルにおにぎりがくっついて食べにくかった経験はありませんか?
そこで、
✅おにぎりがアルミホイルになぜくっつくのか?
✅おにぎりがアルミホイルにくっつかない包み方
✅アルミホイルに包んだおにぎりの日持ちはどれくらいなのか?
✅アルミホイルで包まれたおにぎりの温め方
✅アルミホイルでおにぎりを包むのは体に悪いって噂は本当なのか?
など、くわしく見ていきたいと思います。
おにぎりがアルミホイルになぜくっつくの?
おにぎりをアルミホイルで包むと、ご飯粒がくっついてしまうことがありますよね。
アルミホイルにくっつくのは、おにぎりの温度に原因があります。
炊き立てほかほかのご飯で握るおにぎりはおいしいですが、そのまますぐに包んでしまうと、温かいご飯から粘り気が出て、アルミホイルにくっついてしまいます。
なぜなら、湯気が出ている温かい状態のおにぎりをアルミホイルに包むと、水蒸気の逃げ場がなくなってしまい、水気が取れ無い状態になってしまうからです。
その水気がおにぎりに残る事で、おにぎりに粘り気が発生してしまい、アルミホイルにくっついてしまうのです。
これがアルミホイルにご飯がくっつく原因だったのです。
そして、アルミホイルに直接お米を入れて、そのままおにぎりを握ってしまうと、上手く握れないどころか、アルミホイルがちぎれてしまう可能性もある為やめておきましょう。
おにぎりをアルミホイルで包むなら裏表どっち?
おにぎりを包むときにアルミホイルを使うと、裏表どっちで包めば良いのか迷ったことある人も多いはずです。
アルミホイルはよく見ると、光沢面とつや消しの面の2面あります。
光沢があるかないかで裏表を判断すると思っている方が多いのですが、厳密にいえば「アルミホイルに裏表という決まりはない」のです。
アルミホイルの光沢面は、作る際にローラーが当たった面だというだけで、特にどちらが裏か表かなどは決まっていません。
そこで、おにぎりを包む時はどちらの面が良いのか気になりますが、裏表が特にないということで、光沢面、つや消し面共に「どちらを使用してもOK」なのです。
おにぎりがアルミホイルにくっつかない包み方を紹介
ある程度冷ましてからおにぎりをアルミホイルで包めば、おにぎりがアルミホイルにくっつく事は回避できますよ。
ただそれでも時間が無い場合や忙しい時は冷めるまで待てないかもしれません。
そんな時にアルミホイルにちょっとした工夫をする事で、温かいおにぎりがアルミホイルにくっつかなくなります。
その方法は大きく3つありますのでご紹介します。
アルミホイルをくしゃくしゃにして広げてから包む
おにぎりを包む前にアルミホイルを1度くしゃくしゃにして広げ直します。
そうすることで、お米との接点が少なくなり、お米がアルミホイルにくっつきづらくなります。
くしゃくしゃにして再度広げる方法ですが、広げる時に破けやすくなっているので、破片がちぎれて混入してしまう事もありますので注意しましょう。
くしゃくしゃにした分、元の大きさよりも小さくなってしまう為、アルミホイルは余裕を持った大きさにカットしてから使いましょう。
包む前の作業として少し手間ですが、おにぎりを食べる時にくっついて手間になってしまうよりかは断然良いですね。
少量の油でコーティングしてから包む
2つ目は少量の油でお米、アルミホイルをコーティングしてから包む方法です。
ここでいう油とは、ごま油、サラダ油、オリーブオイルの事です。お米、アルミホイルどちらに塗っても構いません。
アルミホイルの場合は指先で少量の油を取り、まんべんなくアルミホイルに塗っていきます。
そうすることでお米とアルミホイルが接点しなくなり、おにぎりがアルミホイルにくっつかなくなります。
油はお好みですが、一番はごま油がおすすめです。ごまの風味が食欲をそそるので一石二鳥ですよ。
くっつかないアルミホイルを使う
上記で紹介したおにぎりがくっつかない握り方をするのがめんどうくさい…そんな方にはくっつかないアルミホイルの使用がおすすめです。
アルミホイルに吸湿紙を使用することで、べちゃっとしてくっつかないようにしてあるアルミホイルです。
吸湿してくれるという事はくっつかないだけではなく、海苔のシナシナ感も抑えることができますよ。
おにぎりアルミホイルはとても便利ですね。
ご飯に直接油を混ぜ込んでおにぎりを作る
おにぎりを作るとき、何かの食材と混ぜ、別のお皿によそってから作ると思います。
その際に、お米に油を一緒に混ぜ込んで作ってしまえば、お米がコーティングされくっつかなくなります。
量としては、ご飯一合に対し、大さじ1の油で対応できます。
おにぎりを握る前の工程に混ぜ込む事が入っているので、手間には感じないと思います。
アルミホイルで包まれたおにぎりの温め方
アルミホイルは金属です。
金属を電子レンジに入れるとレンジの電磁波を反射して火花が発生し、火災の原因になります。
アルミホイルを電子レンジに入れることは絶対にしないでください。
おにぎりを温めるときは面倒でも、アルミホイルを外してから電子レンジに入れるようにしましょう。
アルミホイルで包んだおにぎりの日持ちはどれくらい?
手作りのおにぎりの消費期限はおよそ12時間とされています。
この場合の保存の条件は、しっかりとした手洗いを行い、清潔な環境で作り、冷蔵庫や保冷剤などで10度以下の環境で保存をした場合の期限です。
作る時の手洗いが不十分な場合や不衛生な環境でおにぎりを作った場合は、食中毒の原因となってしまう雑菌が付着してしまい、保存する環境によっては菌が繁殖して食中毒の危険性も高まります。
おにぎりを保存する場合はアルミホイルで個別に包んで保存しますが、長持ちさせるためには「冷ましてから包む」「すぐ食べない場合は冷蔵庫で保存」する事に注意しましょう。
アルミホイルでおにぎりを包むのは体に悪いって本当?
おにぎりを食べようとしたらアルミホイルが変色していた、なんてことはありませんか?
どうして変色したの?
アルミホイルで変色したおにぎりは体に影響あるの?
アルミホイルは酸や塩分が強い食品に長時間触れると、変色することがあるのです。
これはアルミホイルの元となる「アルミニウム」という金属の酸化によるものです。
おにぎりには塩が振ってあることが多いし、梅干しやしょうゆなども使います。
それにより、アルミホイルが酸化して変色したというわけです。
アルミホイルは酸化すると脆くなり、あまりに長時間放置すると、ぽろぽろと剥がれていきます。
酸化したアルミホイルがおにぎりに付着する可能性はないとは言い切れません。
しかし、アルミニウムはもし体に入っても排出されていくため、中のおにぎりを食べても病気になるなどの健康被害はありません。
まとめ
アルミホイルを使っておにぎりを包む時、なんと言っても保存として長持ちするのが一番のメリットです。
運動会やピクニックでの長時間保存していても美味しさが落ちないのは嬉しいことです。
なぜかというと、アルミホイルは通気性が良く、時間が経過してもおにぎりが水っぽくなりません。
その為、通気性が良いので乾燥しやすく、乾燥していることによって菌の繁殖も防いでくれます。
海苔を巻いたおにぎりでも海苔がべたつかないですね。
ぜひ、アルミホイルでおにぎりを包んでみてください。
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